狂い咲きダンジョン記 プロローグ 終わりの始まり
それは一本の電話から始まり一本の電話で終わった。
まずは終わりの話。
6月某日、電話の主はZEEBRA(以後ジブさん)。
かかってきた瞬間に嫌な予感がビンビン。
そしてジブさんの声の出だしのトーンで確信に変わった。
「申し訳ないんだけどフリースタイルダンジョンは終わる事になりました…」
まさに予想通りの答えに
「やっぱりですか…」としか言えず。
「ジャンボには無理言ってオファー受けてもらってやっとこれからだって時だったのにホント申し訳ない」
「いやいやジブさんにそんな謝って貰っても困ります。自分こそ感謝しかないです。本当にありがとうございました…」
電話を切ると同時に襲ってくる喪失感。
ああフリースタイルダンジョンが終わってしまった…
去年の5月にオファーを貰ってあっという間の約1年に見た天国と地獄。
フリースタイルバトル未経験の43歳のreggae deejayがその道の最高峰「フリースタイルダンジョン 」にて奮闘した記録を覚えてる限りここに記していこうと思う。
予定より随分早くなってしまったが、まあ軽い気持ちでお付き合い下さいな。