禁止ばかりする日本人
カラーコーンと注意書きだらけの日本
日本にやってきた外国人旅行者が「せっかく美しい街なのに、あちこちにカラーコーンが置いてあるのが残念だ」という感想を漏らしているのを何度か見たことがあります。
僕も海外から日本に戻ると、なんでこんな美的センスのないカラーコーンをそこらじゅうに置くんだろうと疑問に思うことがあります。
いうまでもなく僕は日本語が読めるので、それに加えてやたらと「〜禁止」「〜するな」「〜ご遠慮ください」という注意書きが貼っているのが気になります。
いろいろな国を見てきましたが、こういった注意書きは日本がダントツで多いです。
行政の担当からしたら、カラーコーンや注意書きがあるのだからそれを守らずに事故などが起きても自己責任ですよ、という責任回避の意味があるのだと思います。
なので少しでもクレームなどがありそうな場面に過剰にこういったものを設置しちゃうんでしょうね。
禁止され続けてチャレンジできなくなった世代
小さい頃から「〜するな」と教わった日本人は、間違いを犯してはいけない、ダメと言われたら大変だ、ということが心底刷り込まれてしまっているのだと思います。
そして、そうやって育ってしまった大人世代が、やんちゃな若者のチャレンジを阻害している気がしてならないのです。
他人の夢を潰すのは簡単です。なにかにチャレンジしたいという若者がいたとして、ルールを調べて「あ、この法律があるからその事業は無理ですね」と平気な顔して言える大人が日本にめちゃくちゃ多い気がします。
民泊やライドシェアが日本で普及しないのは、さまざまな既得権益を得ている世代がこのような日本の風潮を利用して、邪魔をしている気がしてならないのです。
それに加えて「いや、法律を変えてでもこのサービスを普及させようよ」と応援する大人が少ないんですよね。
「ええんちゃう?」といえるジャンプ台おじさんになろう
映画やドラマで「責任は俺が取る、キリッ」みたいなトップの決断シーンがよくありますが、ジャンプ台おじさんはそこまでカッコよくなくていいです。
僕たちジャンプ台おじさんは「まあ、それくらいならええんちゃう? なんか言われたらワシも味方するから」というくらいの気持ちで若者を応援してあげましょう。
そして「〜はダメって書いてあるだろ!」と捲し立てるおじさんがいたら「まあまあ、そんな怒らないで、なんでダメかを調べて、どうすればいいか一緒に考えましょうよ」とやさしく言えるようになりたいですね。
そんなジャンプ台おじさんがいっぱいの日本になるといいなぁ、という想いを込めて。
それでは今日も素敵な1日を。ジャンプ!!🚀