キョンコロ先生、大人も指導する!
キョンコロ先生の生徒さんの中に、実は「大人」の方もいます。
もちろん継続して授業を受けるということではないのですがこの一月ばかり面白いご依頼を受けていました。
この生徒さんは「会議で上手く話す方法を知りたい」というご依頼でキョンコロ先生の門を叩きました。
お仕事の内容は上手くまとめられるけれど、アトラクティブに話すことが出来ないという事で、話し始めや途中の中だるみがないように話すとか、最後の〆をどうするか?などをご指導しました。
これって私たちのような職業の人間はそんなに辛くないものなのですが、普段話慣れていない方はものすごく悩むそうです。
大人の人は要旨をまとめるのは上手にできるのですが、それを元に話をするというのは非常に気づまりなのだそうですね。
これを解消するコツは「話出しからセリフを決めて練習することです」
一番言いたいことではなく一番話の出だしを何にするかを決めて話すことです。
例えば
「こんにちは、よろしくお願いします。今日は〇〇についてお話します。お手元の資料の2ページをご覧下さい」
というように、要旨ではないところも全て台本に書き起こしてそれを何度も読み上げて練習するんです。
ポイントだけを頭の中に置くのではなく、全体を初めから終わりまで再現するということです。
大したことないでしょ、少し面倒ですが、喋る仕事の人は大体この練習をしていますし、意識しなくてもある程度できるわけです。
中学受験のお勉強も一緒です。
ポイントを覚える作業をしているだけだと、大きな視点で問われた時に答えられません。
大きな流れで頭に入れる事が大切です。
ですから、1問1答問題集で覚える前にもっとおおおきな情報をきちんと1度頭に入れるような作業をしてください。
例えば環境や科学の話、例えば人間の歴史、そういうものは家庭で話し合ったり、ドキュメント番組を見たり、歴史マンガを読んだりして1度ざっと頭に「塊」を取り込むことです。
そうすれば、細かい部分のcheckとして1問1答問題集を学習する意味はあります。
もし、お通いの塾で先生が部分的な学習をするようにとお子さんにお話している場合、ご家庭ではそれに付随する大きな知識をお子さんに準備するようにしてください。
「言われた通りにやれ」
というご指示をなさいませんようにお気をつけください。
長い受験期をどう過ごすか?を考えた時に今ここに書いたことを忘れないでください。
そして、お母様おひとりでは抱えきれないという時は是非ご連絡ください。
キョンコロ先生と一緒に考えましょう。