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21/22スキージャンプW杯 Nizhny Tagil 予選 レビュー
まずはこちらをお読みください↓
緊迫感ある開幕戦の予選。
出場枠に関するルールの変更がなされ
若干、間口が広くなった男子ワールドカップ。
しれっとルールが変わって、枠が増えてる。 https://t.co/0K18Uf9Awm pic.twitter.com/BuCdzYPn31
— G.Seekers内藤智文 −スキージャンプ選手- (@kcom14524751) August 27, 2021
日本はかなり恩恵を受け、昨年のように
枠が5に減るような心配が全くありません。
そのため72人出場という、近年例を見ない大所帯となり
予選らしい予選となりました。
予選リザルト↓
吹き荒れる風
トレーニングの1本目開始時から時折風が強く吹き
当たればビッグジャンプ、外れれば100m近辺という
ギャンブル性の強い展開となり、多くの選手たちを惑わせていました。
予選を含めた3本で大きな順位変化をもたらしています。
📋Ciekawsze bilanse z dzisiejszego dnia:#Leyhe🇩🇪 68-33-5#Tande🇳🇴 3-44-45#Zajc🇸🇮 5-28-54#Lindvik🇳🇴 1-39-38#Kraft🇦🇹 20-1-55#Nakamura🇯🇵 32-3-27#Lanisek🇸🇮 16-35-2
— localSJresults (@localSJresults) November 19, 2021
To sporo mówi😅#SJstats #skijumpingfamily
そうした中での予選。
上位の成績を残すには
マイナス10点以上の、良質な風を引き当てなければなりませんでした。
そうした中で、良い風を引き当てて、更には状態も悪くなさそうなStoch(POL)が
素晴らしい飛躍を見せてトップを獲得しました。
とはいえ、実は昨年のWislaでも予選トップを獲得しているStoch。
昨年はジャンプ週間こそ制したものの、例年と比較的して低調に終わったStochなので
ここで持ち上げておくのは避けておきます。
また、プレビューで書いた
初ポイントを獲得といったサプライズ順位を演出したり、優勝候補を風で薙ぎ払う事もしばしばあります。
というものをしっかり発動してきたNizhny Tagil。
トレーニング2本目でトップスコアだったKraft(AUT)をはじめ
Muranka(POL)、D.Prevc(SLO)、Zajc(SLO)の本戦出場を阻ました。
日本チーム
散々、持ち上げた陵侑は4位。
全くアジャストしておらず、秋とは別人のようなジャンプでした。
後半の推進力は良いものの、高さがイマイチ出てこず
フラストレーションを溜めている表情を見せていました。
秋よりスキーを短くした可能性や、レールに対応しきれていないなど
微妙な変化にちょっと苦しんでそうですが
そこらへんの感覚等を修正していくと、予選のStochのジャンプをも軽くあしらえるジャンプをしてくるはずです。
佐藤幸椰は6位と上々の滑り出し、風さえ味方につければしっかり優勝争いできると思います。
伊東大貴さんが22位。強い追い風が吹き、待たされましたが
まずまずなジャンプを見せていました。
スタートフラッグの強い追い風を見せないように、宮平さんが旗を掴んで
スタート合図を出していたのが印象的でした。
中村直幹が28位、佐藤慧一が30位、小林潤志郎さんが42位で本戦進出。
状態は悪くなさそうですが、いかんせ風の状態で順位が20〜30くらい平気で変わるので
よくわかりません、全員本戦に進出できてよかったです。
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落ち着いた風の状態での試合が見込めない以上
良いジャンプを繰り出して、祈るしかありません。
踏切付近の横風に捕まり、ジャンプにならない事態だけは避けたいところ。
風を当てて、日本選手のスーパージャンプが見たいですね。
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