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21/22スキージャンプW杯 Klingenthal プレビュー
大方それっぽいことを去年書いているので
特別書き足すことはないかなと思います。
ジャンプ台の特徴などは、こちら↓
大事なのは、踏切台付近の横風に捕まらないことと
良質な下の風を呼び込むこと。
下の風次第で、多くの選手がHSジャンプを見せることができます。
試合展開
個人的に
ここらで様式美の小林陵侑、Eisenbchler(GER)によるワンツーが見れるかなと思っています。
2人ともこのジャンプ台には、比較的良い印象を持っているはず。
Granerud(NOR)がブレーキしているので、可能性はかなり高いと思っています。
選手の名前を挙げ出したらキリがなさそうですが
今季ワールドカップを制している5人には注目です。
あとは、昨年しれっと2位に入っているStoch(POL)はポーランドファンを安心させたいところ。
加えて、昨年のPavrovcic(SLO)枠的な選手がいると
どんなに荒れようが、ビッグジャンプの応酬となり楽しめると思います。
Wislaのように渋いゲート設定になっても
下の風さえ吹けば、どこまでも飛んでいく選手が揃っているので
明暗わかれる試合になるとは思っています。
日本チーム
去年も書いたのですが、葛西さん、大貴さん、択さんの頃の日本チームは
あんまり得意なイメージがありませんでしたが
新世代組?である、小林陵侑、佐藤幸椰、中村直幹、佐藤慧一は苦なく飛んでくる印象です。
佐藤慧一以外には、表彰台のチャンスがあると思っています。
慧一に関しても、昨年は3位で折り返しておりトップ10入りをしている台なので
復調のきっかけになるのではないでしょうか。
Rukaの予選で簡単にヒルレコードに迫った陵侑。
飛びすぎによる、怪我だけは気をつけてほしいところ。宮平さんのコーチリクエストにも注目です。
コンチネンタルカップ開幕
先週、中国で開幕したコンチネンタルカップ。
いよいよ、今日から日本のBチームも始動します。
こちらに挙げた↓
二階堂蓮、藤田慎之介、渡部陸太、清水礼留飛の4人が参戦し。
狭き門ですが、北京五輪を狙います。
今週末のVikersundの2試合で優勝することができれば
おそらく、佐藤慧一と入れ替えになり
来週のEngelbergのワールドカップに出場することができます。
また、今週のVikersundと来週のRukaで行われる4試合中
いずれかで3位以内に入り
尚且つ、佐藤慧一がKlingenthalと来週のEngelbergの4試合で20位以内に入れなければ
年明けのジャンプ週間で入れ替えとなります。
更に、中国で行われたコンチネンタルカップも含めて
この3週間で行われた6試合を合計した、コンチネンタルカップポイントで
総合3位以内、もしくは上位3カ国に入れれば
ジャンプ週間の出場権を手に入れることができます。
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5人まで行ける代表戦線で、現在当落線上にいるのは
5番手の伊東大貴さんで、獲得しているワールドカップポイントは44点。
ジャンプ週間までの4試合で、更にポイントを積み重ねる可能性が高く
逆転するには、ジャンプ週間の4試合全てで8位以内に入るか
表彰台に上がって大量得点するか、など
相当厳しい道のりになっています。
北京五輪に行くためには、今日明日の2試合で優勝が必要な状況です。