21/22 スキージャンプW杯 Lahti プレビュー
北京五輪の団体戦から11日。
束の間の休みを挟んで再びワールドカップの戦いが再開されます。
ワールドカップの個人戦は,残すところ4箇所で6試合。
加えてフライング選手権も行われます。
風が吹き荒れ,試合時間が伸び,睡眠時間を削ってくるこのLahti
観戦には覚悟が必要です。
団体戦
まずは小手調とばかりに,いきなり団体戦から始まるというスケジュール。
ここの地を得意とするのはノルウェー。
しかし,昨年Lindvikはこの台に全くアジャストしませんでした。
加えて,五輪が終わりモチベーションも落ち切っているので
あまり期待できません。。。
悔しかったであろうスロベニアと職人タイプのドイツ,
そして,オーストリアのモチベーション次第では日本が来るかもしれません↓
個人戦
一度も家に帰ることなく遠征途中の日本チーム。
五輪ですら良い状態ではなかったので,小林陵侑に死角はありません。
またGeigerもこの台を得意としていて,クリスタルトロフィー獲得のチャンスを窺っているはずなので
この2人のバトルには目が離せません。
この次のノルウェーシリーズでは,小林陵侑に分があるので
Geigerとしては,なんとか首位を守ってノルウェーシリーズに繋ぎ
最後のPlanicaでラストバトルに持ち込みたいところ。
ここで不運な風を引いてしまうと,あっという間に小林陵侑の総合優勝が決まります。
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五輪直後なので,上位争いも面白いですが
虎視眈々とチャンスを狙う5番手,6番手の選手が
会心のジャンプを決めて,上位に食い込んでくるかもしれません。
日本チーム
おそらく,未だに遠征途中の唯一のチームである日本。
各国,著しくパフォーマンスが落ちる選手もいると思うので
上位に食い込むチャンスとも言えます。
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比較的得意な台。
不運な風に捕まらなければ,あっさり2連勝しそうな小林陵侑。
佐藤幸椰も,昨年この地で良いジャンプを見せています。
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中村直幹と小林潤志郎さんは最終戦の出場権
総合30番以内のために大量得点を獲得しておきたいところ。
総合30位までは80点ほどありますが,伊東大貴さんにも,まだチャンスがあるはずです。
想像以上に重症で,かなり調子を崩していたものの
日本でリフレッシュし,再浮上を狙う佐藤慧一。
小さいジャンプ台ながら,HSに迫るジャンプを見たいですね。