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《餃子の王将》 味噌ラーメン リニューアル「焦がしニンニク味噌ラーメン」誕生


王将味噌ラーメン リニューアル

「焦がしニンニク味噌ラーメン」

餃子の王将は、毎月1ヶ月限定のフェアメニューが恒例となっている。2000年代は毎月(半月)グランドメニューから1品を割引したフェアを東西別々で展開していたが、2017年4月“創業50周年感謝メニュー”として毎月オリジナルメニューをフェアとした形が生まれる。その流れの延長で、2019年4月に現在の月替り(オリジナルメニュー)フェアがスタート。12月・1月は「五目あんかけラーメン」が定番化している。
そんな中、グランドメニュー入りする新商品がたまにフェアメニューとして投下される。「野菜たっぷり五目あんかけタンメン」(終売)や「辣菜麺」(終売)、「豚辛ラーメン」(辛玉ラーメンが進化し全国販売化、現在も販売中)がそれに当たる。

今年2月は1ヶ月限定のフェアではなく、グランドメニューの「味噌ラーメン」がリニューアルし「焦がしニンニク味噌ラーメン」として新登場。(お得なセットメニューは2月限定)


旧・味噌ラーメン

全国統一

旧・味噌ラーメンは、東日本エリア(北海道・東北・関東・甲信越)と西日本エリア(北陸・東海・関西・四国・中国・九州)で仕様が異なっていました。

(1998年頃のメニュー)
「味噌ラーメン」は現在の旧・西日本タイプ
(2007年12月頃のメニュー)

この付近からメニューがエリア分けされ、東西それぞれの味噌ラーメンに分かれる。九州エリアのラーメンはデフォルトが豚骨(当時)だったり、地域の食文化に添ったメニュー作りをしている。天津飯のタレもその一つですね。


旧・味噌ラーメン(東日本タイプ)

東京都・八王子市 南大沢店(直営)
2023年6月6日訪問

東日本タイプの旧・味噌ラーメン

西日本タイプは605円(税込)、東日本タイプ715円(税込)と値段差があるが、東日本は大盛柄鉢に具沢山でボリュームがある。
※通常コレに煮玉子がトッピングされるが、この時期欠品で20円引きでした。

西日本よりも色は薄め
太麺
穴あきレンゲ付き

コーンが入ってるのが大きな特徴。平成のサッポロ味噌ラーメンのイメージ。


旧・味噌ラーメン(西日本タイプ)

京都市・山科区 京都東インター店(直営)
2025年1月30日訪問 食べ納め

西日本タイプの旧・味噌ラーメン

私は生まれも育ちも京都なので、王将の味噌ラーメンといえばこのタイプが馴染み深い。

赤味噌系のスープ
中太麺

豚挽肉、もやし、ニラ、人参、玉葱、キクラゲがシャキシャキで炒めた香ばしさがコクとなり満足度が高い。特に冬はこの塩みを欲っし(染み)ますね。

味噌ラーメン + JSMホルモンの味噌炒め

ホルモンの味噌炒めなど、味噌炒め系メニューをセルフトッピングしても相性良く旨かった。


新登場「焦がしニンニク味噌ラーメン」

京都市・山科区 京都東インター店(直営)
2025年2月1日訪問

最新メニュー表
「旧・味噌ラーメン」が姿を消し、「焦がしニンニク味噌ラーメン」がグランドメニュー入り

以前フェアメニューだった「野菜たっぷり担々麺」と「海鮮あんかけ焼そば」も、2024年12月16日〜グランドメニュー入りし🆕マークが付いています。

選べる3タイプ

今回新たに導入されたのが「ノーマル・麺少なめ・麺なし」の選べる3タイプ方式。グルテンフリーのニーズにも対応。今のところ大盛は無い様だ。このニーズ次第で他の麺類にも導入されるか試験でもあるんでしょうね。


焦がしニンニク味噌ラーメン(ノーマル)

焦がしニンニク味噌ラーメン(ノーマル) 825円
ニンニクの香りが食欲を掻き立てる
焦がしニンニクオイル(マー油)
全国統一で東西どちらに寄せるのか注目でしたが
どちらでもない新たな1つに生まれ変わりました

