X100Fと街へ|早朝の街と緑を撮る⑵
⑴の続きです。朝早く起きた日にセロ活も兼ねてお散歩してきた時の写真です。
写真とiPhone8でその場で撮った映像を合わせた動画です↓。
⒈遊歩道の角を曲がると
城山公園のお堀は東西南北、ぐるっと巡っているため、⑴の記事のような、北から南に進む道だと朝日が東側から注がれて輝く情景をキャッチできます。しかし、遊歩道の角を曲がると、道は西から東に続き、そこは頭の上を木々が茂っていて、朝日が遮られます。朝日を味わおうと思って公園に来たけれども、これは間違えたかな?と思っていましたが、少し歩いたらそれは私の間違いだと分かりました。
朝日は木々で遮られましたが、逆に、葉っぱの間から差し込む光が、また違う情景を展開していました↑。この写真も⑴の記事と同じ,KodaGold200の設定で撮っていますが、雰囲気が変わりました。光が限られているのもありますが、露出を下げています。
EXIFを見てみると、0.3evなので、本来の設定よりだいぶ控えめです。ここは場所として光が少ないのもありますが、表現したい葉っぱに乗っかった朝日の部分が大分明るくて、そこは全体の下げた0.3evより大分上の露出になっていますから、そこでKodakGold200レシピの味わいが出ていればいいと考えて撮っています。もちろんレシピ通りに露出をあげて、ISOを上げて撮るのもありだと思います。ただこの、頭上を木々が光を遮り、しっとりとした雰囲気を大事にしたかったのでこういう画にしたのが、私の中では正解です。
葉っぱに乗っかった光にここから集中していきます。どうしてかというと、自然の葉っぱと朝日が作り出す、目の前の情景は、自然ならではですが、その日にしかない表情です。偶然にあったようで、この時がいいチャンスでした。
↑なんでもない葉っぱに乗っかった朝日が、とても愛おしく見えちゃってます。こういう写真を見てみると、KodakGold200レシピのGoldは光を黄金色に見せるものなのかなと。そう考えると、自分の感性が目の前の光を黄金色だと解釈できる時に使うのが、KodakGold200レシピの1番いい使い方なのかもしれないな、とも思ったりもします。
↑大きな葉っぱを朝日が照らしている一帯を見つけて、カメラを下向きにして撮りました。光が少ないのもありましたが、F2でしっかり奥行きを出して影を印象的にしました。肉眼ではもっとシャドウ部分は見えていましたが、そこは撮影者の演出なのかもしれません。元々、KodakGold200のレシピはシャドウ側が濃く、潰れる設定になっているので、その特徴を最大限活かしつつ、“葉っぱに乗っかった朝日”という自分がとても貴重な瞬間だと感じた部分を強調するような、撮り方です。
ここで気をつけるのは、ハイライト側が飛ばないように気をつけながら露出を調整する点でしょうか。撮った時はファインダーを覗いて調整しているのであんまり覚えてないですが、EXIFを見返すと、-1evにしているので、レシピとは大分違いますが、ハイライト部分がレシピの色と雰囲気を維持しているなら、良しとしています、私は。
⒉さらに遊歩道を進んでいく
少し進むと、今度は葉っぱが茂ったところに差し込む朝日を見つけました↑。
葉っぱと下に生えた草に、朝日が流れてきている様子です↑。光の筋は線としては見えてないですが、光が当たっている部分を写すことでそれが可視化される、その光のトーンをKodakGold200のレシピで現すと、暖かさが乗ってくるのがこのレシピが好きな理由の一つなのかもしれません(もちろん他のレシピや設定でも色んな表現ができると思います)。
↑の葉っぱと朝日の位置がちょうど、葉っぱの後ろに朝日が見え隠れする位置だったので、左右にカメラを移動させて見たくなり、動画も撮りました。最初に貼り付けたYoutubeに入れました。よければどうぞ。
↑の場面では、横に伸びた枝のすぐ下に広がる葉っぱを朝日が綺麗に後ろから照らしている瞬間に心動いて撮りました。こういう撮り方をするとなると、X100Fの換算35mmではなくて、75mmぐらいが適当ですが、ここは35mmの良さを活かして広くとらえながら自分がぐっときたところが伝わったらいいな、という感じですが、少し分かりにくいかもです汗。
⒊今回のレシピの紹介
最後に、今回のKodakGOld200のレシピは、以下のようなカメラ内設定で撮影しています。ソースはFujixweekluy.comです。
こういう設定だとこういう画になるんだ、と参考になれば。ちなみに、同じ設定でカフェのご飯を楽しんできた時の記事はこちら↓です。