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レギュG 使用率から見る対策ポケモン上位6~10位
6位 タケルライコ
強み
C137での電気特殊版ふいうちのじんらいによって環境1位の水ウーラオスを縛ることができるだけではなく、H125B91D89の高耐久を誇る。タイプも優秀でドラゴンタイプ複合によって炎水草の打点を半減できたり、火力を上げつつ抜群を減らせる電気テラスなどの強みもある。Sラインがインフレする伝説環境でも生き残る高耐久+高威力先制技のスペックを持つ。
対策
・氷物理打点(パオジアン、白馬)
チョッキ採用率の高いタケルライコに対しては物理技で削っていくのが重要になる。パオジアンはいのちのたまを持たせればH252ライコを確1にできたり、ふいうちをじんらいの上から打てたりする。白馬構築ならブレザードランスを連続で打っておけばなんだかんだ倒せちゃう。
・地面タイプ
ミライドン対策で地面テラスや地面タイプを入れやすい環境にあるので、強みであるじんらいを完封できる。
・なるべく放置しない
伝説の横にいるだけで圧力がすごいポケモンなので、できるだけ早めに処理する。地味にエレキネットやバークアウトを採用する構築も多い。後発に出てきて電気テラスいのちのたまじんらいされたらしようがないの気持ちで行くしかない。
対策の対策
氷タイプやフェアリータイプに対してボディプレスやヘビーボンバーなどの技も採用できてしまう。特に環境に多く、タイプ上は有利の取れるハバタクカミやパオジアンに強く出られる。
また、抜群の氷、ドラゴン、フェアリーを等倍にしつつ、火力をさらに上げる電気テラスが強い。採用率の高いいのちのたま+電気テラスによって、無振パオジアンをじんらいで確1にできるので、実質パオ‐ライコ対面にほぼ勝ててしまう。水ウーラオスの水テラスのような強みがある。
7位 エルフーン
強み
いたずらごころでおいかぜやアンコールをしてくるだけではなく、S116から一致ムーンフォースができたり、タスキでがむしゃらできたり、ひかりのかべ、うそなき、ちょうはつ、にほんばれ、てだすけ等、すべての技を考慮して動くのは不可能レベル。タスキ貫通のすいりゅうれんだを半減できるのでタスキを持たせやすいのに、ゴテラ・隠密マントも多く、ねこだましが打ちにくくて仕事されやすい。
対策
・初手はおいかぜなのか判断
基本は初手おいかぜを警戒するのが正解だが、自分の構築的にはおいかぜを貼る必要がなさそうに見えると貼らないことも多い。何かは仕事されてしまう前提で動くしかない。
・アンコールしてくる前提で動く
まもるや積み行動に対してアンコールをする前提で動かないといけない。それは相手もわかっているはずなので、逆にアンコールをしないならどう動いてくるのかを予想しなければならない。
・放置してもいい?
おいかぜ、ひかりのかべを貼ったあとは手持ち無沙汰になることも多い。環境には耐久に振った型も多いので、ムーンフォースのダメージも控えめなことが多い。雨パならにほんばれ、アグロ特殊エースパならひかりのかべをされないようにするなど、動きを変えたほうが良い。
・まもる採用・テラス切りが少ない
技スペースの無いポケモンでかつ他のポケモンにテラスを残したいので、ガオガエンのフレアドライブなど抜群技1発で倒せる場面が多い。積み伝説軸なら早めに処理しよう。
対策の対策
前述のように、ねこだましを打たれにくい環境にあるのでタスキを持たせれば2ターン動かせることも多い。特に積み伝説の多い環境ではアンコールが一番嫌なので、タスキ+まもる採用も強い。
8位 リキキリン
強み
特性によってザマゼンタ・ザシアン軸に多い先制技やねこだまし、いたずらごころのちょうはつ・アンコールなどを封じることができるので、初手のトリックルームを止めることがとても難しい。選出画面にいるだけで、裏からリキキリンが来るのではないかという圧力をかけることもできる。タイプも優秀で、ゴースト無効とエスパー半減による対黒馬への強みと抜群が2タイプしかない。とくこうもC110と高く、一致サイコノイズによる対積み伝説への強みやイカサマによる対黒馬白馬への強みなども強い。
対策
・ふいうち以外の悪打点
パオジアンやドドゲザンなどの強みであるふいうちは防がれてしまうので、ふいうち以外の悪打点を入れる。特に最近のパオジアンはじごくづきが入っていることが多い(20250120現在で36.9%)。
