アラフェス2012を人類は見よ。
先週嵐のコンサート「untitled」が配信されたとき、ジャニーズの歴史が動いた、と確信した。表紙を飾ってもウェブ上では黒塗りされていたり、集合写真から主演だけが不自然に省かれていたあの「ジャニーズ」が有料のコンサート映像をYouTubeで配信するなんて。そして今日、嵐が「アラフェス2012」を配信した。まさかの2本目。期間限定だし、いつまた黒塗り時代が到来するかわからないから、とりあえず見たほうがいい。ジャーニーズの方針は変わりやすい。
アラフェスとは
アラフェスとは嵐の、嵐による、嵐ファンのためのお祭りだ。ファンは事前に見たい曲をランキングをつけてリクエストし、その結果をもとにアラフェスは構成される。ちなみに嵐のコンサートの総合演出は松本潤が担っている。嵐に松本潤がいる意味の大きさは、ウォルトディズニーがディズニーを作ったぐらい大きい。(?)「untitled」が最新技術と最新のアルバム曲のコンセプトで魅せる嵐だとすれば、これはただただ楽しもう!!!という感じのコンサートなのでシングルも盛り上がる曲も多め。ファンでない人には此方のほうが親しみやすいかもしれない。
アラフェスの大きな特徴は、ジャニーズJr.がいないこと。つまりそれは、バックダンサーがいないということを意味する。7万人を収容する巨大な国立競技場をたった5人で埋め尽くす。すごい。ということで、個人的推しポイントを聞いてほしい。
オープニング
風船がバ―――ってなってめっちゃ綺麗。嵐がどこから出てくるのかワクワクする。クレーンって工事以外にこういう使い方あるのか、ってなる。
Step and Go
ベルトコンベアも、こんなところに運びこまれるとは思ってなかっただろう。それぐらい国立競技場は広い。
Summer Splash!
夏といえばこの曲。噴水と曲の相性が最高。
Love Situation
2007年のアルバム曲だけど死ぬほど人気がある。マルチアングルになるぐらい人気。なんでそんなに人気なのかは…見て確かめてほしい。ただ、この衣装じゃなければもっとよかったなと個人的には思う。
Friendship(相葉ソロ)
Jr.がいないので、ソロ曲ではメンバーがバックダンサーを務める。登場からふざけているし、普通に笑ってしまっている。ピースフルな相葉ちゃんのよさが存分に表れていて好き。
Shake it!(松本ソロ)
地上波ではNHKアイドルと化している嵐だが、この曲はとんでもエロい。ガッツリ腰振るし、脱ぐし。え????親子席大丈夫????ってなる。これがリクエストで選ばれるというところに、ファンの見たい嵐が表れていて面白い。メンバーと途中で順番に絡む場面があるが、腕を回したり、腰を振ったり、顔を近づけあったりと濃厚な絡みを見せる中、妙にあっさりした櫻井翔との絡みが可愛い。この二人の歴史はここでは語りつくせないほど深い。
Still...
カップリング1位の曲。何回聴いても沁みる名曲。翔君がラップしてる時に動き間違えてニノとリーダーに笑われているのが可愛い。(過保護)
T.A.B.O.O(櫻井ソロ)
櫻井担大優勝曲。まず衣装がいい。そして歌詞がエロい。またエロめのソロが選ばれているあたり、嵐ファンの心理がわかりやすすぎる。リリース当時(2010年)友達とこの歌詞の和訳をや考察をして興奮していた記憶がある。エロの沸点が低かった自分可愛い。気になる人は歌詞調べて。
Troublemaker
横に長いリフトで国立のウエノホーまで上がっていく。櫻井くんは高所恐怖症だからかしゃがんだまま移動していて可愛い。(過保護)ちなみに復路のエナジーソングでもしゃがんでいた。可愛い。
エナジーソング
作詞嵐、作曲ニノ。「一番になって必ず戻るから、ここ国立(本来の歌詞は”この場所”)に。」という誓いのようなコトバが歌われているが、まさか2020年に「世界一」になり、盛大にもほどがある伏線回収がされるとは当時1mmも思わなかった。こんなストーリー、フィクションでも思いつかない。新国立でのアラフェスは延期が発表されているが、世界一になった彼らがまたこの歌を歌う日が来ることが待ち遠しい。
Gimmik Game(二宮ソロ)
はぁぁぁぁ―――。エロい。またエロい。ここまでくるとファンのセクシーな曲への執着に怖くなってくるが、仕方がない。いつも明るい国民的アイドルがファンにだけ見せる姿が見たいのだ。首筋に殺される。
Rain(大野ソロ)
もう、歌を聴け。踊りを見よ。それしか言えない。大野智のソロを見たことない人は絶対、「この人、本気出したらこんなに歌も踊りも上手いのか・・・・」ってなる。マリアナ海溝級ギャップ。
DJMJコーナー
松本潤がDJをし、人気が高かったがセトリから零れ落ちてしまった曲たちが披露されていく。突然トンチキな衣装を着た大野二宮(にソックリな二人が)出てくるが、この二人のユニット「大宮SK」はめちゃくちゃすぎて過去に事務所の偉い人に怒られている。満を持してアラフェスで復活。
One Love
オーケストラアレンジ×白い羽付きの衣装で、この5人の神々しさがMaxになる。完全に天界から舞い降りた天使。
truth
からの、truthで天使が一気に魔界の王と化す。このオーケストラブロックはアレンジがよすぎる。
Face Down
シングルランキング1位。火めっちゃ吹くし、衣装が最強。
感謝カンゲキ雨嵐
この曲を披露する直前で突然雨が降り出すの、嵐はついに天気さえもコントロールできるようになったのかと思わざるを得ない。嵐という名を背負ったからか、嵐の国立コンサートは本当に雨と嵐を呼びがち。
Love so sweet
アンコールの曲。夜空に咲く花火が綺麗すぎる。屋根のない国立だからこその演出。
見どころが多く、全くもってピックアップのていを成していないが、好きを存分に叫べたのでいいとしよう。少しだけでもいいから見てくれたら嬉しいな。