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unseen 第2弾 開発秘話

 まず初めに、unseen Hair oil発売から約1年が経ちました。たくさんのお客様より嬉しいお言葉、率直なレビューを頂けたこと心より感謝しております。ゼロから始めたブランドが、お客様の生活に必要な存在でいられるように、これからも挑戦を続けていきます。

 2023年10月、ヘアオイルの次に必要なスタイリング剤を考え始めました。ヘアオイルの次に日本人の髪に必要なもの。ヘアオイルと同じように毎日使いたくなる心地良いもの。それはヘアバームです。ヘアバームがあればオイルと合わせて使うことで髪質や、湿気が多い日、乾燥する日のどちらもスタイリングできるようになります。

今切りたい髪型を完成させるためのプロダクトを作りたい意欲を持っていました。
細い髪の方が使いたくなる質感を目指して
重さが残らない柔らかさ。ドライ過ぎない束感が出る。広がりやすい髪がまとめるのびの良さ。気分良く使い続けられる香りと質感を考えました。

<完成度の高いヘアバームへの課題>
・酸化して臭くならない処方
・ギラギラしない
・重たすぎる、軽すぎる的外れな質感
・ありきたりな香り(ハーブ系、柑橘系など)
・冬でも爪に負担のかかる固さに固まらない
・安心して使える基材
・髪にバームの塊が残らない


<今欲しいバームに求める機能>
・新しい良い香り
・使いたくなる質感
・手への馴染む材質
・髪に重く残らない質感
・使い切れる総量の見極め
・指で取りやすい質感
・通年で使える質感

ヘアバームへの想い
【テクスチャーについて】
アミコレジャパンが厳選した最高品質のシアバター、ミツロウで表現したかったのは、上質で滑らかなマットな質感 。美容師が最も求めているテクスチャーを追究しました。
【香りにについて】
目に見えない心地よさ、これまでのバームには無いアート性。トップノートにはセンシュアルで個性的なシナモン、ミドルノートではペッパーのスパイシーさ、ラストノートにはシダーウッドとバニラが優しく暖かみのある香りに。unseen Hairbalmオリジナルブレンドには、複雑な香りの奥に暖かみを感じさせました。

【開発起源】
Big ThiefというNY.BROOKLYN出身のバンドの音楽がイメージの起点になりました。紅一点ボーカル、エイドリアン・レンカーのような、調和されていない心地よさ。記憶を辿るような音楽。シナモンが歌い、バックバンドはブラックペッパー。忘れかけていた記憶を思い出す瞬間を届けるような香りを調合しました。瞬間を思い出す回路を辿ると、ヴィム・ヴェンダース監督の『パリ、テキサス』(Paris,Texas, 1984年製作)のイメージが湧いてきます 。自由なシナモン、主張の強いブラックペッパー、それらを穏やかにつつむバニラは安らぎ、シダーウッドはhome。アミコレジャパン小林代表と山下2人での創作の始まりでした。

最後に、改めてunseenを通じて私達が伝えたいことは、本当に髪質に合うプロダクトに出会ってほしいということです。ずっと使いたくなる心地よさを体験して欲しい。これまでに無い良い香りのヘアオイルに出会ってほしい。目を閉じても良いと感じられる製品を妥協なく作り続けていきます。目の前にいるお客様だけで無く、hodosに来てみたいけど中々来れない遠方のお客様にも、体験してもらえるように考えました。
好きな髪型やお気に入りのhodosのスタイル画像があるとしたら、unseenを使用することでその質感に近づけることが可能になります。
同じボブでも何か違う雰囲気や香りで良いムードを纏えたら、きっと気分も明るくなります。
すべての向こうには" 人 "がいると考えています。
ヘアデザインの先にはお客様のコミュニティがあり、髪は他の人からの印象の一部で、髪型やヘアスタイリングなどから雰囲気が感じられるものです。

セカンドプロダクト、unseen Hair Balmがみなさまの生活をよりスマートにして行くことを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
次の製品も楽しみにお待ちください。

hodos 代表 山下

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