幼稚園から吃音だった僕の吃音に対する考え方
吃音は、簡単に言うと言葉を上手く出す事ができない病気のことです。
例を出すと、「ありがとう」と話す時「あ、あ、あ、あ、ありがとう」となってしまいます。
僕は幼稚園の頃から吃音でした。
年齢を重ねていくうちに症状は軽くなりましたが、今でも上手く言葉が出せずに、マックの注文で困ります(ドリンクのサイズが言えない)。
僕の症状としては、最初の言葉が出せず、無理に出そうとすると同じ音を連続してしまいます。
「あ行」が特に苦手ですね。
「あ行」は仕事でもよく使うので(ありがとう、おはよう、おつかれさまなど)不便です。
吃音の対処方法として効果的なのは「言葉を言い換える」事です。同じ意味でも自分が言いやすい言葉を選んで使う方が楽です。
吃音は、誰かに馬鹿にされるとトラウマになって、もう自分から喋るのをやめるようになります。
そうなると人間関係にも影響します。
僕が忘れられないのは小学生の頃、学年全員の前で教師に吃音を馬鹿にされた事ですね。
吃音は、飲み薬もハッキリとした治療方法もありません。
でも努力すると心が楽になります。
吃音自体を治そうと努力するのではなく、
「吃音を理解してくれる人を自分の周りに増やす努力」
が大切だと思います。
簡単に言うと、真面目に丁寧に一つ一つの物事を頑張る事を続けることです。
そうするといつの間にか自分の周りには人格の良い人が集まります。
人格の良い人は吃音の事を馬鹿にしません。むしろ助けてくれます。
一緒に外食をする時、自分の代わりに店員さんに注文を言ってくれます。
冷たいかもしれませんが、吃音を馬鹿にしてからかうような人は切り捨てましょう。そんな人は友達ではありません。
このnoteを読んで、少しでも吃音の方の心が楽になれば幸いです。