12 魂の進化、MVPはウルトラセブン
こんにちは、光の研修生Jumanです。
今回は、前回の続きでセブンの2つのエピソードをさらに詳しくスピリチャルに語っていきますよ。
二つのエピソードから言えること
もし、前回の記事「超兵器R1号」「ノンマルトの使者」をご覧になってなければ、ぜひご覧になってからお読みください。
さてセブンは、いやダンはどうすべきだったのでしょうか?(本来なら?)
私としてはこのような考えしか浮かびませんが・・・
①ギエロン星にR1号ミサイルが到達する前に、セブンに変身して破壊すべき
だった。
②地球人をノンマルトと呼んでいたことを思い出した後、ダンは、ノンマル
トと話し合いをするべきだった。
①については
「絶対にR1号の実験を妨害すべきだった。本当に地球を愛していたなら地球防衛という目的のために。それができたのは僕だけだった。」
このダンの後悔の念がすべてですね。
わかっていたけどあえてしなかった、いやできなかった・・・3次元地球の独特周波数・・このケースは組織同調圧力に屈するという「ネガティブな学び」なわけですが・・・
ウルトラの父が光の国で「君たち・・〇〇を△△すべきだ!」とか言ってたりしてね。(苦笑)
余談はさておき、わかっていたけどあえてしなかった、いやできなかった。
このダンの不作為とも言える行動が、後々大きなカルマの代償となって跳ね返ってくることになりますが、これは後ほど語ります。
②については
ノンマルトと話し合いしたところで解決できへんやろ、という意見もあると思いますが実際そうは思いません。セブンとして交渉していればどうにかなったかもしれないのです。
なぜならセブンには実績があるのですよ。セブンの一声で解決した例が・・
それは、第16話「闇に光る目」で、地球の宇宙船がアンノン星への侵略だと勘違い?して地球に来た岩石宇宙人アンノンが、セブンの説得によって「セブンの言うことなら信じよう!」と言って平和裏に帰っているからです。
①②を通してセブンはウルトラマンとしての「過失という学び」があったと思います。なお「過失」という言葉は、3次元地球特有のジャッジの一つに過ぎず、セブンの未来を考慮に入れて「過失という学び」というぼかした表現にしています。
二つのエピソードの話題はいったんここでおきます。
そして時は流れ・・・いよいよ・・・
セブン第48話・49話「史上最大の侵略」
このエピソードはあまりにも有名なのでストーリーには触れません。
なぜイメージ変身したダンに過酷な肉体の不具合が起こったか?
ここを語っていきたいと思います。
脈拍・・血圧・・熱が90℃、というアレです。
最大の原因はこれです。
長期間続いた3次元地球分離周波数に、イメージ変身した3次元肉体のダンが耐えられなくなった。言い換えれば、ウルトラマンのカラータイマーが点滅する理由と同じということです。
この点、チャクラのことを語っている記事「カラータイマー、命の叫び」をご覧になって下さい。
それでこの背景にあるものとして、「孤独な戦いを強いられ続けた。」
この意味は、セブンはウルトラ兄弟で唯一(多分?他にあったらすみません)他のウルトラマンが救援にきていません。まあこのときウルトラ兄弟という概念がなかったのですが、それでも救援が一度も来ないというのは、考えれれないことです。救援したのは唯一、セブン第40話「セブン暗殺計画後編」でガッツ星人に磔にされたところを、ウルトラ警備隊が救ったことがありました。
さらに、ダンはセブンである正体を最後まで隠し続けました。正体を最後まで隠す例はごく普通なのですが、ダンはイメージ変身してるというのが、他のウルトラマンとの違いです。
イメージ変身で正体を隠し続けることによる周波数の低下は、地球人の肉体を借りるウルトラマンとは違うのでしょう。
おそらくモロボシダンへのイメージ変身を維持するのもやっとという段階になってきてるんじゃないですか・・・
