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日本の国柄を平成最後に再考する 1

 平成の御代も終わる本年は、200年ぶりとなるご譲位が行われる、もう一度私たちの国、日本について根本的な事を考えてみたいと思う。

多くの人が世界で一番長い歴史の国家は日本であると言う事を知っているだろうか?元号って暦を持つ国家は現時点で日本しか無いって知っていましたか?今年は平成31年と言う事は皆んな知っているでしょう。さてこの元号を遡って行くと、第一代天皇神武天皇まで行き着く訳で、そこから数える建国年は、2679年です。

世界で見れば、次に歴史が長い国家は、デンマークで約1000年、次がイギリスで900年ですから、日本は桁違いに長い歴史を持つ国家と言えます。ここで異論がある人は「神武天皇なんて神話の話でホラ話だ」と言います。しかし、古事記・日本書記を編纂した天智天皇から数えても1400年であることからやっぱり世界で一番長い歴史を持つ国家は日本なんです。

知って欲しいのは歴史が長い事だけでなく、この国の国柄なんです。戦前までは国体と言われているものですね。この国柄を知る事で私たちの社会の原点がハッキリ分かるからです。インターネットの普及によって情報化社会となり海外と日本の違いも客観的に見られる様になり「日本は世界標準より遅れている国家」と言う人もいるし「日本人の社会に対する規律は異次元レベルに高い凄い国家だ」と言う人もいます。これらの意見を見聞きするにつけ「いったいどっちなんだ?」と思っている人も多いと思いませんか?

最近、作家の百田尚樹氏が「日本国紀」という日本通史を上梓しました。学校で習う日本史と違っていて、これを読むと「自国に誇りを持てる」と現在65万部のベストセラーになっています。この事から私たちが自国に対して否定的に思っていたのかが想像できます。

だからこそ歴史を学ぶ事が大事なんだと思います。「いったい自分達はどんな歴史を持ち何を考えてやって来たのか?」を、平成の御代が終わるこの時もう一度考え直して見たいと思いました。そこで私個人が思っている日本の国柄(国体)を何回かに分けて書いて見ようと思います。これは私自身の防備録なのかもしれません。

防備録的なので、何を想って書き出したのかを忘れないための一言を常に最後に書いておきます。この文章は何を言いたいのか?それは、日本の国柄と問われた時の私の結論的答え、日本の国柄は「皇室と国民の絆である」と言う事です。何故そうなるのかを、だんだんと書いていきます。


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