ひと嫌いになる時
たまに、人と関わるのが嫌だなって思うことがある。
ほんと一時であるが、仲の良い人だとしても話しかけるどころか気にすらして欲しくない。
人の心なんて読めなくなって尚更、人が自分をどう思ってるのかなんて気にしていたら、人と関わりたくないと思う気持ちが腹の底から湧き上がってくる。
ゲームとか勉強を自分勝手にやりたい、なんて生ぬるいわがままじゃなく、あの人は自分といても楽しくないのだろうなぁとか、あの受け答えはもっといい返し方あったんじゃないかとか、自分を陥れた挙句自分から逃げようとする傲慢で怠惰な自分が人を嫌いにさせる。
人と関わらなければこんなことにならないのだから。と囁くかのように、私の気持ちを沈め、惨めにしていく。
ただ、何故かは知らぬが、ひと時を過ごせばその感情は薄らぎ人と関わりを持つ。そんな循環を幾回も繰り返している。
自分の浅ましい承認欲求と皆から好かれる人でありたいという理想が壊れそうになった時に、こんな感情を呼び起こして弱い自分が逃げようとする。
そんなくだらない理由でありながらも私はこうして人と関わりを持つ。
こんなご時世だからこそ見直せる関係もある。リアルでネットでも。