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人生の異種格闘技戦 諦めなければ、いつか…〜東洋経済オンラインさんで『渡部ロケハン』特集〜


ジャスト日本です。

皆さんにお知らせがあります。


この度、東洋経済オンラインさんでYouTubeチャンネル『アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組(渡部ロケハン)』特集記事を担当させていただくことになり、アンジャッシュ渡部建さん、ディレクターのソマシュンスケさんにインタビューさせていただきました。


『アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組(渡部ロケハン)』とは、アンジャッシュ渡部建がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組。 渡部はかつて、まだ売れていない頃、アド街ック天国に出るために、収録前、事前にそのテーマとなる街に1人で出向き、“街の情報や街のグルメ”を何時間もロケハン&情報収集し、収録に臨んでいたという“努力の過去”があった。 そんな“初心”に立ち返り、この番組では、毎回、ある駅をテーマに、グルメ未開拓のお店をアポ無しロケハンし、実は美味しいのにあまり知られていない“ウモレ店のウモレ美食グルメ”を発掘。もちろん取材許可は渡部が自ら取り、取材は終電まで行う。2023年4月28日に初回配信。

またこのYouTube番組の構成に関わっている放送作家の西村隆志さんとカツオさんも飛び入り参加。取材は大いに盛り上がりまして、実に濃厚な二本の記事が完成しました。



この記事はヤフーニュースにも転載されています。

前編は、ヤフートップにも掲載されたとのことで、またヤフー経済記事ランキングでは一時期、一位を獲得したり、多くの反響があったようです。ありがたいです!

前編は渡部さん、後編はソマさんを中心に記事制作をさせていただきました。



東洋経済オンラインさんは、東洋経済が運営する日本最大級のビジネスニュースサイトです。月間ページビューが約2億PV。ビジネス、経済情報、マーケット情報、就職情報など、独自に取材した経済関連ニュースを中心とした情報配信プラットフォームを展開しています。


経済情報メディアのトップランナーである東洋経済オンラインさんで私が記事を書くことになったきっかけは、知り合いのライター・池田園子さんからの紹介でした。  

東洋経済オンラインさんでの執筆は大人気You Tubeチャンネル『エガちゃんねる』ディレクター・藤野義明さんのインタビュー以来、2回目です。





前回に引き続き東洋経済オンラインの編集者・吉川明日香さんとのプロレス好きコンビでこの記事に携わりました。


吉川さんは本当に素晴らしい方です。冷徹さと情熱さを双方を持っていて、人間味があって不器用なんだろうなぁと思いつつも、生存競争が激しいメディア業界で生き抜いてきたパッションのある編集者やなと感じてます。

ボクシングで例えると、ライターがボクサーならば、編集者はトレーナーだと思います(相撲部屋で例えると、ライターは力士で、編集者は親方でありおかみさんかも)。ボクサーはトレーナーの指導を受けて、もっと強くなるために成長していくものです。逆にトレーナーはボクサーを指導することで、人材育成のプロとして成長していくものです。だからライターと編集者は書籍や媒体における文章作成のパートナーではないでしょうか。

吉川さんとパートナーを組ましていただけたのはライターとして成り上がりたい私にとっては大きな刺激でした。「この人に評価されたい」「この人に喜んでほしい」というのは東洋経済オンラインさんで関わる仕事のモチベーションです。そのためにはいい記事を書くしかありません。


今回、なぜこの『渡部ロケハン』特集をやることになったのか。

東洋経済オンラインさんで第2弾の記事を書くならと考えて、やはりエンタメ関係をテーマで書いて勝負してみたいという想いがありました。

レペゼン・プロレス村というべき私は、「人生の異種格闘技戦」を掲げ、プロレス考察家としてさまざまなジャンルの記事にチャレンジして、ライターとしての発信力やスキルを上げて、最終的にはプロレスに還元したいという強い想いがあります。

プロレス村の外側で武者修行して、ライターだけではなく一人の人間としてもっと実力を上げたい。そのための「人生の異種格闘技戦」なのです。

少し脱線しましたが、エンタメ関係で誰を取り上げるのか色々と考えていた時にお笑い芸人アンジャッシュ渡部建さんのYouTubeチャンネル『渡部ロケハン』に出逢いました。


『庚申塚・大塚編』を見たときにめちゃめちゃ面白くて、動画のクオリティーを見た際に、「これは確実に地上波テレビ番組を作っている人たちが関わっているはず。絶対に取材したい」と感じ、吉川さんに『渡部ロケハン』を深掘りする企画を提案しました。吉川さんも「面白いですね!企画を進めてください」と後押し。渡部さんとソマシュンスケさんとのコンタクトを取ることに成功し、この企画が実現することになりました。正直、実現が決まった時は「やったぁ!」とガッツポーズをしましたよ!



