全統小の国語が長文化している
11月3日は四谷大塚の全国統一小学生テスト、小3の我が家も参戦しました。
前回6月は弟の初参戦でそのときも感じたのですが、最近の全統小はとにかく国語の文章が長いです。入試も長文化が進んでいて、それに呼応してかこちらも長い文章を読ませるようになっているようです(最近は入試のその流れもひと段落した感がありますが)。
長文化する国語
長文化ってどんな感じか、問題をそのまま載せることはできないんでボカして画像にしますが、こんな感じです。
これを小3に読ませるの?と感じるのは私だけでしょうか。かつてのセンター試験でもこんなに長かったっけなぁ。。。
カウントすると、行数にして145行、文字数だと3500字近くありました。これを6年前の兄のときと比べてみます。
【小3国語(2018年→2024年)】
6月:約2600字→約3400字(130%)
11月:約2800字→約3500字(125%)
6年前でも決して少なくないと思いますが、そこからさらに3割近く増えていることになります。
難化?
これだけでも難しくなっていると思っていい気がしますが、実は平均点はそれを反映していません。次のような推移です。
【小3国語平均点(2018年→2024年)】
6月:82.3点→92.8点
11月:71.7点→?
このように平均点はむしろ上がっていたので、全体としてはむしろ易化、少なくとも難化とは言えないようです。あれ?どういうことでしょう。
3年生の国語は、前半の大問1〜4の漢字と語句だけで80点あります。これは150点満点のうち半分以上ということで、実は読解問題より知識問題の方が全統小の得点においては重要というカラクリがありました。
もう少し深掘りしたくなったので、じゃあ読解問題はみんな本当に取れていたのか?ということで、前半(知識問題)・後半(読解問題)で正答率の平均を出してみました。
【小3-6月 国語(2018年→2024年)】
前半:61.1%→68.5%
後半:55.6%→50.6%
前半は正答率が上がり、逆に後半は下がっているのがわかります。つまり平均点が上がった要因は知識問題が易化したためで、後半の読解問題は得点しづらくなったということになります。
感覚通り、文章が長くなった分だけ読解問題は難しくなったと考えていいのかなと思います。
11月の今回もかなりの長文になっているので、どう出るかは見どころかと思います。総合点で得意・不得意とかを判断しがちですが、それよりもう一歩掘り下げて見ていった方が良いかなと思っています。
最後に
息子の成績については今後もここではあまり触れない方針にしたいと思いますが、何も書いていないのも面白みや信頼度が低くなるので簡単に。
自己採点した限り、算数はたぶん平均程度、国語は割と高めな感じです。Xの反応でも算数はイマイチ、国語はできたみたいな声が多そうなので、同じ傾向かもしれません。(Xは国語満点とか1問間違いとか、ちょっとハイレベルすぎるので鵜呑みにできないですが)
今後を占う意味では、これまでを見て予想していた通り、これから算数と格闘する3年間になりそうです。ひとつ朗報は長文読解問題をクリアできていたことで、兄のように国語の読解時間と戦う場面は少ないかもという点ですかね。
とりあえず2月スタートに向けて、どこで始めるにしても入塾基準とかコース基準となる偏差値はまあまあ取れそうなんで、今回の目的は達したはず(何かやらかしてさえいなければ)。
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