【はじめての方向け】パワーリフティングの大会当日の流れをまとめてみた〜其の壱〜
パワーリフティングの大会も徐々に増えてきており、
興味を持ってくださるひとが増えているのも感じています。
はじめて、パワーリフティングの大会に参加されるみなさんには、
勝手に親近感をもって、「ようこそ!」って言いたくなります。笑
その一方でチームや団体に所属されている方はさておき、個人で大会に出場される方にとっては、なにかと心細かったり、当日、どんな流れで大会が進行するのか、いや、そもそも事前にどんな準備が必要かなどわからない、知らないということも多いのではと思います。
自分も3年前に初めて大会に出場したときは、右も左もわからない状態でした。が、いろんなひとにたすけていただいたり、大会の出場を重ねる毎に、あれも、これもと学んできました。
そこで、noteに大会にむけた事前準備や大会当日に必要なもの、大会当日の流れなどをまとめてみることにしました。厳密に書くと堅苦しくなるのと、細かいことをつらつら書くと息苦しくなってしまうので、全体像がわかるような感じで書いています。少しでもお役に立てればと思います。
厳密なルールは、こちらをご覧くださいね↓
ルールブック - 日本パワーリフティング協会
事前準備
・選手登録
・大会への出場申し込み(エントリー)
・エントリーの発表他
出場したい大会への申し込み前には、選手登録が必要です。
事前準備として選手登録を済ませてください。
その後、大会への出場申し込み(エントリー)となります。
一部大きな大会になると、大会出場のために標準記録というものがあります。その記録を突破していないと参加できないという関門みたいなもんです。それを満たしている条件が伴いますが、大体の大会は、先着申込順になっています。
ここでは選手登録の方法や大会出場(エントリー)方法は割愛します。
各都道府県主催の大会などによりエントリー方法は異なりますので、これから大会に参加したいと考えている人は、事前に各都道府県のパワーリフティングの協会にお問い合わせください。
申し込んだ方は、大会が近づいてくると当日のタイムスケジュールが何かしらの形でアナウンスされますので、そのチェックもお忘れなく。
大会当日
大会当日に自分の納得のいく結果を出すためにも練習は大切です。
が、ここではどんな練習をして臨めばいいか?などは割愛しますw
ただ、ひとついえること。
大会までケガなく練習を積んでいってください!
⓪会場到着
会場は毎回異なりますw
会場に到着したら、受付にいる運営スタッフの方に声をかけて、選手が荷物を置いたりストレッチ、準備運動のできる場所を確認しましょう。
①ラックの高さ調整・確認
スクワット、ベンチプレスの試技の時のラックの高さの確認をしましょう。
大会で使われる器具のメーカーは、普段ご自身の練習でつかわれている器具と同じとは限りません。またメーカーや器具が異なることで、ラックの高さが異なることもあります。混み合う前にササッと確認してしまうのがよいです。ラックの高さ調整のやり方がわからないひとは、まわりにいるひとをぜひ頼ってくださいw
②検量
当日体重を計測します。
出場する階級の体重の範囲内でないと検量をパスできません。
男子はパンイチでの検量となります。
女性はわからないので、実際に大会に参加したことのある方に、聴いて頂けますと!
例えば93Kgに出場する場合は、検量をパスできる体重は、
83.01kg〜93.00kgです。
検量時に体重をオーバーしてしまった場合は、所定の時間までに再検量となります。それでもパスできない場合は失格になるかと。
検量のタイミングでSQ.BP.DLの第一試技の重さ、SQ.BPのラックの高さを審判から聞かれますので申告します。その後、検量終了時に試技申請用のカードを渡されます。(用紙、渡されないこともあるかも)
検量のタイミングでラックの高さがわからない場合は、あとで申請することもできます。自分が出場する進行席の方に階級・名前を伝えた上で、申告してください。
アップやその時の体調次第で、第一試技の重量変更もできます。
ただ、申請期限があります。競技開始3分前に修正申告は締め切られます。
変更後の申請先は進行席になります。
※ご自身で名前、申請重量を記入する必要があるので、当日ボールペンを持参してください!
