シンガポールで帰国前PCR検査で陽性判定が出た場合
うん。知り合いがね、インドからシンガポール経由で日本に帰国するのに、シンガポールで帰国直前のPCR検査を受けたんだけど、陽性判定がでちゃったんだって。
そこで、こういう場合にどうしたらいいのか調べてあげたんだよね。
あくまで2022年6月29日時点の情報で、それ以後状況が変わる可能性は大いにありますよ。
1. 病院からの連絡
検査結果が陽性だと電話が掛かってきます。
追ってメールでも詳しい連絡があります。
MOH(保健省)には検査機関から連絡するとありました。
症状によって、対応はふたつに分類されます。
プロトコル1:体調不良の場合
プロトコル2:無症状、または体調が比較的良好な場合
ぼ、ゴホン、知り合いの場合はプロトコル2とかかれていましたので、ホテルでそのまま隔離です。体調がよくない場合は、電話が掛かってきたとき、あるいはその後でも電話かメールで状況を伝えると検査機関から指示があるでしょう。
2. 陽性判定の連絡を受けた場合にまずすること
2-1. ホテルへの連絡とホテルの対応
部屋から電話で陽性判定だったこと、滞在期間の延長を知らせると、食事や洗濯などのホテル毎の指示をもらえます。
ぼ、彼の場合、朝食付きプランだったので朝食は、自動的に部屋の外に届けられました(時間は指定可、内容について多少の希望は聞いてもらえました)。
ランチとディナーは、インルームダイニングのメニューから選べました。
ネット決済できる場合は、ネットで外から好きなものを頼むこともできるでしょう。
洗濯は、洗濯ネットを渡されますので、そこに衣類をいれ、さらにそれを洗濯物回収用の袋に入れると、洗濯ネットのまま洗濯してくれるそうです(まだ試していません)。ドライクリーニングは不可と言われました。
以上の内容はホテル次第でしょうから、各自確認が必要です。
2-2. フライトの変更(あるいはキャンセル)
できれば変更のフライトをすぐ予約したいですが、後述するように日程を決めることが非常に難しいです。取り敢えずキャンセルしました。
2-3. 72時間の隔離
陽性判定後、最低72時間は部屋の中だけで過ごすことになります。
2-4. 濃厚接触者について
シンガポールは4月26日から濃厚接触者のすべての扱いを撤廃し、自分で行う簡易検査キットで陽性になった際の同居家族の登録も必要ありません。
3. ARTで検査
72時間経ったらART(Antigen Rapid Test:新型コロナウイルス抗原検査キット自宅用)で自分で検査をします。
3-a 陰性判定
ART検査の結果が陰性であればシンガポール国内で通常の生活を送れます。
3-b 陽性判定
ART検査の結果が陽性の場合は隔離生活継続となります。陰性判定がでるまで毎日ART検査してもよいでしょう(笑)
しかし検査機関による陽性確認の7日目の正午には、ART検査の結果に拘わらず通常の生活に戻れます。
4. 日本への帰国について
4-1. PCR検査のタイミング
医師によればPCR検査は非常に敏感なので、最初の陽性判定から2週間くらいは陽性になるそうです。長い場合は4週間(゚д゚)
「2週間以内に再検査を受けるのは自由ですが恐らく陽性になりますよ」と言われました。ぐぅ。
4-2. 日本の水際対策について
在シンガポール日本大使館に確認してみました。
・渡航前PCR検査に免除規定はない(陰性証明書必須)
・回復証明書(Recovery certification)は渡航前検査の代わりにはならない
ただし、コロナから回復後、渡航前検査の結果陽性が出続けてしまうケースについては大使館で個別に相談を受け付けている。取り扱いは個別対応であり、手続き上外務本省への照会が必要となり日数がかかる。外務本省の判断により領事レターが発行されない可能性もあると教えていただきました。
陽性判定後2週間の滞在を最初から覚悟しておいた方がいいですね。
5. 保険について
保険会社に問いあわせたところ
・陽性判定を受けたPCR検査費用
・その治療に掛かる費用
・宿泊費用(3星クラス)
・フライトのキャンセル代と新しいフライトの費用
は負担するとのことでした。これは各自の保険契約内容によるでしょうからご注意下さい。
以上、ぼk、ゴホン、知り合いの話でした。