つい子どもに怒って落ち込んでしまう人の対処法
・・・多分、親なら誰にでも経験があるんじゃないでしょうか。いいと思うんです。怒ること自体は親の、そして親にしか出来ない役目ですから。
だけど落ち込んじゃいますよね。
落ち込んだ時って、ほとんどの場合怒り方、「つい感情的になってしまった」ことが原因ではないでしょうか。
その場でつい感情的になって、大きな声を出してしまったとか、子どもに言ってはいけない(と、後になって思う)ことを言ってしまって後悔・・・そしてそんな自分を感じてさらに後悔・・・。
最初にも述べた通り、怒ること自体は必要です。要は、怒り方の問題なんですよね。
怒るときに、「いったん落ち着いて」とか「呼吸を整えて」とか「何秒数えてから」なんて話がありますが、なかなか実践は難しいですよね。
そこで、対処法です。
「怒るときの姿勢と最初のセリフ」を決めてみてください。
例えばお家の中で怒るとき
リビングでも子ども部屋でもいいです。「ちょっと手を止めて、こっち向いて」と子どもにもいいながら、自分も座る。そしてお互いの動作をいったん止める。
いつもこうしてください。これだけで「感情にまかせて怒る」とは全然違ってきます。
蛇足ですが、説教部屋のような「怒る場所」を決めるのはちょっと良くないと思います。家庭内に忌避的な場所があるのはイヤですよね。
例えば外で怒るとき
「ちょっと止まって、手に持ってる物、いったん離して。」と子どもに言いながら、自分もしゃがむ。
これだけでも違いますよね。いきなり怒るという動作の前にワンステップ置く。
ほんの数秒だけですが、時間が取れます。
そしてこれはもう一つ大きな効果を持ちます。
子どもの方にも「怒られる体勢」ができるということです。「あ、これから怒られるんだ」と、聞く耳を持つ体勢に入れます。感情的に言われるより、話を聞く心構えが出来るんです。
加えてこれには、親は子どもの顔、目を見て「怒る自分」を客観視できる効果もあります。子どもの表情は、自分を映す鏡、というわけです。
おびえているのか、不満そうなのか、何かを訴えようとしているのか。それが分かるだけでも怒り方が変わってきますよね。
以上、いくつか書きましたが、出来そうなことが一つでもあればぜひ実践してみてください。
繰り返しになりますが、怒ること自体をご自身で責める必要はありません。あとで後悔しないような怒り方ができるよう少しずつ練習していきましょう。