③コスチュームチェック
検量後か前に、コスチュームチェックを終える必要があります。
コスチュームチェックは、その名の通り、大会で着用するウェアやギア、シューズなどのチェックです。具体的には、競技時に着用するTシャツ、シングレット、リストラップ、ベルト、靴、ソックス、ニースリーブなどのチェックを受けます。ここでチェックを受けたもの以外のものを大会で使用することは不可です。
コスチュームチェックは場所は審判が待機している席付近で行われます。
そこで、出場する階級と名前を担当者に伝えてチェックしてもらう感じです。
<コスチュームチェックをうけるもの>
・Tシャツ
着用する分、何枚でもOKです。
私はユニクロの無地Tシャツを愛用しています。
柄物のTシャツなどはあきらかにヤバいのは指摘を受けるかも。
ここでチェックされるのは、例えばA7のTシャツのような、背中に滑り止めついてるといったウェアの着用は不可です。サイズが体格に対してデカすぎると指摘入るかもしれないので注意が必要です。
・シングレット
通称つりぱんです。
これも着用する分だけ申請してください。
・ベルト
スクワットやデッドリフトなどに着用するベルトです。
なくても平気ですが、腰などへの負担を考慮するとあった方がいいです。
ちなみに、某フィットネスジムで販売されているようなベルトで、中に綿が入ってるフカフカのタイプのベルトは確か使用不可です。
(これは初めて大会に出たときに他の選手が指摘されてたのでよく覚えてる)
・リストラップ
手首を守るためにもあった方がいいとは思いますが、
これもなくても平気です。伸ばした状態でチェックをうけてください。
・ソックス
DL用の長いソックスはマストです。長さ気をつけてください。
スクワット、ベンチプレスの試技時はこの長さのソックス着用がマストというわけではありません。
正確な長さ、ど忘れしましたが、膝小僧の下らまでの長さだったはず。
(長さイメージや↓)
SBDのソックスとかは1枚あるといいかも。
ソックス忘れると、●にます。私も一度忘れたことがあります。
そのときは、大会中にブースが出店されていたので購入しましたが、
大会によっては、 ブースの出店がないときもあるので注意です。
・ニースリーブ
これもIPF公認のです。なくても平気。あった方がいいです。
ニースリーブにはルールがあります。
「着脱は必ず個人でやること」。です。
誰かの力を借りるのは違反行為となります。
このあたり、試技の進行を含めたルールメモは、別のnoteでまとめようかなと思います。
・シューズ
これも、使う分だけチェックをしてください。
競技によって靴を使い分けている人もいます。
ちなみに、私は大会出始めの頃は、ランニングシューズでやっていましたw
パワーリフティングに適したシューズがありますが、未だに違いを伝えられるほどわかっていませんw
④ウォーミングアップ
競技開始が近い選手が優先となります。
ウォーミングアップの際に扱う重量は人によってことなるので、お互い譲り合って行いましょう。
また、プレートの付け替えやラック高の変更はお互い協力しあってできるとよいですね。
⑤その他
<開会式>
競技開始30分前くらいに行われます。
試技開始時の第1グループの人はウォーミングアップに専念いただく形となるので、開会式への参加はマストではありません。
<当日の飲食について>
大会の会場によって異なります。
飲食OKなエリアをきっちり分けられていることがほとんどかと思います。
会場の出入りは基本問題ないと思いますが、会場付近にコンビニや印書店があるかは会場によって異なるので、持参するのがよいかと思います。
ちなみに私は、だいたいおにぎり、バナナ、飲み物を持参しています。
あたりまえですが、ゴミはご自身で持ち帰るようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
自分も過去こんな感じだったなーと振り返りながらやることとかを書き上げてきましたが、意外とやること多いな。しかもこれを短時間で同時に進めていくから割とバタバタしそうですね…。
意外と文字量が多かったので、試技開始後のことは別のnoteで書こうと思います。それでは。