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久しぶりにスーツをオーダーしました

6年前に製作したONLYのスーツがテカってきたのと、太ったこともあり捨ててしまいました

それをきっかけに久しぶりにスーツを誂えに行きます

現在、私が好んでオーダーしているお店はゼルビーノというところです


スーツは今まで俺のテーラー、ONLYとオーダーしたことがありまして、オーダーのお店選びの結論はスーツの技法が大事だと思っています

とくに、ゼルビーノのスーツは本格的なナポリ仕立でとにかく軽いと感じます

また、生地もカノニコ、ドーメルなどの定番はもちろん、ヴィンテージやデッドストック品もあり面白いものを扱っています

一番安いグレードで4万円ちょっとなので、一度はぜひきてほしいブランドです

わたしはいつもそこの店長と服談義に花が咲いて話し込んで、二時間近く話してしまいます いつも本当にすいません

そしてまだまだスーツは模索段階なので、いつもテーマを決めて誂えています

今回はイギリス生地を使って、王道のブリティッシュスタイルを着てみたくオーダーをしました

いつものごとく二時間悩み、出た結論はこちら


 

落ち着いた青っぽい色で、白と青の薄いストライプ生地にしています
こういうカラーが重なるストライプはブリティッシュの定番だそうです

裏地はシルクのペイズリーを選択で選択しました

シルクだからスレに弱いそうですが、内側なのであまり気にしていません

また普段は長く持たせるためにツーパンツで作るのですがイギリス生地は値段が高いのでワンパンツにします
それでも、普段着てるイタリアの生地よりも固いので長持ちがしそうと判断をしました

そして、丁寧に生きるのがテーマなら出費も減るはずなので、シングルパンツにしてスーツを増やしたりするのもいいなと思い始めました

良いものは長く着たいですからね

そして、今回、店長と話したことは下記の通りです

・最近のイギリス生地は柔らかいものも増えた イギリスらしさを残しつつ、イタリアの軽さも取り入れてる 
固い生地がオールドとするなら、柔らかい生地は現代ブリティッシュ

・チェック柄の生地もイギリス独特の模様 

・薄い青色などは最近のイギリスの色でみられるようになった

・生地は基本的に同じものは作らない 一点ものがほとんど
カノニコだとか大手メーカーは例外 昨年作ったものと今年作った同じものを混ぜて品質を均一化している

・昔作られた生地を再現するという復刻版の生地も存在している メーカー名は出ない

・宮城興業がビスポークシューズから撤退した 社内的にいろいろ事業方向を悩んでるそうです

・納期が普段は1ヶ月待ちだったが、3ヶ月待ちになった おかげさまで繁盛をしている

という具合です

まえまえから思ってることですが、世の中は高いものか安いもののどちらかに今後さらに偏るだろうなと思います

わたしが懇意にしているビスポークシューズ屋も最近話をしたら値段を上げてるにも関わらず、納期が9ヶ月待ちから13ヶ月待ちに変わっていました

良いものは引き続き根強い需要があり、安価なものは大衆に流れていく…という具合です

その良いものを手に入れるには、お金を出すか、時間をかけるのどちらかしかないと思います

それがイヤなら、いいものは先に買って経験するのがいいと思います

わたしはそうしてきたし、今後もそうするでしょう

今回も色々といい刺激をもらえました

本物の人と出会うとお互いに良い気持ちで会話が弾んでしまいます

いろんなプロに囲まれてるので本当に幸せですね

ぜひ、みなさんも自分に合うプロと出会えることを勧めます

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