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アクア・ギャクテンポインターループの問題点と解決策

超絶久しぶりの投稿。イナイナです。
今回はTwitter(現X)にて話題になっているポインターループの問題点を元プレイヤー兼認定ジャッジの視点から見ていこうと思います。あくまで個人の考えですのでご意見などは歓迎しますが過度な発言、反応にはお答えできません。

文章の簡略化のため下記の内容の略称を使用します。

アクア・ギャクテンポインター=ポインター
ポインターをループしているプレイヤー=A
Aの対戦相手=B

このループの問題点と解決策提案

①ループ証明が難しい
②断片化したループであることの証明が難しい
③ループ完成のみで勝敗が決まらない

主にこの3つだと思います。
この3つの問題点によって付随する問題点(大会の進行等)はあると思いますがこの記事ではループの問題点としてはこの3つとして解説と解決策の検討をしていこうと思います。

①ループ証明が難しい

これはA側だけで見た時の話ですが山札のシャッフルが入るため山札内のクリーチャーがポインターだけだと証明するのか難しいよねって話

ポインター効果が1回使えて
I.山札にポインターがない状態
II.山札にポインターが1枚の状態
Ⅲ.山札にポインターが2枚または3枚の状態
に分けて見ていきます。

Ⅰ.説明不要
山札全て見せて一番下に置いたポインターが出てくるのだから誰がどう見てもループ証明

Ⅱ.これも特に問題なし
ポインターの対象を自分だけ取り繰り返すと山下2番目からポインターが出てくるタイミングがあるので山下ポインター固定なためループ証明

Ⅲ.山札にポインターが2枚または3枚の状態
問題はこれ
②と同じようにしても山下3番目、4番目にはポインターが捲れて山下2枚目、3枚目がポインターであることを証明することは出来ません。
ただし、さらに同じ結果を10、20、30…と繰り返した場合見えていないカードがポインター以外である確率は限りなく0に近くなるためループの証明と言ってもいいのでは?

①解決策
プレイヤー視点
Ⅲ.の状況でループの証明とすることが可能かを事前に確認ておく。また、Ⅱ.Ⅲ.の状況でループ証明の簡略化として山札全てを表向きすることが可能かを確認しておく。

ジャッジ視点
※あくまでジャッジ経験の少ない自分がジャッジするならこうする程度のもの

1.ループ証明の簡略化として山札全ての公開を許可する
2.ループ証明のみのために自分のカードの効果面に区別する印をつけることを許可する(ただし実際には行わず限りなく0に近いを0にするためのもの)

この2つのルールを大会概要の追記や開会式等での説明すると思います。2はいわゆるゴネの対策のため、何らかの悪用の恐れが0ではないです。

②断片化したループであることの証明が難しい

これはB側の話
Bの山札の中にポインターループによって影響があるカードが0の場合、B側の全てのカードが公開された段階でデュエル・マスターズ総合ルール4.5の断片化したループに当てはまると思われ、最後に出すクリーチャーを指定してループを止める必要があるが断片化したループに突入したことが証明できないためAは「まだ見ぬ勝利への1枚(ワンピース)」を探してループを続けるこのになる。

①解決策
プレイヤー視点
ジャッジ介入
B側視点で影響を与えるカードが無い可能性のある場合早めにジャッジを呼び山札の確認と断片化したループの場合に当てはまる場合の対処法を確認するべきだと思う
間違っても個人間の判断でシャッフルを省略して1枚ずつ公開するようなことは無いように

ジャッジ視点
ジャッジの判断に委ねられる部分が大きいと思いますが個人的には、山札を確認し断片化したループに当てはまる場合、山札内の全種類のカードを1枚ずつ公開したのち場に残すカードを選びループを止めてもらうことになるのかなと、個人的には思います

B側は山札内ののクリーチャーが極端に少ない場合を除いて各カードの枚数まで相手に見せる必要はなく、A側が見えたカードの確率で枚数を推測するような行為は遅延行為と判断できるからです。ただし、バージョン分けしてあるカードについては別種のカードとして公開してもいいのかなと思いますが。

③ループ完成のみで勝敗が決まらない

従来のループは完成した段階で勝敗が分かる。もしくは特定のカードが出るまでループが続く、特定の結果になるまでループが続くことになりますがポインターループはシャッフルが入るため実際にやらないと終点が決まりません。
仮にBの山が
呪文×20
終末縫合王ザ=キラー・キーナリー×4
天災デドダム×2
だったとしても
天災デドダムを9回連続で出れば
Aが勝ちます。

これは省略も証明もなくやってみるしかありません。解決策も提示できません。

④問題点②③によって再浮上する問題点①

気がついた方もいると思いますが①の省略って山札全公開前提なんですよね。その上で②③を考慮すると強制されない限り省略する価値あるの?って気がしませんか?
ポインターループっていわゆる「逆アポロ」と言われるデッキに採用されると思うのですが、 採用札と枚数の大半を把握されるのって結構リスクだと思うんですよ。
その上で行われる勝てるか分からない。最終着地点も分からない。今回はループ止まっても次のループで勝てるかも知れない。そんなループ。
あなたはリスクを負って省略しますか?
これは個人の判断になると思いますが時間に余裕がある場合自分は省略しないです。結果両敗の可能性が上がるとしても。

まとめ

問題点①
A側の省略は可能
問題点②
ジャッジ介入ののち省略
問題点③
省略不可
問題点④
「自分の山札を全て相手に見せてももよい。そうした場合、ループの省略することが出来る」
ループが弱すぎて省略のメリットと発動コストが合わない

結論

何をどうしても大会の進行、運営には支障をきたす。起きてしまった生産性のない行為ではなく勝ちを目指して意図的に目指す行為なのが従来の挙動バグカードと一線を画す厄介カード
このカードの存在がゲームやイベントに悪影響を与える可能性があると考えられる

流石に早期のプレミアム殿堂あるんじゃないですかね。過去大会に参加したくない時期とかもあったけどそれの比じゃないからね。

当初の想定よりめちゃくちゃ長くなってしまったのにここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
感想、誤字等の指摘お待ちしております。
ご拝読ありがとうございました!

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