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10月11日、総決起大会で語った衆議院選挙にかける私の想い

以下は、10月11日(金)の午後、八戸市での総決起大会において、私からの挨拶の中で訴えた、今回の衆議院選挙にかける想いです。
動画の内容をもとに、できるだけそのままの言葉で文字起こしをしました(一部、分かりやすい表現に修正させていただいています)。
今回の衆議院選挙が3つの意味で大変重要であることを訴えています。
お読みいただければ幸いです。
なお、実際の動画はYouTubeにアップしております。
こちらも合わせてご視聴いただければ幸いです。

0.はじめに

10月9日の解散によって、衆議院議員を失職し、「前衆議院議員」となりました神田潤一です。
実は、この総決起大会が始まるまで、不安でいっぱいでした。
果たしてこの金曜日の午後の時間帯にどれだけの方に集まっていただけるだろうか、空席が多かったらどうしようか。
そう思いながらこの会場に入り、この壇上に上がりました。
そうしましたところ、本当にたくさんの皆さんに集まっていただきました。

三年前の選挙は、大島理森先生の引退、そしてその青森2区の議席を引き継ぐ選挙でした。
私は大島先生の後援会の皆様や、大島先生を長年支えていただいた皆様にしっかりと支えられて戦い、この総決起大会の場も満場の皆様に見送られて選挙戦をスタートいたしました。
それから3年経ち、今回はいよいよ私自身の選挙、私が3年間やってきたこと、私が皆様に対して3年間で何ができたのか、それが問われる選挙だと、そう感じております。

そうした中で、この金曜日の午後の大変お忙しい中、これだけたくさんの皆様がお集まりいただいたこと、改めてホッとしておりますし、また改めて御礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。

1.政治への信頼を取り戻す選挙

私は、今回の総選挙は3つの意味で大変重要な選挙だと思っております。
一つ目は政治への信頼を取り戻す選挙です。

言うまでもなく、政治資金の問題、政治資金パーティーの還付金の不記載の問題につきまして、国民の皆様から大変厳しいご批判をいただきました。
政権与党として一緒に取り組んでいる公明党の皆様にも大変なご迷惑をおかけしてまいりました。
また、自民党を支えてきた多くの党員・党友の皆様からも、自民党は何やっているんだと、身内だからこそ大変厳しいご批判もいただいております。
その失った信頼を少しずつ取り戻す、第一歩にするための選挙です。

自民党は、対象となる議員に対して党内で処分をし、また政治資金規正法の改正を行ったことで、今回の問題に一定のけじめをつけて前に進もうとしておりました。
しかし、石破政権になって総選挙に臨むにあたり、やはり「まだまだ終わっていないぞ」、「再発防止は大丈夫なのか」と、非常に厳しいご批判をいただく中で、石破新総裁は、12人(現在は3人増えて15人)の立候補予定者に対して、自由民主党として公認をしないという決断をしました。
また、30人を超える公認の立候補予定者に対しても、比例代表での重複立候補は認めない、つまり、小選挙区で選挙民の皆様の信任を得て勝ち上がらなければ国会に戻ってくるな、という厳しい宣告をして始まる総選挙になります。

私を含め、ここにいるたくさんの市町村議会の議員の皆様もお感じになっていることと思いますが、政党の公認を得られないことや比例代表の重複立候補が認められないということがどれだけ厳しいことなのか。
それを石破新政権は、政治への信頼を取り戻すため、絶対にこのようなことはもう二度と起こさない、という強い覚悟を今回の選挙で示して戦うことになります。

10月27日の投開票日には、まずはこの政治に対する信頼が問われることになる選挙だと思います。

2.3年間の岸田政権の成果が問われる選挙

2つ目は、この3年間の岸田政権、自民党・公明党の連立政権の成果が問われる選挙だと思います。

この3年間の岸田政権は、その前の安倍政権・菅政権の政策の蓄積の上に立って、正しい政策をしっかりと遂行してきたと私は考えています。

まずは30年近くにわたるデフレからの脱却です。
外国からの輸入品の高騰によって物価が上がり、大変厳しい舵取りの中でしっかりと物価高騰対策をしながら、30年以上振りの賃上げを2年連続で実現し、企業収益は3年連続で過去最高、設備投資も2年連続で過去最高になり、株価もバブル期の過去最高水準を超え、そして賃上げの効果により実質賃金もやっとプラスの領域に回復するようになってきました。

