日本で最も美しい村には大自然の中を縫って繋がる林道がたくさん残されています。そんな最高のグラベルライドを一緒に楽しみませんか。GRRs2023
【大会レポート】グラベルライドラリーシリーズ in Japan 2023
主催:一社)国際自転車交流協会 長谷川昭憲(代表)、諏訪重俊、ジュリアーノ中西(アートディレクター)
協力:長野県大鹿村、長野県中川村
一社)国際自転車交流協会が主催する、「日本で最も美しい村」の林道を走るグラベルライドラリー大会です。2023年は6月4日(日)長野県大鹿村、11月4日(日)長野県中川村の2カ所で日本シリーズとして開催しました。
手づくりの自転車イベントから日本の森林文化の復興を目指しています。
※グラベル(gravel)とは砂利道、非舗装路面一般を指します。
グラベルライドラリーシリーズ in Japanとは
グラベルロードバイク(自転車)でのラリーになります。
2023年は2カ所の美しい村ステージでシリーズ戦として、ポイント制で年間チャンピオンを競いました。
◯1stステージ6月4日(日)長野県大鹿村
◯2ndステージ9月10日(日)長野県中川村
【グラベルライドラリーのルール】
コース合計約100km前後(周回コース、往復等含む)
舗装路と砂利道の混合になります
スタート/ 1 〜 3 人のグループで1分ごとのスタート(チーム制ではありません)
移動区間とラリーポイント区間があり、林道の上り区間をラリー区間として使用
ゴールの順位を競うレースではありません
グラベルコース上に設けられたラリー区間でのポイントで順位が決まり、年間順位を争います
グラベルロードのラリーとして「日本初のシリーズ戦」になります
※ハードなコースの為、ロードバイクで普段から120㎞以上走れる体力を有する方が参加条件となります。
【自転車のレギュレーション】
タイヤの幅:32C(32mm)以上
グラベルロードバイク、マウンテンバイク、 シクロクロス等全てエントリー可能
グラベルライドラリーの楽しみ方
コースはとても厳しいのでですが、走り終えた後の「達成感」は格別です。またラリー方式ならではの時間差スタートも日本では珍しいことと思います。スタート時には出走ライダーの紹介アナウンスがあり、オンリーワンの瞬間を体験することができます。またフィニッシュ後のセレモニーでは、上位入賞者の表彰に続いて、参加者全員に地元の特産品が当たるビンゴ大会をおこない大いに盛り上がりました。
2023年は2ステージ(2カ所)での開催でしたが、2024年には3ステージ、2025年には5ステージと開催地を増やしていく計画です。みなさまからのご参加をお待ちしています。
・2023年大鹿村大会フライヤー
・2032年中川村大会フライヤー
・facebook Gravel Ride Rally(グラベルライドラリー)
大会へのお問合せ、ご参加は上記FBmessenger、もしくはhasegawaakinori15@gmail.com、shigetoshi.suwa0418@gmail.com
【Story】
都会ではアスファルトと信号機、それに自動車たちに私の進路はコントロールされています (え、私の人生も?)
アスファルト道路の走行では体験できない、路面からの大きな振動、不意に現れるクラックや水たまり。予期せぬ野生動物との遭遇もあるかもしれません。現れる変化のたびに、自分で判断して的確なルートを選ぶ。グラベルロードでは常に判断を迫られます。それは誰もが「私の道を取り戻す体験」。メタバースを越える新しい世界が広がることと思います。そのステージは「日本で最も美しい村」です。
【Vision】
グラベルライドラリーの目指すこと
・林道の観光資源化による交流人口の増加
・美しい村の持続化
・森林の復興
【About】
NPO法人「日本で最も美しい村」連合
失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観や環境・文化を守り、地域資源を生かしながら美しい村として自立をめざすことを目的に、2005年に7つの村町で始まりました。
2023年の開催地となった大鹿村、中川村の両村とも「日本で最も美しい村」連合に認定されている村です。しかしどの村も存続の危機にあります。
「グラベルライドラリー in 美しい村」実行チーム代表の長谷川昭憲は「日本で最も美しい村」の常任理事として長年、イタリアをはじめとしたヨーロッパ各国と日本の「最も美しい村」運動の橋渡し役を担い、多文化を背景にした合意形成の困難を乗り越え、国際的な仲ネットワークづくりをおこなってきました。
イタリア1周レース(Giro d'Italia)に代表されるように、美しく険しいドロミテ山塊、地方の小さな美しい村々を縫ってレイアウトされるレースは、テレビで見てるだけでも楽しいものです。そんなイタリアでの自転車イベントは、「地域文化の多様性を賛美する」プロモーションなのです。
そんな「地域文化復興」とも言える、イタリアでの自転車競技を活用したイベントを体現した長谷川は、日本でも自転車を用いた地域資源の有効化を目指し、一社)国際自転車交流協会を立ち上げました。
「村の林道を誰もが楽しめる地域の観光資源に。そのためにグラベルライドラリーを始めてみよう。日本各地にある森林の復興にも、繋がるんじゃないかな。車やオートバイと違って自転車は担ぐことができるから、林道の整備は最低限で大丈夫だし」
また、森林環境税を納める私たちは、森林の現状に積極的に触れ、税の使われ方を監視する責任があるとも考えます。
イタリア、フランスなどヨーロッパの美しい村々を見て来て感じることは、「日本の自然景観はどこの国よりも多様性を持っている」という発見でした。私たちの住む日本には湿潤な森林が豊富にあります。その森林からの恩恵である美味しい水と空気は、日本に暮らす全ての人に分け隔てなく与えられる共有資源にほかなりません。過去から未来へと「美しい村を美しいままに」受け渡すことが今を生きる私たちの責務であると考えます。
繰り返しになりますが、自転車で林道を走ることが林道整備へと繋がり、林道の観光資源化へと道が開けていく。そのことが日本の森林の復興につながる、そんな大きな夢を持っています。
【Message】
このプロジェクトは持続可能な大会を目指しています
運営は数人のスタッフと村の有志による手作りであるので、より多くの集客を求めることを目的に置いていません。小さな単位で1カ所に負荷をかけず、分散して持続可能的であるように。
そして小さなアクションの積み重ねで、自転車アクティビティを楽しみながら長期的な(日本の)ブランディングを実践する仲間をつくっていきたい。
美しい村でお待ちしています
・2023年大鹿村大会フライヤー
・2032年中川村大会フライヤー
・facebook Gravel Ride Rally(グラベルライドラリー)
2024年大会へのお問合せ、ご参加は上記FBmessenger、もしくはhasegawaakinori15@gmail.com、shigetoshi.suwa0418@gmail.com