無料低額宿泊所リアル日記 DAY2
平成31年4月2日 火曜日 晴れ 入所2日目
午前4時半起床。ウトウトしながらも、5時前には完全に目を覚ました。布団などを片付けて6時59分に食堂へ。 寒い朝だ。天気はいいけどね。
朝はご飯味噌汁に生卵のみ。
醤油をぶっかけて一気にたいらげる。
昨日買おうと思って断念した温かいコーヒーを2つ買い、1本をお隣さんへ(以下S氏)
ついでに色々質問。特に洗濯など。
すると、
「ごめーん、タバコ1本もらえる?」
キタキタ〜出たよ〜
自分も金無くてあまりないのですがと、前置きをして一本やる。
そして洗濯へ。
部屋でなんだかんだしていると、洗濯が終わりそうだから取り出しに行く。S氏がハンガーを5本貸してくれた。
干し終えたのは9時半を過ぎた頃。
電話をしたいから、歩いて駅ビルの100均を目指す。庭でたむろしていたS氏から自転車貸そうかと言われたが丁重に断った。これ以上の貸しを誰かに対して作りたくない。
通りに出ると満開の桜並木が迎えてくれた。いつ見ても満開の桜は素晴らしい。
彼女と父親に電話。電話をしながら歩いていたら、あっと言う間に駅に到着。
出来なかった買い物をして、再び歩いて戻る。
弁護士に住所変更したくない旨を伝えて、昼飯。バタバタとかきこむ。
戻ってS氏に14時に役所の担当者が来てガタガタするかもと事前伝えると、
「大丈夫だよ。部屋みるだけだから。悪いけどまたタバコ1本もらえるかな?明日が支給日だからさ〜」
キタキタキタ〜キタキタキタ〜
面倒くさいから、金無くて残りもないからもうあげられないとソフトに伝えて2本くれてやった。
住所変更をまだしない事は弁護士先生も寮長もなんとか了承してくれた。
部屋に戻ると、時間通りに担当者来訪。
聞き取りが始まる。
S氏は全部聞いてるんだろうなと思いつつ答える。
担当者は物腰柔らかく、時折冗談を交えて話しやすい人だった。
40分くらい話をして担当者は帰った。第1回目の支給は4月14日から4月20日の間になるであろうと言っていた。つまり、あと10日間を現在の所持金1500円くらいで過ごさないとならないのか。ハードだな。
洗濯物を取り込んで、風呂が開くのを待って入浴。
明日の準備などしていたら、あっという間に晩飯タイム。時間ちょうどに行く。
ガーッとかきこんで、1番に食堂を後にする。だが、寮長に呼び止められて、食堂に戻る。洗い物の当番が25日にあるのだと告げられた。
仕方ない。
戻って、さっさと布団を敷き、野球を観ながら2日分の日記を記入。
薬のせいか、疲れのせいか分からないけど22時前に強烈な睡魔に襲われた。
ここは塀がない警察の留置所に近い。
住人と必要以上に仲良くなるのは危険だ。
S氏は同居人だし、イビキなどで迷惑をかけるから仕方ないけど。
とにかく努力をして早くここを出たい。本気でそう思う。
そうか。入所翌朝はこんな感じだったのか。断片的な記憶はある。
因みに私の彼女は外国人。現地在住。交際歴はこの時点で約2年。こんな状況でもすべてを理解してくれていたとても大切なガールフレンド。彼女についてはいつかご紹介したいと思う。