副業はミュージシャンです(堂々と)
自分の音楽活動を「趣味」ではなく「副業(本業外活動)」と位置づけることで変わったことについて。
マイルドに続けていた音楽
自分は10代の頃から音楽活動をし、立派なプロの音楽家になることをなんとなく目指していました。
しかし残念なことに自分には強烈な才能も、夢に向かってしっかり計画する賢さも、継続して努力する粘り強さも持ち合わせてませんでした。
いろんなことやってた。
歳を重ねるごとに職業として音楽に携わる意識も小さくなっていき、30代になったあたりから自分の音楽活動は「趣味」ととらえるようになりました。
それでも、ポロポロと小さなお仕事のお誘いはたまーにあるので「趣味の範囲内」で音楽活動を楽しんできました。
「プロですか?」と聞かれたら「いいえ」と即答していました。
副業について考えてみた
変わった人材理念「専業禁止!」を掲げるエンファクトリーに昨年入社しました事がきっかけで、自身の副業についてあらためて考えてみる事にしました。
昔は開発のお手伝いをしたりとかしてたけど今全然やらないなー。
レコーディングエンジニア的な事でお金いただいたりしてたけどまた機材揃えるの大変だしなー。
父親が内装屋でよく手伝ってたからクロス貼れるけど廃業しちゃったしなー。とか。
「演奏」は趣味の意識を強く持ってしまっていたので、自身の副業活動としてパッと出てこなかった。
そう、交通費程度のギャラであってもこれはお仕事。
りっぱな副業だと再認識「副業でミュージシャンしてます」と言うようにしました。
「趣味」を「本業外の『活動』」と位置づけるようにした感じ。
んでどうなった
自分の場合、「遊び」であった音楽活動を社外の活動として「副業」と言い切るようになった。意識をちょっと変えるだけで、行動や考え方が変わったんです。
・ちょっと責任感増した
なんとなくアンサンブルに合わせる事が割と得意なため、準備や練習をせずに本番を舐めてる部分があるんですが、それがちょっと減った。(バンドメンバーにそれが伝わっているか謎ですが)
以前より自分の演奏に責任を持つようになった。だって仕事なんだもの。
(タモリさんの名言「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」的に取り組める人はすごいと思う。)
・幅を広げたくなった
遊びの意識が強く音楽上手に演奏できない時に「別にプロミュージシャンじゃないし」の言葉を免罪符として利用していた。
今は演奏でできる事・収入の幅を広げて、なんなら今年中に会社の仕事減らそうと目論んでいる。
「楽しく演奏できればそれでいい」ってのもいいんだけどね。ちょっとだけ頑張ってみてもいいかなって思えてきた。
・ここで得られた何かを他で生かせないか考えるようになった
以前の投稿「副業とシナジーの流れ」で話したようなことですが、音楽の活動を仕事だったり家庭だったり、その他の活動に活かす事ができないか考えるようになりました。
きっと副業で音楽をやってる方だったら仕事を音楽活動に生かしたり、逆に音楽活動での学びを仕事で発揮できたりしている事があるはず。
そんな事を意識して音楽と向き合うようになりました。
東京副業ミュージシャンの会
こんな感じで仕事しながら音楽活動をしてる人たちと情報共有したく、「東京副業ミュージシャンの会」なるものを立ち上げてみました。
仕事をしながら音楽活動をしてる方々とそんな事を共有し、情報交換して活動の幅を広げたいと思っています。
東京じゃなくてもいいし、音楽が仕事になっていない方でも大歓迎!