トラベリングじゃないのか!?バスケのトレンド『ゼロステップ』とは?
バスケといえばボールを持って3歩以上歩いたら、トラベリングという反則になるという事はご存知ですよね?おそらくバスケをあまり知らない人でも周知の事だと思います。
ただそのボール持って3歩以上歩いたらダメということを置き換えて考えてみると…
2歩までならオッケーということです。
その2歩をどう上手く使うかというのは、バスケの中でかなり重要な要素なんです。
大きく踏み出しての2歩だったり、2歩と見せかけて1歩でシュートを打ったり、色んな選手がその2歩の使い方に様々な工夫を加えて、日々バスケは進化していっています。
その進化した形が今のNBAでトレンド化しつつある「ゼロステップ」という技です!
この記事を読むべき人
バスケのゼロステップを詳しく知りたい人と
バスケで新しい技を身につけたい人
ゼロステップとは?
てかゼロステップってなに?
いわゆる0歩目っていうことです。
バスケってそんな技昔からあったっけ?
いいえ、元々なかったです!最近のトレンド技です。
トレンド技かぁ…
で、ゼロステップってどんな技なの?
2歩までしか無理なら0歩目を使えばいいじゃんっていう反則スレスレの無理矢理感のある技です。笑
確かに…無理矢理感のあるネーミング。笑
で、どうやってやるの?
そうですねー、口で言っても難しいのでこれを見てください。
これはステップバックシュートのハイライトなんですが、ほとんどの選手がボールを持ってから1歩、2歩と歩いてからシュートを打っていますよね?
これがゼロステップなんです!
まさに今のNBAではトレンド化しています。
このように色んな選手が試合で使っていますが、これがけっこう難しい技なんですよ。
ボールを持つと同時に踏んだステップを0歩目とする為、ジャンプしてキャッチしたり、少しでもステップが早かったり遅かったりするとトラベリングになります!
ゼロステップはトラベリングじゃないのか?
てか、そもそもトラベリングじゃないの?
違います!それは断言できます!
なぜなら…
ポイント
2018年4月に実際にトラベリングの新ルールが施行され、0ステップは正式に使える事になっているからです。
ただ、「完全に0ステップを使いこなせていたら」の話ですよ。
まぁ、最先端のNBAから流行りだしたゼロステップなので、これがルールって言われればルールなんですが…トラベリングと言われればトラベリングみたいなものですし、本当にグレーな難しいテクニックなんです。
そもそもNBAはけっこうプロとして見せる部分も多いので、トラベリングにかなり寛容な部分もあります。
なのでゼロステップも…
チェック
日本の中学高校の試合でやると、笛を吹かれる(トラベリングになる)可能性もあります。
やはり日本のバスケはけっこう新しいものを取り入れていなかったり、そもそも監督がNBAとか知らなかったりもしますからね。
http://bball-road.com/1920/consult-1/
ゼロステップは本当に審判によってトラベリングになる可能性があるので、あまりにグレー過ぎるゼロステップは試合ではあまりオススメしません。
グレーすぎるゼロステップ(反則スレスレのやつ)
クリーンなゼロステップ(笛吹かれないやつ)
ゼロステップの代表的な選手
ジェームス・ハーデン
ゼロステップといえばジェームス・ハーデンです。
NBAでもゼロステップの先駆けの選手というか、毎試合のように使うので1番に思い浮かぶ選手ですね。
2018-2019シーズン得点王で、平均得点36.1という圧倒的なアベレージを残していることからもわかるように、得点パターンがかなり豊富な選手です。ドライブでもアウトサイドシュートでも、どちらからでも高確率で得点を決めてくるので、止めようがないアンストッパブルな選手です。そんな彼の代名詞がステップバックからのシュートなのですが、そこで毎回のようにゼロステップを使っています。
これを見る限り、グレーですよね?実際アメリカでもハーデンのステップはトラベリングじゃないかとよくテレビなどで議論されています。笑
おそらくハーデンのゼロステップは、世界選手権なんかでは吹かれる可能性も高いでしょうね。
結果、ゼロステップは使うべき?
グレーな感じでここまで紹介しちゃいましたが、そもそもゼロステップは使うべきなのか?
使ってください!いっぱい使ってください!
上でも言いましたがバスケはボールを持ってからの2歩をどう使うかが本当に重要なスポーツです。その2歩を上手く使えば確実にバスケは有利になります!なのでその2歩を使える範囲まで使わなきゃもったいないです!
トラベリングすれすれのラインを狙うのはかなり高度なテクニックではありますが、何度も動画などで勉強してマスターし、試合で使っていきましょう!
まとめ
バスケはやはり試合に勝ってなんぼなんです!もちろんスポーツマンシップは大事なのですが、試合を勝たすことができる選手こそが一流といえます。勝ちに貪欲になりましょう。NBAなど一流の選手達は反則スレスレのラインばかり狙って試合しています!反則にならないなら、そのスレスレのラインまで狙っていかなきゃダメです。そこを狙っていくのも一流の技と言えるでしょう。ゼロステップを習得して一流選手へと一歩近づきましょう!