【わかりやすく解説】無所属だと比例復活は可能なのか?

★わかりやすく解説

無所属の候補者は、比例復活は一切できません。したがって、無所属で立候補すると、選挙区で負けた場合はその時点で敗北が確定します。

なぜ無所属だと比例復活ができないのか?

比例復活という仕組みは、「比例代表制」を利用するため、政党に所属している候補者だけが対象となります。比例代表制では、政党ごとに全国で得た得票数に応じて議席が割り当てられるため、比例復活のチャンスを得るには、政党の候補者として選挙に出る必要があります。

無所属の候補者は、どの政党にも属していないため、比例代表制の「得票数」に組み込まれず、比例復活の対象外です。したがって、無所属で立候補する場合は、選挙区でトップ当選することが唯一の勝利条件となります。

★これを知っておくと理解が深まる

比例復活の仕組みは、小選挙区で惜しくも負けた候補者が、全国的な得票で再びチャンスを得るための制度です。このため、政党のバックアップを受けている候補者にとっては大きな救いの手になりますが、無所属の候補者にはこの制度の恩恵がありません。無所属の候補者が当選するためには、より強力な個人の支持や、地元の強い基盤が求められます。

★用語解説一覧

・無所属
説明)どの政党にも属していない候補者のことです。選挙において、政党の支援を受けず、個人の力で戦います。

・比例復活
説明)小選挙区で負けた候補者が、比例代表の得票によって当選する制度です。ただし、比例復活は政党に所属している候補者のみが対象です。

・比例代表制
説明)全国で政党ごとの得票数をもとに議席を配分する選挙制度です。無所属候補者はこの制度の対象外です。

★そもそも論

無所属の候補者が比例復活できないのは、比例代表制が政党の得票数を基にした制度だからです。比例復活は、特定の政党の支持基盤がしっかりしていることが条件になるため、政党に属していない無所属の候補者はその恩恵を受けることができません。したがって、無所属で選挙に挑む場合は、選挙区での勝利がすべてです。

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