願望と独占欲は紙一重
小学3年生くらいの頃
先生に叱られた事があった。
「その本は君の物じゃないでしょ。」
確かに僕の物じゃない。
でももっと読んでたい。
だめなの?
この本読んじゃ
その時は何で先生が僕に怒ってるのか全然わからなかった。
1ヶ月以上も持ってて図書カードに名前いっぱいにして、まるで所有者気分。
後になってそれはダメな事なんだって知った。
あの本は図書室の本だし、
買ったわけでもないし、
他に読みたい人が居たらしいし。
みんなで平等に読んでいく為の本。
誰か一人でも
ずっと読んでたい、
他の誰にも読ませない。ってなると、それは平等じゃなくなる。
でも自分も読みたいけどね。
それは今になっても通じる事だと思う。
中学の時に祖父のアコギを触り、
高校になり父のギターを弾きバンドを始めた頃、
バンドというモノを介して音楽の世界に魅了されて。
バンドは一つの団体って理解した時に、
似たような事を思い出した。
「このメンバーでずっと居たい。」
でもそれは《願望》であって《独占欲》になってはいけない。
メンバーだって一人の人間だし、
それぞれ感情があるし、
別に誰かのモノじゃない。
その意味を履き違えてはいけない。
昨今のアイドル事情も当てはまると思う。
所謂同担拒否。
みんなのモノでいいのではないだろうか。
時代が目紛しく変わるこの音楽の世界の渦の中で、僕はこれからも足掻いて行こうと思います━━━━。