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幸せに働くための心理的安全性と内発的モチベーション




人生を幸せなものにするために

こんにちは!ATOMicaの橋本です!
ATOMicaは、「頼り頼られる関係性を増やす」をミッションに掲げ、そういった関係性を広げていくことで、世の中の幸せの総量が増え続けていくと信じています。まだ読んでいない方は下記のリンクから読んでみてもらえると嬉しいです。そして、他人の幸せを追い求めた時に自分たちが幸せであることも同様に大切だと私は考えています。



また、私たちは起きている時間の約三分の一を仕事に費やしています。自分自身の人生をいかに幸せなものにするかということを考えた時に、「仕事を我慢していかにプライベートを充実させるか」ではなく、「仕事自体もいかに楽しいものにしてしまうか」が大切だと感じています。



仕事を楽しくするために

・ユーザーに継続的に価値を届け続けること
・世界一幸せなプロダクト開発組織を作ること

ATOMicaのプロダクト開発組織では、外に向かうベクトルと内に向かうベクトルとして上記の2つを掲げています。後者の「世界一幸せなプロダクト開発組織を作る」に関して、「幸せ」や「楽しい」の定義は人それぞれだと思いますが、ここでは「十分な資産を持っていたとしても働きたくなる状態」と定義します。そんな状態を実現するために、ATOMicaのプロダクト開発組織で大切にしてきたのが「心理的安全性」と「内発的モチベーション」です。



「心理的安全性=仲良し組織」ではない

心理的安全性については誤解されがちですが、「心理的安全性がある=仲良し組織」ということではありません。心理的安全性は「挑戦する」ための安全網であり、全員が快適であることを保証するわけではありません。心理的安全性があるからこそ、時には挑戦的な意見や新しいアイデアが飛び交い、不安になることもあります。ここで心理的安全を挙げているのは、内発的モチベーションを促すための土壌として心理的安全性は重要な要素だと考えているからです。

ちなみに、Googleは生産性の高いチームの特徴を明らかにすることを目的に、2012年から4年間にわたり、「プロジェクト・アリストテレス」と呼ばれる大規模な社内調査を実施しています。その結果、成功するチームに共通する5つの要素として、心理的安全性・信頼性・構造と明確さ・仕事の意味・仕事のインパクトを特定し、その中でも心理的安全性が最も重要な要素であることが分かっています。



内発的モチベーションの3つの要素

モチベーションには、「外発的モチベーション」と「内発的モチベーション」の2つがあります。外発的モチベーションは報酬や賞賛、罰など、外部から与えられる要因によって引き出されるモチベーションで、内発的モチベーションは活動そのものが楽しい、興味深い、やりがいがあると感じることで生まれるモチベーションです。

内発的モチベーションを獲得するために、「モチベーション3.0」の著者であるダニエル・ピンク氏は次の3つの要素が重要だとしています。

  1. 自律性:自分で選んで行動できる感覚を持つこと

  2. 習熟:スキルや知識を向上させたいという意欲

  3. 目的:自分の行動が意味を持ち、社会や組織に貢献できると感じること



自律性を高めるための取り組み

ATOMicaのプロダクト開発組織では、自律性を高めるために一定の原則に基づいて様々なプラクティスを実践しています。特に効果的であったものをピックアップすると次のようなものがあります。

  • 原則

    • 自己組織化(=個人のWillに従ってリーダーシップを発揮する)

    • 全員がリーダーであるフラットな組織構造

  • プラクティス

    • チームで意思決定をし、改善サイクルをまわしていくためのエクストリームプログラミングの実践

    • 組織レベルの視座を持つためのエンジニア自身によるコンピテンシーの策定

    • 会社やコンピテンシーに対する解像度を上げるためのエンジニア自身による採用活動

    • 組織に必要な役割を自ら考えて作り出すためのイネイブリングチームの立ち上げ

    • チームの枠を超えて組織全体を振り返るためのラジオ形式での定期座談会

    • Gatherを活用したコミュニケーション



習熟を高めるための取り組み

習熟を高めるための効果的な取り組みとしては次のようなことが挙げられます。

  • 原則

    • ポジティブ、ネガティブ問わず、フィードバックを推奨する

    • 直接的な感想はもちろん、ソースコードの状態やデプロイの頻度、日常的なコミュニケーションの量や誰かのふるまいひとつまで、すべてをフィードバックとする

  • プラクティス

    • ソースコードの状態を把握するためのテスト駆動開発

    • チーム内での知識の循環を促すためのペア・モブプログラミング

    • チームを超えた知識の循環を促すための4半期毎のチームシャッフル

    • コンピテンシーに基づいた360度フィードバック

    • コーチとクライアントに分かれて行う1on1

    • 日次でのLT会の開催

    • お互いの興味関心を持ち寄って行う勉強会



目的を高めるための取り組み

目的を高めるための効果的な取り組みとしては次のようなことが挙げられます。

  • プラクティス

    • エンジニアを含む全メンバーでのプロダクトロードマップのアップデート

    • 会社のミッション実現に向けたエンジニア自身によるOKRの策定

    • 組織の方向性を擦り合わせるための週次での定例



まとめ

人生をより充実したものにしていくためには仕事をいかに楽しめるかが重要で、そのためのキーファクターが「心理的安全性」と「内発的モチベーション」だと考えています。
心理的安全性は内発的モチベーションの土台であり、内発的モチベーションを獲得するためには自律性習熟目的の観点が重要とされています。
ATOMicaでは、「世界一幸せなプロダクト開発組織を作る」という野望を実現するために試行錯誤を重ねていますが、「私の会社ではこんなことを実践しているよ」や「こんなことを実践してみてよかったよ」等があれば、気軽にコメントをもらえると嬉しいです!





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