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【年収】医師の平均年収 医師になるには👨‍⚕️👩‍⚕️

記事引用は年収ラボより

医師の平均年収(平成27年)

平成27年 医師 年収結果

平成27年の医師の平均月収は85万円、そこから推定される平均年収は1,098万円、推定時給は4,988円でした。

過去の医師の年収推移を見ますと、おおむね年収1,000万円~1,100万円台あたりを安定して推移しています。

医師の年収及び時給は、資格別 年収ランキングでも全資格中1位を記録しており、弁護士と並び、非常に高い水準を記録しています。

職業別の資格ランキングではパイロットに次ぐ2位の年収を記録しています。

一般的な企業勤めのサラリーマンの年収よりも高く、役職では部長クラスとほぼ同等の水準となっています。

研修医後の進路により医師の生涯収入が異なる

医学部卒業後、国家試験にパスした研修医の平均年収は300~400万円程度と言われています。

かつての研修医は無給に近かったのですが、臨床研修の制度が大幅に変更されたことにより、この位の収入が得られるようになりました。

研修医時代の稼ぎの差はあまりありません。収入に差がでてくるのは、研修医を終えたあとの医師としての進路によります。

研修医後の医師の進路

選択1.大学病院の医局勤務
選択2.市中病院勤務

以下では研修医後の進路別のおおまかな収入をお伝えしていきます。

選択1.大学病院の医局勤務の医者の場合

大学病院の医局に進んだ場合の医師の平均的な目安

20代後半~30代前半の医師:300~600万円くらい
講師 :700万円台
助教授:800万円台
教授:1,000万円前後

選択2.市中病院の勤務の医者の場合

市中病院に進んだ場合の医師の平均的な目安

スタート時の医師:600~800万円くらい
5~10年後の医師:1,000万円台
部科長クラスの医師:1,500万円超
院長:2,000万円くらい

※あくまで目安です。勤務先の労働環境により異なります。

開業医の場合

小規模の診療所やクリニックの開業医の場合、ピンキリですが軌道に乗れば平均で年商2,000~3,000万円位になります。しかし、この額が医者の収入としてそのまま懐に入るわけではありません。ゼロから開業するとなると膨大な資金が必要になります。

レントゲン1台、中古でも数百万円、新品なら1,000万円以上します。初期投資に1億円以上かかったという病院も珍しくありません。結局、医師として年商2,000~3,000万円稼いでも手元に残るのはその半分くらいといえます。また、開業後しばらくの間は借入金の返済に追われる日々となります。

しかし、近年では高齢化による福祉事業も盛んです。例えば、医療と福祉を融合させた様々なビジネスチャンスがあります。医師としての本業に加え、周辺知識の研鑽を図りながら事業を拡大することで、従来以上の収入も期待できるでしょう。


