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運か流れか 〜Titisee-Neustadt 21/22スキージャンプW杯 個人第17戦〜

先日のコンチネンタルカップの高梨沙羅など

1番強い選手に1番良いかぜを吹かせちゃダメでしょう 笑

「そりゃそうなるわ」と言いたくなるような状況で飛んできた

GeigerとLanisek。

渋かった3日間。2人でHSオーバーのジャンプを見せ

ワンツーを獲得しました。

五輪を前にして、運を使ってしまったのか

はたまた良い流れを引き寄せているのか

五輪というところにフォーカスした時に

今日が幸運だったのか、はたまた良い流れに乗っているのか

今後のGeigerとLanisekの風の引きには、注目していきたいところです。

ちなみに来週も運要素が必要なはずです。

風の悪戯

2本目の中盤から久しぶりに向かい風が吹き出し

ようやくビッグジャンプが見れる

そして期待に応えたGeigerとLanisek。

残りはHoerl、Eisenbchlerと陵侑。

トップ3で止まる風。

しかもLanisekがHSを超えたのを見て、Geigerのためにゲートが下げられていました。

基準ゲートより3段下げられ、シビアな条件に

Hoerl、Eisenbchlerと陵侑は飲み込まれました。

どーせなら5人ともHS近辺まで飛んだ優勝争いが見たかったのが

個人の感想です。

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小林陵侑の苦悩

明らかに調子を落としている小林陵侑。

この日は1本目をトップで折り返したものの

渋い表情でカメラを後にしていきました。

個人的に、ワールドカップの舞台で納得のいかないジャンプで

ラウンドトップを取れるという事象に困惑しますが

一旦置いておきます。

2本目、風悪くなり不利な状況に。

序盤の陵侑であれば、踏ん張りテレマークをしっかり決めて優勝争いに加わりますが

あっさりとバーンに吸い寄せられてしまいました。

印象としては、こちらに書いた↓

昨日も書きましたが、ヨーロッパの選手達に覇気があまり感じられません。シーズン中と同じような技術で飛んでいるのに、飛距離が2割減している印象です。

超一流の選手達が、少し悪い条件に簡単に飲み込まれていきます。普段であれば、悪い条件でも飛んできそうなオーラを纏っていますが、今はそれが見えません。

という感じ。

見ていて、勝てそうな雰囲気がありませんでした。

次は得意としているWillingenではありますが

風に左右される試合展開が予想され

精神を削がれると思います。

しかも予選を含めれば、4試合、大変です。

今の状態でもスーパージャンプは出ると思うので

まずは好条件を引き当てることが重要かもしれません。

ヨーロッパの追い風

日本のジャンプ台は向かい風が多すぎる。

だからヨーロッパでは通用しない。

見たいなニュアンスを、世界で戦ったことない頃から聞き続けていました。

今のAチームに「追い風だから飛んで行かない」なんていう選手は1人もいません。

間違いなく日本で1番強い6人ですが

前述した言葉が頭によぎる日本勢でした。

佐藤幸椰が18位。

打開策が浮かばないぐらい、頭も身体も疲弊していると

私は捉えています。

本来であれば、今は日本。Willingenをスキップし北京に備えている時間帯の中

そういった余裕が今の日本チームにはありません。

束の間、コロナ禍のクリスマスブレイクから超過密スケジュールで転戦しています。。。

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中村直幹が25位。

こちらも、疲労の色濃く中々良化傾向が見えません。

向かい風なら捕まえられそうですが、完全に追い風に翻弄されています。

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伊東大貴さんが33位、小林潤志郎さんが34位、佐藤慧一が43位で2本目に進めませんでした。

次はWillingen、同じドイツとはいえ500キロの移動を控えている日本チーム。

一方でGeigerはお家に帰るのでしょう。

時差に苦しまなければ、北京のノーマルヒルの金メダルはGeiger固定で良い気がしてきました。

復調のきっかけになりそうな材料がない日本チーム。

少々心配ではありますが

ファンとしては祈るしかなく

選手としては競技力向上に勤しむしかありません。

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