下克上受験
数年前に放映されたドラマ、「下剋上受験」を覚えていますか?
実話がベースということで話題でした。
恐らくかなり脚色されているでしょうけれど。
実際はもっと地味で、実直な頑張りがあったと思います。
お話の中に出てくる進学塾はどこがベースになっているのか分かりませんが、実際の進学塾はあんな感じの授業はありません。
先生が黒板に子供を立たせて問題を解かせるということは無くて、講義形式です。
生徒を当てる時も「(偏差値が低いから)君には出来ない」という事はありません。
対話を大事にする塾とガチの講義中心の塾で多少の雰囲気の違いはありますがあんなにあからさまに「出来ない奴は答える権利はない」とかはないです(笑)
塾選びや中学受験を控えた親御さんはあのドラマのように受験ものの塾のシーンを信じすぎないようにしてくださいね。
あとのシーンはいい話です。
お父さんと娘さんが「一緒に勉強する」と宣言するシーン、少し涙ぐみました。
あれはとても大事な事です。
キョンコロ先生の生徒さんでも親御さんが一緒に受けるケースが割とあります。
そういうのって、なんか緊張しちゃう!とお思いですか?
そんな事ありませんよ。
割と和気あいあいと受けていらっしゃいます。
親御さんもノートを準備してバリバリメモをお取りになって「忘れていることが沢山ある」とおっしゃって一から勉強ということの方が多いんです。
キョンコロ先生のグダグダのギャグに笑ったり、プロならではの教え方を家庭で再現しようと一生懸命です。
そして、一年通して授業をお受けになると「長い時間子供たちは頑張っている」とおっしゃってお子さんの努力を感じる事ができるようです。
あのドラマのお父さんのように「全て子供のやることを自分もやって見せる」というのって覚悟が要りますがぜひ同じように勉強する機会を設けてみることをお勧めします。