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21/22スキージャンプW杯 Wisla プレビュー
5シーズンぶりに開幕戦の地では無くなったWisla。
近年は、雪があまり降らない地域なので
この2週間のズレは、ジャンプ台整備が若干やりやすかったのではないかと思います。
バーンと風
ここのジャンプ台はランディングバーンがひどく荒れている傾向にあり
この4シーズンで多くの転倒者と負傷者を出しました。
昨年は、かなりマシになっていたので
最低でも昨年と同様のバーンコンディションであってほしい上に
五輪シーズンなので、4年前の大貴さんのように怪我人は見たくないものです。
そして何より、四方八方から訳のわからない風が吹くWisla
Nizhny Tagilのように派手にバランスを崩させるような風ではなく
なす術なく、バーンに吸い寄せられる風が頻繁に吹き
多くの超一流選手の予選突破や2本目進出を阻みます。
昨年の個人戦レビュー↓
1本目に、風で待たされたGeiger(GER)の悟ったような表情が、個人的に印象に残りました。
あの表情は1年経った今でも、鮮明に覚えています。。。
団体戦
状況的にも、ジャンプ台的にもドイツの優勝が固いと個人的には思っています。
一方で昨季の団体戦は、ドイツ予想をして何度も裏切られ
全くノーマークの時に勝ったドイツ。
信用はできません。
対抗馬となるのがノルウェー、オーストリア、スロベニア
4人目以外はほぼ完璧なノルウェー。
昨季より状態が良くこの地のディフェンディングチャンピオンのオーストリア
風を引き当てさえすれば、駒は揃っているスロベニア
この3カ国で優勝と表彰台を争うことになるはずです。
開催国ポーランドは低調ですが、ファンの期待に応え
どれだけ改善してくるか注目です。
日本チーム
陵侑をフィンランドに残して
月曜日にWisla入りしている日本チーム
五輪代表争いもあるため、絶対に陽性反応を出せない状況の中
ノーマスクの一般人と同じホテルでの滞在に不安を感じている様子。
陵侑を欠く中での団体戦は、厳しい戦いになると思うので
悪い風を引かずに予選を通過することと
しっかりポイントを積み上げられるかに注目です。
特に佐藤慧一は、しっかり20位以内に入っていきたいところ。
2週間後のEngelbergが中止になる可能性があるので
WislaとKlingenthalでの個人戦3試合のどこかで
20位以内に入らなければ、入れ替え対象となり五輪への道のりが険しくなります↓