9月某日『渡部ロケハン』に関わる渡部さん、ソマシュンスケさん、西村さん、カツオさんの四人に取材させていただきました。2時間近くズームでインタビューさせていただき、四者四様の『渡部ロケハン』への想いを聞くことができ、大満足の内容となりました。やっぱりインタビューは面白いですし、勉強になります。

あとこれまでプロレスラーの皆さんを中心にさまざまなジャンルの方にインタビューしてきましたが、芸能人やお笑い芸人の方は一度もありませんでした。芸能人・お笑い芸人で渡部さんが初めてのインタビュー相手となりました。この活動をやっていくとすれば、いずれは芸能人の皆さんにインタビューすることになるかもしれないと考えていましたが、まさか渡部さんとは予想外でした。


でもこれは運命かもしれません。渡部さんの想いを微力ながら受け止めて、文章として発信したいなと。

ちなみに渡部さん、精力的に活動されていて、最近はこんなことまでチャレンジされています。



ここからは私が感じた四人の印象やこの記事について雑感になりますが、綴らせていただきます。編集後記ならぬ、執筆後記のようなものです。
  
とにかく皆さん、話しやすくて感じがよかったというのが第一印象でした。 

まずは放送作家の西村さんとカツオさん。今回、『渡部ロケハン』に取材がきたということで「是非、取材に立ち会いたいです」と飛び入り参加してくださいました。

両名共に地上波の人気テレビ番組の構成を担当する売れっ子放送作家。興味深いエピソードやコメントは今回の記事に掲載していますが、気さくで面白くて、優しくて…。エンターテイメントの根源は人を楽しませることだと思います。その「人を楽しませる」ことを長年、考え続けてきて企画立案にしてきたのが西村さんとカツオさんだと思います。だからインタビューの場がより楽しくなりました。西村さんとカツオさんがいたからこそ、この取材の場がまるでWWE『ロイヤルランブル』のようなお祭り感があったのかもしれません(笑)。

カツオさんがおっしゃった言葉があって、それをどうやって文章に変換してうまく伝えることができるのか。そこからかなり思案しました。その結果、生まれたのが「愛のバクダン」でした。これはいい経験になりました(笑)。

西村さんの「渡部さん、ソマディレクター、僕、カツオさん、CHILL OUTさん……。どれかが欠けたらこの番組は成立していない。すべてのピースが埋まって『渡部ロケハン』につながったんです」というワードは素晴らしいパンチラインやなと感じました。

西村さん、カツオさん、さすが超一流の放送作家です!

次に渡部さん。やっぱり一流のお笑い芸人。めちゃめちゃ面白くて聞き惚れてしまう。あれこそ話芸なのだと思います。私は『渡部ロケハン』を見る前はそこまで渡部さんが好きではなかったのですが、見てからガラッと印象が変わって大好きになりました。『渡部ロケハン』があったからこそ、今現在の渡部さんのお話を聞いてみたいと感じたのです。

面白くて、場を和ませて回して、現場でグルメ知識と引き出し力を発揮して汗水流してロケハンする渡部さんを見ると、こっちも勇気をもらうんです。あと個人的には渡部さんから「ジャストさん」と言われたのは普通に嬉しかったですね。やっぱり渡部さん、聞き手と話し手の両方で、プロ中のプロだと思います。

不祥事があって活動自粛し、復帰してからも茨の道を歩む渡部さんにとって、『渡部ロケハン』は希望の光。リスタートに向けて頑張る渡部さんの奮闘ぶりを取り上げたのが『渡部ロケハン』特集・前編なのです。


そしてディレクターのソマシュンスケさん。個人的にはソマさんにインタビューしたかったんです。この人はどんな想いで映像を作っているかということが知りたかった。日本テレビ系の人気番組でディレクターを務めたソマさんも地上波テレビの第一線で活躍している方です。

地上波クラスの動画クオリティーをYou Tubeで展開するソマさんについて、色々とお聞きしました。編集の丁寧な繋ぎ方、音楽やテロップの絶妙な使い方、起承転結がしっかりした全体構成…これは洗練されたテレビマンだからこそ生み出せる映像ばかり。

