妹からの贈り物 (XCD 2,5/90V)
発表から1年近く待たされたHasselbladのラージフォーマットのXCD 2,5/90V が11月末日に欧米で発売になりました。この時点で日本での発売日は未定だったので、スイス在住の妹に購入を依頼しました。
購入にあたっては私の写真の師匠 Mathias Hengさんにも大変お世話になり(感謝)、12月15日にパリから発送されました。
ちょうどこの日に「日本でも21日に発売」とのニュースを目にしました。12月初めにこの発表があれば、妹もMathiasさんも煩わせることはなかったのですが、たらればを言っても仕方ありません。
レンズは19日に届きました。UPSの配送の早さに驚きました。
そして今日25日、妹からメッセージがありました。
自分で買ったつもりだったのに贈り物だったとは!!!
今、とても大きな幸せに包まれています。
3年前、(1年遅れで)60歳の祝いにと妻が Hasselblad 907X 50C を贈ってくれました。
そして今年は妹から XCD 2,5/90V を贈られた訳です。
Hasselbladって贈り物にしたくなるカメラやレンズなんでしょうか。
XCD 2,5/90V は、Hasselbladの技術と写真哲学の粋を集めた最新レンズで、描写は言うまでもなく、AFとマニュアルフォーカスの切り替えのギミック、AFの速度(あまり期待してはいけませんw)、操作性も素晴らしいです。
しかし同時に発表になり、先に流通しているXCD 2,5/38VやXCD 2,5/55Vとはかなり性格が違います。
寄れません(最短撮影距離 0.67m、38Vは0.3m、55Vは0.45m)。
そして何よりシャッターフィーリングが独特です。
どのシャッター速度でも「コトリ・・・」という音と感触です。
この「コトリ・・・」を味わうと、齷齪(読めないですよね?あくせくと入力したらATOKが変換してくれました)撮っているのがバカらしくなります。ワンカットワンカット丁寧に撮りたくなります。
これは絶対に907Xと組み合わせたスロー・フォトグラフィーに向いている気がします。
妻からの贈り物の 907X と妹からの贈り物の XCD 2,5/90V を組み合わせてじっくり娘を撮る、というのを是非やってみましょう。
改めて
妹よ、ありがとう!