ところで同じイメージ変身のメビウスは、第30話「約束の炎」以降、GUYSの同僚のクルーたちに正体を明かし、強力なサポートや励ましを受けてともに戦っています。そのためセブンほど周波数を下げなくて済んだと言えそうなのです。
さらにメビウスのエピソード終盤は、歴代のウルトラ兄弟が次々に救援に駆け付け、メビウスにアドバイスを与えたりしていました。
なかでも、メビウス第45話「デスレムのたくらみ」では、ジャックが
「それでいいんだメビウス!人間を愛するには人間を知らなければいけない。人間の強さも弱さも美しさも醜さも、その両方を知らなければおまえはこの星を愛することはできない。」
と、地球人特有の分離意識を受け止めたうえで精進しろ!と的確なアドバイスを送っています。
しかしメビウスもイメージ変身ゆえ、肉体の不具合をセブン同様起こしています。これは、メビウス第48話「皇帝の降臨」でインペライザーと立て続けに過酷な戦闘(メビウムダイナマイトを連発)をしたためでしょう。
そしてその時のナレーションは、やはり、ヒビノミライへのイメージ変身を維持するのがやっと、と語られています。
セブンに話を戻します。
そして見かねたのでしょう。セブンの上司なる人物?がテレポーテーションで現れ、「光の国へ帰るときが来たのだ!変身してエネルギーを消費してはイカン!」と。(冒頭の画像)
ダンは、「元の体には戻れないのか?」と聞いていますが、セブン上司の言いたかったことは、ズバリこれでしょう。
「光の国へ帰ってヒーリング治療および浄化をしなさい!」
3次元周波数の地球でできるわけないですもん!
ところで「史上最大の侵略」においては、2つのエピソードのなかでセブンの過失という学びが原因となって、カルマの代償を強いられたとは思えません。これはセブン第39話、40話「セブン暗殺計画」も同じです。
なぜなら宇宙根源の光が3次元地球へは届きにくいのと同様に、カルマの代償まで3次元世界では時間がかかると考えるのが自然だからです。
このあたりのことは、以前「ウルトラマンの活動エネルギーとは?」で記事にしていますので、ぜひご覧になって下さい。
ではいつ代償を払う場面になるのかというと、ウルトラ警備隊時代のセブンではなくて、後の時代のセブンとしてです。
もう、読者の皆様はピンと来てる方も多いと思います。
最後にセブンはどうにかゴース星人とパンドンを倒し、アンヌにだけに別れを告げて明けの明星が輝く頃、一つの光となって光の国へ帰っていきます。
そしていよいよMAC隊長として二度目の地球へ
そしてウルトラマンレオとともに守った運命のストーリーが始まります。
第1話「セブンが死ぬ時東京は沈没する!」からいきなりでしたね。
双子怪獣レッドギラスとブラックギラス、そしてマグマ星人の猛攻に足を折られ変身能力を失ってしまいました。
あたり前やん、変身できるんやったらレオが主人公の話やのに、レオがかすんでしまうやんか!とは思わないで下さいね。
このブログ、ぶっ飛んでしまいますのでネ!(笑)
そして運命の第40話「MAC全滅!円盤は生物だった!」で、自らが隊長を務めるMACは、シルバーブルーメの急襲にあい、あっけなく?レオのおおとりゲン以外は全員討ち死にしてしまいました。
この後のセブンの消息はわかりませんでしたが、レオ第51話「さようならレオ!太陽への出発」で、ゲンの夢に登場してきます。
これが復活と言えるかどうかわかりませんが、メディカルベッドでヒーリング、ウルトラの母の浄化光線など、一連のプロセスを経て復活したのでしょうね。このあたりのことは、「ウルトラマンを復活させるためには」の記事で触れていますのでぜひご覧になって下さい。
そういうわけで、①②を通して、セブンの過失という学びは、レオの第1話と第40話のエピソードでもって代償を払って完全に消滅しました。