取材前にソマさんから送っていただいたポートフォリオを何度も見ました。すると私はこんなことを思ったのです。

「もしかしたら、ソマさんは佐藤大輔さんに影響を受けているのではないか?」

佐藤大輔さんは元フジテレビ局員で、総合格闘技『PRIDE』、『DREAM』,『RIZIN』の映像制作に携わり、煽りVTRというジャンルを確立させた伝説の映像ディレクター。映像における音楽のチョイス、どでかいフォント風のテロップ、ひとつのテーマに沿って見ている側の感情を揺さぶる世界観はまさに唯一無二。

私は佐藤大輔さんが好きなので、彼の影響を受けたと思われる映像にはセンサーが働く。だからソマさんの映像を見たときに、佐藤大輔さんのエッセンスを感じたのです。特にこの2つの映像を見た時に私の中にある佐藤大輔センサーが発動しました。

実際にソマさんにその件について質問すると「影響を受けたかもしれません」と語り、特にPRIDE男祭り2004で行われたエメリヤーエンコ・ヒョードルVSアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの煽りVTRが好きだったそうです。

ただ少しこの件について聞きすぎたのかなと思い反省しまして、後日ソマさんにご連絡すると、「佐藤さんと比較されるのは光栄です!」と言ってくださいました。ソマさん、その節は本当にありがとうございました。

今回、ソマさんに取材してみて感じたのは、ソマさんは佐藤さんの影響を受けているのは確認できたのですが、それ以上に佐藤さんになくて、ソマさんにしかないものがあって、それは深き愛情です。

佐藤さんは愛情もありますが、皮肉や俯瞰、冷徹さ、毒、奇抜さなどさまざまな切り口があるのですが、ソマさんは、基本的には愛情やこだわりを軸に置かせていて、そこから映像制作をされている気がしました。物事への愛、情愛というものがソマさんの映像とインタビューから感じました。あの熱とこだわりは、ライターとしてめちゃめちゃインスパイアされました。

その映像製作に対する異常な執念と愛情を体感できるのが『渡部ロケハン』特集後編となっています。 


四人の想いをバトンとして受け取り、あとはどのようにして記事公開というゴールを目指すのか。ここからは私の勝負。インタビューを文字起こしをしてから、どの部分を採用するのか取捨選択していき、前編と後編の記事を作成させていただきました。

前回よりは東洋経済オンラインでの記事作成、少しは改善できたかなと思いつつも、吉川さんからの指摘を踏まえるとまだまだ私には課題をあるなと。でも前回よりは前進しているはずだと思います。実際に吉川さんの編集によってめちゃくちゃ読みやすい記事になっています。次回も課題を克服するために頑張ってもっと吉川さんの信頼を勝ち得るライターになりたいですね。


吉川さんのおかげで、東洋経済オンラインさんで自分がやりたい記事を書けるんですから。本当に感謝しかありません。吉川さん、いつもありがとうございます!


吉川さんの素晴らしい編集、先方の確認も終わり、『渡部ロケハン』特集が世に出ました。愛と情熱を込めて書かせていただいたこの記事が、多くの皆さんに届いてほしいなと心から願っています。



ここからはちょっとマニアックな話をさせてください。どうしてもここで綴りたいと思いまして…。


書籍でも媒体やブログやnoteの記事でもそうですが、Q&Aのインタビューではなく、文章とコメントを併用する形の記事を書く際は、勝手に『プロフェッショナル 仕事の流儀』や『情熱大陸』のようなドキュメント番組を脳内で作ってから、文章化していくのが私のスタイルです。 


まず『渡部ロケハン』の映像を何度も見て、実際に『渡部ロケハン』の皆さんに取材してみて、これはとんねるずの石橋貴明さんがインタビューで
言っていたことを思い出したので、これは絶対に使うつもりでした。


また今回の記事を書くにあたり、何度もズームでのレコーディング映像を見て、どのように綴るのかを脳内でイメージしている時、私はずっと佐藤大輔さんの煽りVTRを見まくってました。ドラマティックに描く佐藤さんの世界観から、何かを引っ張ってこようかなと思ったからです。


『渡部ロケハン』の皆さんへの取材後にソマさんから「佐藤大輔さんが制作した中ではPRIDEGP2006トーナメント一回戦・ミルコ・クロコップVS美濃輪育久(現・ミノワマン) の煽りVが一番好きでした」という話を聞きました。

あの煽りVは今見ても感動しますね。ミルコは亡き父と誓った「世界一のファイターになる」という夢を抱き強豪たちと戦っていました。その夢が叶う手前で、エメリヤーエンコ・ヒョードルとのPRIDEヘビー級タイトルマッチに敗れました。