特製味噌ダレで炒めた野菜(こちらにも刻みニンニクが効いている)が香ばしく、味噌スープとの相性が抜群、旧味噌ラーメンのニュアンスも感じる。さらに焦がしニンニクオイル(マー油)が深みのあるコクを生み出し食欲を掻き立てる。スープ表面には薄ら油の膜が張り熱さを逃がさない。

焼そば麺よりも平たい

今回新開発の平麺は食感も良く美味い。相当な力の入れようですね。


事前の印象は、

歴代「野菜煮込みラーメン」

毎年3月恒例の復興応援メニュー「野菜煮込みラーメン」(源流は2011年 東日本大震災での被災地炊き出し。スープは醤油と味噌のブレンド)を味噌に振り、マー油仕立てにした感じかな?と予想していたら、「野菜煮込みラーメン」のあっさりイメージとは一線を画しガツンとパンチ力のある一品で、全然別物でした。とはいえ、大事にしている復興メニューで培った、炒め野菜をのせるラーメンから進化させてグランドメニューに残す思いが少なからずある様な気もしつつ、今年の3月に「野菜煮込みラーメン」がフェアに登場するかが一つ注目かもせいれませんね。


焦がしニンニク味噌ラーメン(麺少なめ)

京都市・山科区 京都東インター店(直営)
2025年2月2日訪問

焦がしニンニク味噌ラーメン(麺少なめ) 792円

“ノーマル”は1世代前のお馴染みラーメン鉢でしたが、“麺少なめ”は「忘れられない中華そば」新発売時に初導入された反り鉢。 3タイプある餃子のお皿を変えてる様に、配膳間違いを防ぐ目印ですね。
当然麺が少なくなる分、炒め野菜の山のバランスも変わると思うので、この深くシェイプした反り鉢が納まり的にも良いのかもしれない。 麺は半玉より少ない感じだが、複数料理を頼む際にはこれぐらいが丁度良いのかもね。味はしっかりニンニクが効き炒め野菜の香ばしさと味噌の塩み旨味で美味い。


焦がしニンニク味噌ラーメン(麺なし)

京都市・伏見区 城南宮店(直営)
2025年2月3日訪問

・焦がしニンニク味噌ラーメン(麺なし) 770円
ライスと共に具沢山味噌汁として

お野菜たっぷりの味噌汁想定だったけど、パンチがありスープ野菜炒めってな感じでライスがしっかり捗った。

ライスをスープに浸して食べても美味かった

麺なしなので、何か他メニューとカスタム出来ないかも考え中。ニンニクが苦手な人、仕事やデートで食べれないタイミングの人の味噌ラーメン需要が減りそうだが、逆にグルテンフリーのニーズがどう出るのか注目。

王将の近年の動きは、料理のクオリティを上げ、より美味しさを追求する方向にあり、次どのメニューをブラッシュアップするかも楽しみですね。
西日本タイプの旧・味噌ラーメンも、いつか「忘れられない味噌ラーメン」として復刻するパターンもアリかな。


餃子の王将 2025年2月14日から26品目値上げ

原材料価格や人件費、物流費等の高騰により2022年から3年間で5度目の価格改定が発表されました。「極王天津麺」と「天津麺」が同額問題は解消、「炒飯」が「キムチ炒飯」を追い越す現象は一旦同額に収まった。

〈以前書いた関連記事〉

「旧・味噌ラーメン」から「焦がしニンニク味噌ラーメン」へのリニューアル、東日本は715円→825円⤴️ 西日本は605円→825円⤴️と大幅アップ。レシピ改良でグレードを上げつつ、2・14価格改定を見越した価格設定だったのかもしれません。悲しいかな現在の物価高騰が収まる兆しが見えないので、いずれ6度目の価格改定が来る可能性も否めませんね。お〜こわ。



※instagramで投稿しているものを再編集しつつ、こちらに移していくので過去のアーカイブが含まれます。そのため、現在閉店した店舗、無くなったメニュー、来店当時の価格表記になることをご了承下さい。
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