本当にそのオーダーで大丈夫?
キョンコロ先生はいま、夏期講習真っ最中。
個別指導のお客さんが毎日予約を入れて下さってありがたい限りです。皆さんとても頑張っていますよ!
さて、これをお読みでいらっしゃる親御さんのお子さんや先生方の生徒さんは頑張って学習をしていらっしゃるでしょうか?
夏休みの学習って迷走しますよね、いかがですか?
まず、7月に大手の塾で開催される模試の結果に皆さん不安を覚えて無理やりに詰め込むように学習しようと計画を立てていませんか?
例えば7月ごろの模試、サピックス組分けテスト、日能研の公開模試、四谷大塚の合不合判定テスト、首都圏模試センターの首都圏模試なんかがあったと思います。
その時の模試の結果に打ちのめされて、いませんか?
そして、夏でなんとしても巻き返す!と鼻息荒く物量作戦を実施、という流れが大方ではないでしょうか。
キョンコロ先生のところにもこの時期になると色々な不安を抱えた皆さんが相談にみえます。
その時決まって皆さんがおっしゃるのは「記述ができません、今回はひどく成績が下がりました」です。
成績が乱高下する理由って記述だと思います?
大きな点数を動かしているものの殆どは「漢字と語句」です。
全体の30%は知識題が出題されているというのに、成績を受け取る側の方はそれをよく見ずに「国語が出来ない=読解が出来ない」とか「国語が出来ない=記述ができない」とお思いになっているケースがほとんどです。
ほとんどの場合テストの命運を分けるのは語句の問題。
例えば四字熟語の問いなどはかなり命運を分けます。
読解はいつも通りであったとしても、四字熟語の空欄補充(しかも、完全解答でないと点がもらえない)で失点するという方、いませんか?
語句で言うと、首都圏模試もかなり語句の比率が高いのをご存じですか?
受験生が苦手な俳句の季語なんかも出題されているので、当てずっぽうに書いて全部外れるという大事故を起こした方もいらっしゃったと思います。
サピックスの語句や漢字の配点は150点満点中40点くらい(読解問題の中の語句も含めて)。記述の特訓で有名なサピックスがこんなに語句に費やすのはどうしてでしょうか?
語句や漢字は読解の基礎になっていること、読解のためには教養がないといけない事などが主な理由でしょう。
そして、入試の問題の平均を取ると全体の3分の1から4分の1が語句であるという統計も当然計算に入れていると思います。
これで何をすべきか分かりますね。
当然、語句と漢字の勉強です。
他の事より家庭では優先して行うべきです。
特別な事をするのではなく、夏期講習のテキストに収録されている漢字や語句を行えばいいのです。
講習を受けていないという方も、一学期に学習したテキスト。
例えばサピックスAテキスト、日能研、四谷はその週のテキストに収録されている問題、栄光ゼミナールなら漢字日記などを繰り返し学習してください。
夏に語句の学習が間に合っている子はこれからも様々なことをやりこなせます。
後は睡眠をちゃんととって下さいね。
睡眠取らない人はだんだん消耗していきますよ。
スポーツと同じできちんと体調も作り込まないと試合に負けてしまいます。
その日の疲れは体に残さないこと。
睡眠が最優先ぐらいの気持ちで、そして、休息を取ることに罪悪感を与えないようにしてあげて下さい。
よく時間が無駄になるから寝ないでやれと言いますが、それって車の運転の前に言えますか?勉強もそれぐらい集中して行うためにはドライバーである生徒さん自身がきちんと睡眠を取らなければなりません。
夏は極端に体力を取られます。うまく休息を取ることを心がけて下さい。
それができればなかなかいい夏になりますよ。
帰り道に内緒で食べるグミもきっと美味しさ2倍。
そして、支えてくれる周りの方々への感謝も2倍。
物量に心を奪われないで、自分の将来の夢に心を向けて下さい。
絶対に叶うと、私なら出来ると口に出しながら学習してみて下さい。
絶対にできると信じて行ってください。
達成感がハンパないですよ!!