Vol8.ワルシャワ歴史地区
須賀しのぶさんの、【また、桜の国で】という作品を読んで俄然興味を持った街がここ、ワルシャワ。ワルシャワ蜂起という出来事は知っていたがそれがどう言うものか、ということを作品を通して教えてくれる読み応えのある素晴らしい本です
ワルシャワが世界遺産としてすごいのが、一度徹底的に破壊されてた街を復元して、真正性が認められたところ。通常復元されたものの歴史的価値は認められないが、ことワルシャワに関しては、地図や設計図も焼失してしまったなか、写真や絵を参考に、レンガのヒビ割れの一つまで再現した、と言われるくらい忠実に再現した市民の熱意が評価された超レアケース。
壊れたところに、より良い新しいものを作ろうとするのではなく、元のものを戻したという事実が、当時戦火から生き延びた人たちの気持ちを表していると思う。かけがえのない日常を、日々の営みを、取り戻したかったんだろうな、と思うのです。
ワルシャワ歴史地区には美しい街並み、旧王宮など、美しく歴史を感じさせるものがあるけれど、ただここにいて、当時この街を復興させようとした人々の思いに馳せることが何よりもこの街にいることで感じることのできる価値だと思う。
いろんな世界遺産があるけれど、ワルシャワに関しては本当に登録グッジョブ👍と言いたくなる。
それにしてもこのピエロギ、本当おいしぃ!ポーランド料理、結構ありだわぁ