【スト感想06】2020.07.13 橋下まこさん(広島第一劇場)
2020.07中に、橋下まこさんが広島にやって来ることを聞きつけ、本年浅草正月公演の迫力ある演技を思い出し、再度拝見しようた広島に赴いた。
橋下さんの初見は、どうやら2019.06中の横浜のようなんだが、何せナカジョー君から踏まれ蹴られた記憶しかなく、全く覚えていない(申し訳ない)
で、実質初見の演目…
といっても、浅草ロック座2020年新春公演「騒 Roaring」まで遡る訳だが…
0景の三番叟( #南まゆ #みおり舞 #武藤つぐみ )が終わりいよいよ1景の橋下さんによる「初をどり」。
縁者総出による文金高島田と黒をベースにした和服での初をどり。
全てが壮観。
紅い帯を全員が一斉に、ステージよりほどき投げやるシーンは圧巻そのもの。
(若干私の推しである #西園寺瞳 さんの帯が解きにくそうになってたのはご愛嬌か?)
7人総出の初をどりが終わると、1景メインの #橋下まこ さんが文金高島田の和装のままステージ盆上に横たわる姿が…
「キリッとした目」
緊張感溢れる姿の反面、かかってこいと言わんばかりの表情。
一枚一枚衣装を脱いでいき、盆上での一糸纏えぬ綺麗な表情、そして脚線美。
本人曰く、「和物は苦手」とおっしゃっていたが、
何せカツラと和装がよく似合っている。
将来的には和物を極めてもらいたい逸材だと感じた。また、あの目の表情は、私の中では生涯忘れえぬ表情の一つとなった。
そんな中での広島第一劇場での再会。
1.3が「咲〜emu〜」
2.4が「Casablanca」
咲〜emu〜は、和装に近い演目。
何となくだが、出雲阿国のようか感じ。
袖下で帯をほどき、ステージ中央でクルッと回って足を軽く跳ね上げて、ニコッとして去っていく姿は愛らしい。
また、扇子を使っての表現技法、とりわけふすまの開け閉めの扇子(手)の動きが綺麗に感じた。
bedでは、橋下さんの柔らかな表情で、長い脚を使ってのL字など、長所を遺憾なく使っての演技でした。
Casablancaは、咲〜emu〜と打って変わって洋物である。
サックス の名曲と共に、黒い大きな帽子と黒いロングドレスに着飾った女性ダンサー風の橋下さんが登場。
途中で、赤いドレスに衣装替えするのだが、
いずれもスタイルの良さを遺憾なく発揮している演目。
一瞬だが、2019.12月浅草公演での豊田愛菜さんを彷彿させるような感じがした。
bedでは、昔の映画音楽に乗って徐々に脱いでいき、最後はスワンで決める。
「綺麗だった…」
率直な感想である。
まだこの2演目は初見だったのだが、じっくり見てみたい演目の一つであると同時に、
橋下さんって将来的には、次の次の世代のスーパースターになってんじゃないか?とも思ったりもした。
「咲〜emu〜」「Casablanca」
必見です。
個人的には、和物、極めて欲しいなあ…
と感じた。