日本を飛び立つ飛行機の映像が流れる中で立木文彦さんのナレーションが胸に響きます。

「帰りの空で考えた。もう諦めようか。でもあれは誓った夢だから。もう一度やってみる」

Fantastic Plastic Machineの「Don't you know」がBGMで流れ、爽やかな風が吹く。そこに立木さんのナレーション。

「人生には色々なことがあって。本当に色々なことがあって。色々な夢を諦めて。人は大人になっていくのだろう…」

実はこの感動的な煽りVの数年後に、スピンオフ的作品が誕生しています。


2009年に行われたアニメ『キン肉マン』の実写プロレス興業『キン肉マニア2009』。メインイベントでキン肉マンと対戦したのが、『キン肉マン』にあこがれてプロレスラーになったミノワマンでした。

岐阜県生まれの病弱な少年だったミノワマンは「プロレスラーになりたい」という夢を抱くも、周囲の大人に馬鹿にされ続けます。母親だけが優しく笑ってくれたそうです。夢を語るだけで馬鹿にされる。やがて住んでいる街が嫌になり上京。プロレスラーとなり、世界中の強豪と戦い、かけがいのない友だちに゙出会えました。

心が折れるとき、試練が訪れる時、苦しい時は「夢は叶う」という言葉を思い出し、彼は耐え抜いてきました。

ここで立木文彦さんのナレーションが絶妙なタイミングで流れます。

「色々な夢を諦めて、人は大人になる。あの時の自分に声をかけてみる」 

キン消しだらけの実家にいるミノワマンはこう答えました。

「諦めんな」      

最後に立木さんの「諦めなかった。今、夢を叶える」というナレーションでこの煽りVは終わります。この煽りVは佐藤大輔さん史上でも屈指の感動作だと思っています。

『渡部ロケハン』のオープニングVには、渡部さんがいつか地上波グルメ番組に゙出ることを祈念して、何度も「いつか」とテロップで強調されています。


諦めなければ夢は叶う。
いつか、いつか、いつか…。


何かしらの夢や目標を叶えるためのヒント。実は『渡部ロケハン』の動画の中で渡部さんが話しているのです。

ソマさんが「少しでもバズりたいんですよ」と言うと、渡部さんの返しが素晴らしいパンチラインでした。

「バズるなんて言葉やめましょう。地道に。誠実に。コツコツやりましょう」

千里の道も一歩から。
地道に、誠実に、コツコツやり続けることが、夢や目標への近道になる。

この動画を見て私はこの言葉を信じてライター活動を頑張りたいなと決意しました。あの渡部さんのコメント、すごく沁みましたね…。

『渡部ロケハン』の皆さんに取材させていただき、多くのことを勉強させていただきました。

渡部さん、ソマさん、西村さん、カツオさん。そして、東洋経済オンラインの吉川さん。この取材現場に携わった皆さんには各々に「今後はこれをやってみたい」「この人とこの人を共演させたい」「こんな番組や企画を実現させたい」「売上を上げたい」「もっとページビューを増やしたい」とか何かしらの夢や目標があって、さまざまな経験や試練を乗り越えながら、現場の最前線で走っていると思います。

凄いプロフェッショナルの皆さんとインタビューの場でお仕事をさせていただき嬉しかったです。まだまだ勉強して、もっと頑張らないと…。めちゃめちゃ刺激的な現場でした。

これは私個人の考えですが、『渡部ロケハン』の皆さんとは、またどこかでご縁があるような気がしています。

『渡部ロケハン』の最新作、素晴らしかったです!地上波クオリティーのYouTube番組の面目躍如だと思います。


ちなみにこの動画の概要欄にこのようなリンクが貼られていました。『渡部ロケハン』の皆さん、ありがとうございます!



2020年に初の単行本『インディペンデント・ブルース』を上梓してから、ライターとして成長するために、プロレス考察家として、人生の異種格闘技戦に挑むと宣言し、プロレスだけではなく、ネット媒体で様々なジャンルの記事に携わりました。

今回の経験を糧に、何事にも諦めない強い気持ちを大切にしながら、これからの活動を頑張りたいなと感じました。さまざまな皆さんとのご縁や出逢いによって成り立っている人生の異種格闘技戦シリーズはまだまだ続きます。

世の中には理想と現実というものは存在しますが、私の理想は文章を通じて、取り上げた皆さんの人生を応援する書き手でありたいと思います。そのために愛と情熱という武器を活用していきます。


今回の取材にご協力していただきましたアンジャッシュ渡部建さん、ソマシュンスケさん、西村隆志さん、カツオさん、そしてこの企画にゴーサインを出してくださいました東洋経済オンラインの吉川明日香さん、本当にありがとうございました!








 






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