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「電話待ってたよー」
今日から美しい村新聞の取材で伊根町(京都府の海側)にお邪魔している。が、東京在住の私はコロナウイルスの感染爆発中であるので動けない。今日、明日とあいにくの大雨予報にも関わらず、伊根町は雨が降っていないとのことで本当によかった。
その取材スケジュールに関して、明日のお時間の件で亀島総代の石野渡さんにお電話した。石野渡さんは、300年以上前の江戸時代から、伊根町(亀島四区の祭り)に守り継がれ、海の祇園祭とも呼ばれる伊根祭(亀島区祭礼行事)の祭事にかかる代表に就いてらっしゃる方。伊根町の取材は1年前に予定を組んでいたのだけど、やはりコロナウイルスの感染者が増えたことで、急遽中止にした。その中止をお伝えするお電話をした1年前も石野渡さんは「東京からでも来てええで」と気さくにおしゃべりしてくださった。今日も、「電話待ってたよー」との陽気なお声に嬉しくなった。そして私は残念ながら本日、伊根には行けてない事を告げると、「今はそれがええよ東京は。じっと動かんで我慢することが今できる最善の策」と温かい言葉をいただいた。
先週から今回の取材の連絡と合わせて、別の仕事でも大阪方面にたくさん電話している。その時間がとても気分がほぐされていることに石野さんとのお電話で気が付いた。人間味があるというか、関西の人はおしゃべりへの価値が東京とはだいぶ違うようで、、そんな数分間の電話の時間が最近の私にとっては気持ちに潤いをもたらしている。
写真は、奇跡的に穏やかな夕暮れとなった伊根湾