医師になるためには

医学部入試 アガルート・メディカルより

医学部受験は難しい

結論として、医学部受験はとても難易度の高いチャレンジと言えます。

日本最難関の東京大学理科三類

大学受験の中でも特にハイレベルなことは、医学部の偏差値からも読み取ることができます。

以下の表は、医学部や関連する学部に合格するために求められる偏差値の目安をまとめたものです。

国公立大学65.0~72.5 私立大学医学部62.5~70.0
薬学部65.0~70.045.0~65.0
看護学部50.0~70.048.0~65.0

薬学部や看護学部も医療にかかわる専門性の高い学問領域のため、全学部の中では非常にレベルの高い学部です。

しかし多くの医学部は、さらに高い偏差値帯に位置づけていることが読み取れます。

最難関の医学部になると偏差値70以上の学力が求められ、生半可な姿勢で臨んでも合格できないことは想像に難くありません。

なお、おおよその目安として偏差値65で上位7%以内、偏差値70で上位2%以内です。

つまり偏差値70の医学部に合格するためには、毎年50万人以上いる大学受験生の中の上位2%、およそ1万位以内を目指すことになるでしょう。

偏差値の高さを分析するだけでも、医学部受験の難しさは十分に理解できますね。

医学部受験はなぜ難しいのか

本章では、医学部受験が難しい理由をいくつかの視点で解説していきます。

医学部ならではの特徴をふまえた理由をそれぞれ理解することが重要です。

受験生からの人気が高いため

医学部は受験生人気が高い学部のひとつです。

医学部の人気の高さの理由としては、社会的意義の大きさや年収の高さ、キャリアアップの選択肢の広さなどが挙げられます。

また、地域社会から高いニーズを誇る医師という職業だからこそ、独立開業して「開業医」というキャリアを歩むこともできます。

強い魅力がある医師になりたい受験生は数多く、医学部は毎年高い倍率を記録しています。

受験生からの人気が高く倍率が高いほど、特定の合格枠に多くの受験生が押し寄せるため難易度が高くなるといえるでしょう。

浪人生の比率が高いため

合格者に占める浪人生の割合が高いのも医学部ならではの特徴です。

年度によって異なりますが、医学部合格者の中で現役生はおよそ3人に1人程度です。

医学部合格者の大部分を占めるのは1浪生や多浪生、または社会人経験や他学部卒業を経て医学部にチャレンジする「再受験者」と言われる受験生です。

受験を何度も経験し、そして何度でもチャレンジする猛者たちが医学部受験に殺到していると言えるでしょう。

以上のように、いわゆる「受験強者」と言える受験生の割合が高いことで、合格ボーダーが高くなり合格難易度が上がっていると考えられます。

面接、小論文が課されるため

医学部受験においては、どんな入試日程であっても必ず面接試験が課されます。

さらに、私立大学を中心に、小論文試験を課す医学部も非常に多く存在しています。

教科学習においては、ある程度決まりきった解答が用意されているため、取り組みやすい受験生は多いでしょう。

一方で面接や小論文については、自由度が高く明確な「解」が存在しているとは言えない試験です。

そのため対策を後回しにして十分な力をつけられなかったり、独学で誤った方向性で対策してしまったりする受験生も少なくありません。

国語・数学・英語・理科・社会という5教科対策に加えて、面接・小論文の対策をしなければならない点が合格難易度を高めている大きな要因と言えるでしょう。

医師国家試験が難関のため

全学部に共通するのは、入学者を選抜するうえで「在学中に学問を全うし、卒業後に活躍できる人材か」を重視している点です。

入学したは良いものの、勉強についていけずにドロップアウトしてしまう学生が多いことは、学生本人の将来にとっても大学にとってもデメリットになるからです。

医学部に置き換えると、入学後に学問を全うして活躍できる人材になれるかどうかを測るには「医師国家試験に合格できるようになれるか」という基準が考えられます。

つまり、医師に求められる知識・経験をきっちり積み重ね、難関試験である医師国家試験に合格するだけの努力ができる人材かどうかを医学部入試で問うのです。

そのため、医師国家試験が難関である以上、入口となる医学部入試も難易度が高くなるのは必然ですね。

医学部受験を突破するためのポイント

難関である医学部受験を突破するためには、以下の3つのポイントが重要です。

・受験情報を常に収集し続ける

・受験指導をプロから受ける

・学習時間の確保を徹底する

それでは、ここからは現役生・浪人生・再受験者それぞれが上述3つのポイントをどう意識すべきか、かみ砕いて解説していきます。

現役生の場合

現役生は、それぞれのポイントを理解して実践することが大切です。

第一に、受験情報を常に収集し続ける点です。

初めての大学入試となるため、浪人生や再受験者に比べて不確定要素を多く感じることは言うまでもありません。

できるだけ受験情報を持っておくことで、不確定要素からくる不安を解消することができます。

受験本番で本来の力を発揮できるよう、事前準備のひとつとして受験情報を徹底的に調べておくことをおすすめします。

第二に、受験指導をプロから受ける点です。

医学部合格という高いハードルを自力で乗り越える力を持つ現役生は決して多くありません。

前述した「情報収集」も、自力で全て実施しようとすると学習時間を圧迫する可能性が高くなります。

受験指導を行うプロは、現役生よりも圧倒的に医学部受験に精通しています。

十分な情報量を持つプロからの指導により、より効果的な受験対策ができるようになります。

最後に、現役生が最も意識しなければならないポイントとして、学習時間の確保を徹底する点です。

部活動や学校行事など、高校生活には魅力的なイベントが豊富にあります。

そのため、しっかりと自己管理を行い学習時間を確保することを意識しないと、あっという間に時間が流れていきます。

志望する医学部に必要な偏差値から学習時間を算出し、適切なスケジューリングを行って確実に学習を重ねていくことが重要です。

浪人生の場合

浪人生が最も意識すべきポイントは「受験指導をプロから受ける」点です。

特に、十分な学習時間を確保していたにもかかわらず医学部に再チャレンジとなった場合、プロの視点が欠けていた可能性が高いです。

「どれだけ勉強しても偏差値が上がらなかった」

「科目で得点できていたけど、面接・小論文で得点できなかった」

といった声は、現役合格を逃した浪人生からよく聞かれる反省の言葉です。

努力が成果に結びついていないという非常に惜しい結果になるのは、やはり努力の方向性の問題です。

医学部受験について「きっとこうだろう」というあいまいな推測をもとにした方向性だと、誤った対策を行う可能性も否定できません。

どんなふうに努力すれば成果につながるかを知っているのは、やはり医学部受験のプロ講師です。

再チャレンジにかける努力をしっかりと成果につなげるため、プロに頼るという選択肢を取ることを強くおすすめします。


実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。 されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによって出来るものなり。 また世の中にむつかしき仕事もあり、やすき仕事もあり。 そのむつかしき仕事をする者を身分重き人と名づけ、やすき仕事をする者を身分軽き人という。 すべて心を用い心配する仕事はむつかしくして、手足を用いる力役はやすし。 故に、医者、学者、政府の役人、または大なる商売をする町人、数多の奉公人を召使う大百姓などは、 身分重くして貴き者というべし。 身分重くして貴ければ自ずからその家も富んで、下々の者より見れは及ぶべからざるようなれども、 その本を尋ぬればただその人に学問の力あるとなきとによってその相違も出来たるのみにて、 天より定めたる約束にあらず。
福澤諭吉著『学問のすすめ』より


江戸時代より、医者は身分が重くして、貴き者というべし、と書いてあります。
医者の身分が高いのは学問の力があるからだとの説明。

このように、人の命に係わる仕事をする医師は、大変尊敬され、それに見合った収入を得られるということなのですが、そのためには、並々ならぬ、勉強に励み、また、その職業に就いてからも、気を緩めず、常に研究をしていかなければならない、大変、ハードな仕事であることが分かりますね。


最後までお読み頂きありがとうございました😊これからも頑張りますので、良かったらスキやフォローをお願いします💖

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