#sec1 これが最後
※2017年の1月15日の大会が終わったら公開したいと思います※
唐突なのですが、私、ダブルダッチという2本の長縄を使ったパフォーマンスとスポーツの要素をもったものをやっています。
ダブルダッチはなんぞや?と思われる方もいらっしゃると思うので、
かんたんにダブルダッチを紹介します。
ダブルダッチは、縄を回すターナーと、中で飛ぶジャンパーの役割があり、
ターナーとジャンパーがチェンジしたり、
ジャンパーが縄の中で駆け足飛びで跳んだり、
アクロバティックな動きをしたりと、ただ跳んで回してだけではありません。
パフォーマンス要素でいえば、例えばこういうの。
3人以上で音楽に合わせて縄の中で踊ったりする感じのです。
年に数回全国で大きな大会があります。
1つめの動画は2015年の日体大OBと立命館大学OBのチームによるパフォーマンス。
毎年3月に日本全国からダブルダッチャーが一同に介して日本一を争う大会。
この大会で上位に入賞すると、夏に行われるダブルダッチコンテストワールドに、日本代表として派遣されます。
2つ目の動画。これは2010年の日体大のチームのパフォーマンス。
NewYorkはアポロシアターで行われる世界大会出場をかけた、東日本予選です。
ほとんどミスのない、流れるような演技ではありますが、日本の最終予選には残れなかった非常に惜しいチームです。
スポーツの要素はこっち。
「2分間で何回飛び続けることができるか」と、
「無音で縄の中で腕立て伏せや宙返りなどの」技を続ける2種類を
得点化して競い合う内容です。
動画は、3年前のADDLという大会に出場した、
当時学生だったDIANAというチームのスピード。
ダブルダッチには、学生の頃に出会いました。
まだ、そのころは今ほど浸透しているわけではなく、
「ダブルダッチ?なにそれ?」という人が多かったのを今でも覚えています。
今みたいにSNSも普及していなかったですし、
インターネットの掲示板を使ってダブルダッチをやりたいひとを募っては、
駒沢公園で飛んだりしてました。
そこで知り合った人と仲良くなって、世界大会にも行かせてもらいました。
会社勤めするようになって、その生活に少し慣れてきた頃、
社会人チームでもおもしろいことできるってのを表現したくて、
1年くらいかけて準備して本気で大会に臨んだこともありました。
世界大会に行ってから、干支がひと周り。
会社勤めしながら大会に出てから6年が過ぎました。
久しぶりにちゃんと跳んでみようかなと思ったのは、
社会人になってから緩くダブルダッチを楽しんできた、
チームメイトでもある人から「もう一度大会でてみない?」
というお誘いがきっかけでした。
その人は今年で、御年66歳。自分からすると父親と同年代にあたります。
正直、本当に悩んで悩んで。
学生の頃ほどダブルダッチに力を入れられるほど時間的にも余裕がないし、
体力的にも余裕があるわけでもない。
お金や時間の使い方が歳をとるにつれて、
変わってきているのは、はっきりとわかっていて、
その選択は自分にとって最良の選択なのかなと。
頭の中に浮かぶのは、ネガティブな発想と現実と。
ただ、この誘いを断ったら、
もう世界大会を目指して練習するとかもこの先まずないだろうし、
ダブルダッチに関わる機会というのも、
さらに減っていくんだろうなとも、うすうすわかっていました。
だから誘ってくれたひとと直接会ってじっくり話をして、
そこから時間をもらって、かなーり自分の中で考えて決めました。
「もう一度、やってみよう」と。そして、「これが最後にしよう」と。