セブンが地球で学んだことのまとめ
ではセブンが魂の進化のために地球で主に学んだことについては、このようなことが挙げられます。
①「超兵器R1号」のエピソードでの過失という学び
②「ノンマルトの使者」のエピソードでの過失という学び
③ウルトラ警備隊という組織の中で、部下としてのチームワークの学び
④MACという組織の中で、指揮官としてのチームワークの学び
⑤ガッツ星人に磔にされた時の、地球人に救援されるという学び
⑥サロメ星人に、にせのセブン(にせの自分)を造られたときの学び
⑦何回か行方不明になったウルトラアイ、3次元地球で大切なものを一時的
にではあるが失ったときの学び
⑧モロボシダンにイメージ変身して、地球人としての肉体をもったときの、
いい意味でも悪い意味でもの学び
⑨変身能力を失った後、ずっと耐え忍びながら過ごす学び
⑩ウルトラ念力を使い、疲労困憊していく肉体の不安からの学び
⑪おおとりゲンを鍛え上げ、レオが一度は破れた怪獣に勝利したとき、師匠
としての喜びの学び
⑫アンヌ隊員に対するほのかな特別な感情をもった学び
⑬MAC隊長としてアンヌに再会(アンヌは否定していた)したときの懐かし
さという意味での学び
⑭正体を告げ、大切な人(アンヌ)と別れるときの学び
⑮ともに戦った愛弟子レオとシルバーブルーメの急襲によって別れなければ
ならない絶望感の学び
⑯ウルトラ警備隊以後の時代、ウルトラ兄弟とともに地球で戦えた学び
(ヒッポリト星人・テンペラー星人など)
他のウルトラマンでは体験できなかったセブン独自の学びは、④⑨⑪⑫⑮
あたりが明確でしょう。
とまあ、色々書きましたが他にもあるかもしれません。
しかし、なんと言っても地球を二度にわたり防衛の任務につき、同じモロボシダンへのイメージ変身で、3次元分離意識周波数のなか戦い続けた実績は
著しい魂の進化だったのではないでしょうか。
私は、3次元地球での学びとして、様々な感情や場面を体験するリスト表みたいなものがあって、そのリスト表をすべてつぶすまで、輪廻転生を繰り返すのではないかと思っています。
どのリスト表をつぶすかは、生まれる前に決めて生まれてくると・・
セブンの未来へ
時は流れ、セブンに鍛えられたレオはその後、正式に光の国宇宙警備隊へ迎えられ、そしてセブンの息子であるウルトラマンゼロを今度は自分が師匠となって鍛え上げます。
そしてゼロは今や光の国宇宙警備隊のエース的存在に成長し、後輩のギンガ、エックス・・新しいウルトラマンとともに宇宙の平和のために戦っています。
最後にセブンには色々と試練が襲いましたが、地球という3次元分離意識のなかでレオを鍛え上げた善行のカルマは、のちにレオの崇高な感謝を生み神々しい光となって昇華し、それが息子のゼロへ降臨して、ここに結実しました。
(カルマは当事者だけでなく、子孫に関係していく場合もあります。)
本当にお疲れさまでした!ウルトラセブン!
ウルトラマンの3次元分離意識エピソードを語るのはセブンのMVP受賞でいったん置きたいのですが、ジャックのあのエピソードだけはどうしても語りたいので、次回はジャックの回にします。
今回も最後まで読んでいたただいてありがとうございました。
なお今回も画像は、「TSUBURAYA IMAGINATION」から引用させていただきました。参考にさせていただきありがとうございました。
今回のまとめ
仮説ウー15
セブンのウルトラ警備隊時代の過失という学びは、後のMAC隊長時代にカルマの代償を払って消滅した。
仮説ウー16
息子のゼロが光の国宇宙警備隊のエース的存在になったのは、セブンがレオを鍛え上げたことによる善行のカルマが作用したものである。
次回予告:(仮題)13 ウルトラマンジャック、夕陽のなかで!
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