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【自作】配信用照明のグリッドを作りました

元々カメラ趣味で
ストロボたくさん使ったライティングとかも
出来るくらいには知識があるんだけど
配信用というか撮影用というか
PCデスクの照明としては
あまり本気度の高いやつは使ってなくて
というのも面倒だからなんだけど
お手軽に使えるやつの中でも
お手頃で光量のあるこいつを使ってます

クランプでデスクに固定できて
コンセントから給電
バッテリー搭載だと
充電しっぱなしになるし
ちらつきの原因になりやすいので
ここはポイント高い
そしてMAX20W
LEDで20Wは思っているより明るいです


ただですね
だいぶ光が拡散するので
暗い部屋で使うと全体的に明るくなりすぎちゃうのと
かなりまぶしい

そこでライティングの知識を持ちだしてきて
グリッドがあれば印象的なライティングにできるし
まぶしさも軽減されるなぁと考えたわけです

グリッドというのは
マス目状の黒い仕切りになっているものを
光源の前につけることで
光の拡散を抑えるものなのですが

そういうのが付けられるLEDは
値段が高くて
扱いが面倒くさくて
値段が高い(大事なことなので二度言う)

じゃあもういっそ
グリッドを自作したらいいのでは?
ということで100均へGO!


材料

  • 黒のプラスチック段ボール

  • 黒いガムテ

  • 荷造りベルト

必要な道具はカッター、定規、工作のこぎり、平刃の彫刻刀


手順

まずはプラ段をカット

グリッドの深さにちょうど良かったので
この定規の幅で短冊形にいくつもカットしていく
ちなみにこの定規も100均

たくさんカットが終わったら
揃えてマスキングテープで固定

交互に組み合わせができるように
溝を作りたいので
溝の位置にプラ段1枚分の隙間を空けていく
この時中央を起点にやると揃えやすい

ここはカッターだと切れないので
工作のこぎりでギコギコ
細かい深さは1枚ずつカッターで調整するので
だいたい半分くらいまでを目安に切れ目を入れていく
出来上がりはこんな感じ↓

ここからは1枚ずつ
カッターで切り込みの深さを調整して
平刃の彫刻刀で切り落としていく

切り込みを入れたものを組み合わせていって
格子状にしていく

格子状に組み合わせることが出来たら
ふちを黒いガムテで固定していく
はみ出た部分を折り込んで固定してしまえば
パーツが外れることは無くなる

仕上げにLEDライトに固定するための
荷造りベルトを装着
いちばん外側のフレーム部分同士を
わっかでつなぐ感じ

ちょっと一回り大きかったので
この後6×6から5×5にサイズ調整しなおしました


完成

LEDライトに荷造りベルトで固定すると
こんな感じ
なかなかジャストサイズに仕上がったので
横から光が漏れるのも防げそう

ガムテ仕上げなので
手作り感は否めない
が、映ることもないのでヨシとする

ライトをつけるとこんな感じ

このマス目からしか光が出てこないのと
黒が反射を抑えるので
拡散せずに直進する光に生まれ変わる

どういう事かというと
下の比較画像を見てほしい

Before(グリッド無し)

After(グリッド有り)

グリッド無しだと光が拡散して
背景までだいぶ明るくなっていたが
グリッドを付けることで
顔周辺だけにライトが当たるようになった
光が回らないぶん
若干明るさは落ちるけどね

ほんのり薄暗くてチルい部屋の雰囲気を
演出できるわけです


あとがき

今回のライトは
いわゆる映像ライティングにおけるセオリーである
三灯ライティングのうち
キーライトにあたる役割のもの

キーライトは映像全体のイメージを作るので
どういう光源にするかはけっこう大事

背景はほんのり薄暗いライティングをしているが
好みに応じてもっと明るくしてもいい
個人的には少し薄暗いくらいのほうが
印象的でおしゃれだと思う

後ろから自分に向かって
光を当ててあげることで
エッジを際立たせるような
ライティングにすることもできる
(やりすぎると合成みたいになるけど)

あとはフィルライトがあると
三灯ライティングが完成する
これはキーライトで出来る「影」を
緩和したり
RGB光源を入れたりして
雰囲気づくりをしたりするもの

キーライトを左前から当てているので
右側から当てると影を補正してくれる

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