まだまだそれでも、この青森県において、あるいは中小企業・零細企業、地方に暮らす皆様にとっては実感に乏しい、というご意見もいただいています。
このように、胸突き八丁の難しい経済の状況を更に前に進めていけるのは、やはり我々自民党・公明党の政権だけである、このことも訴えなければなりません。

そして戦後最も厳しく複雑と言われれる安全保障環境の中で、この東アジアの平和をどう守っていくのか。
あるいは、まだまだ再生エネルギーが独り立ちしない中で、原発の再稼働を決め、そして福島の処理水の海洋放出も決めた中で、しっかりとエネルギー政策を前に進めていけるのはどの政党か。
そして、コロナ禍において大幅に低下した出生率・出生数。この少子化に歯止をかけるべく、こども未来大綱や、その3年間の加速化プランを現在実施し、今後もそれをしっかりと進めていけるのはどの政党か。
この3年間で、こうした大きな決断をしてきたのは岸田政権、そして自公政権でした。

このように、3年間の成果がやっと出始めている状況、しかしまだまだ厳しい状況が続いている中で、この難しい政権運営を他の党に、他の政権に任すわけにはいきません。
我々自民党・公明党が引き続き政権を担って、この難しい局面を皆様と一緒に打開していく、そのことが問われる選挙でもあります。
このことはやはり、皆様に改めて訴えていかなければいけないと思っています。

3.私の3年間が問われる選挙

そして3つ目は、私の3年間が問われる選挙だと考えています。

3年前、皆様にいただいた12万6137票。
大変大きな票をいただきました。
それと同時に、大変大きな責任も負うことになったなぁ、どうやってこの12万6137票を恩返ししていこうか、当選した10月31日の夜、私は一人で大変悩みました。

その時に考えたのは、衆議院の任期は4年、ざっと1400日ということ。
12万6137票を一日100票ずつ返していけば、4年間あればなんとか返せるかなぁ、と。
つまり、100人分の想いを1日ずつ返していく。

しかし衆議院は常在戦場です。
2年経ち、3年経てば、いつ解散総選挙があるかわかりません。
ですから私は、1日200人分の想いを、毎日恩返ししていこうと思いました。
実は、当選した翌日から、毎朝起きるたびに、「今日1日で200票、200人分の想いに恩返しするぞ」、そう思いながらこの3年間毎日過ごしてまいりました。

12万6137人分の想いを、この3年間で返せたかどうかはわかりません。
しかし、1日も休まずその200票のご恩に報いる、その気持ちを持って進み続けてきた3年間であったことは、ここにおいでの皆様お一人お一人に誓いたいと思います。

この私の3年間で、まだ返しきれていないご恩は、(先程ご挨拶いただいた大島理森先生のお言葉を借りれば)「2期目の新しいチャレンジ」で返していかなければならないと考えております。

この1期目の3年間は、私が思った以上に多くの経験を積ませていただき、多くの方々に巡り合わせていただき、そしてたくさんの方々からご助言をいただいてなんとか進んでまいりました。
そのご恩はまだまだ返しきれていません。
しっかりと2期目に進んで、この地域を良くしていくこと、この国を良くしていくこと、そして子どもたち、孫たちの世代が、このふるさとに暮らしてよかった、この国に生まれてよかった、そう思える国、そう思えるふるさとを引き継いでいくことが、私の恩返しです。

大島理森先生から受け継いだこのタスキを、まだまだ私は肩にかけて走り続けていかなければなりません。
そのためには10月27日までのこの戦いで、改めて皆様にもう一度、お力をいただく必要があります。
是非とも私をもう一度衆議院の議場に押し上げていただき、次の2期目でまた必死で皆様にご恩を返していく、そうした政治家・神田潤一の「2期目の挑戦権」を、皆様のお力で授けていただきたい。
そのことを皆様にお願い申し上げて、私からのご挨拶とさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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