A種族値も90あるので、イカサマでごり押しするのも強い。
・構築で持ち物を判断する
ミライドン軸のリキキリンはエレキシード、それ以外にはゴーグル、オボン、ゴツメ、メンハなどの耐久型と喉スプレーの火力型がある。水ウーラ対面で強気ならオボンやゴツメなどを警戒しよう。
・裏からリキキリンが来ても良いような技選択をする
先発にリキキリンが来た場合はトリックルーム貼るかふういんかを警戒し、先発にいない場合は裏から来てもいいような技選択をしよう。ミライドン軸のリキキリンは後発が多いイメージ。
対策の対策
火力型の強みと耐久型の強みがあるので、相手の意表を突きやすい。トリックルーム下でC補正の型や喉スプレーの型を相手しているとかなり強い。フェアリーテラスマジカルシャインもかなりの火力になる。テラスもばらけているので(水35.3%、フェアリー25.0%、じめん13.6%など)クローズドの強みを出していこう。
9位 白馬バドレックス
強み
イカれた高耐久とトリル性能の高さに加えて、全体高火力技がタイプ一致で打てる。更に特性できのみ無効+1匹倒す毎にA上昇があり、トリルを貼れたら止まらない最強エースになる。レギュG勝つには対策必須ポケモンの1体。
対策
・おにび採用
クリアチャーム採用が最も高いので、いかくよりも鬼火が対策しやすい。ガオガエンに鬼火採用するだけでも白馬に強く出れる…と思いたい。個人的オススメは水テラスHBウルガモス@ゴツメで、ペリウーラ白馬に刺さっていて最高だった。
・ワイドガード採用
メインウェポンであり代名詞のブリザードランスを封じてしまえば、基本的に10まんばりきしか打てなくなる。ザマゼンタやペリッパー、コジョンドなどワイドガードが打てるポケモンは意外と少なくない。全体技が飛び交うレギュGでは白馬以外にも役立つ場面が多いので入れ得。
・トリル対策
トリル軸そのものへの対策もある。リキキリンハバカミでトリル封印したり、ゴリラガエンウーラなどでちょうはつしたり、アンコール持ちのポケモンを横に置いて圧力をかけたり、モロバレルやコータスでトリルを利用したりするなど、たくさんの対策がある。上手い人はガエンカイナコジョンドのねこサイクルでトリルを枯らすことに慣れてる人も多い。
・流行りの構築の理解
wcs2024準優勝したビッチィさんの白馬ブジン構築のようなコーチング、白馬の苦手な炎打点対策のペリウーラの並びはもちろん、この指などで先制技を対策するバレルオーガポンリキキリンが入っているなどの構築が基本になっている。
鬼火対策で炎テラス、いかく対策でクリアチャームだけではなく、受けの水テラス、モロバレル対策の草テラスが基本だが、ミライドン対策の地面テラス、黒馬対策のノーマルテラス、炎水草打点に強いドラゴンテラスを頭に入れて戦いたい。
また、ペリッパーやトルネ、トドロクツキがおいかぜをする展開も少なくない。特にツキ白馬はリージョナルでワンツーフィニッシュを取るなど、完成度の高い構築といえるだろう。
対策の対策
相手が初手にトリルを貼らせないために全力を尽くしてくるか、トリルは許容してサイクル回してくるか、逆にトリルを利用してやるか、については構築から判断する。晴れパ目線は先発ウーラオスからペリッパー後投げされると本当に辛いものがある。
また、伝説ポケモンがエースになることの多いレギュGでは、伝説ポケモンにテラスを温存できるようにした方が強い場面が多い。白馬に関してもトリル中にパオジアンや悪ウーラのふいうち、おにびやキノコのほうしで動きにくくならないように立ち回りたい。
10位 黒馬バドレックス
強み
白馬と対のポケモンで、良くある高速アタッカーの頂点のようなポケモン。悪タイプとゴーストタイプ2つの4倍弱点持ちなので柔らかいイメージがあるが、そこそこの耐久があるためギリギリで耐えてからのドレインキッスで全回復やめいそうを積みまくることも可能。初手に手助けメガネ一致テラアスビで試合終了なんてこともでき、初心者でも扱いやすいポケモン。
対策
・4倍弱点技
この指などで防げない場合でなければ、テラスや交代などを強要できる。ふいうちを採用できるパオジアンや悪ウーラ、Sブーストで上を取れるハバタクカミなどが強い。
・ワイドガード
白馬でも前述したように、代名詞であるアストラルビットに加えて、SFのワイドフォースなど強力な全体技を防ぐことができる。特にイエッサン入りの黒馬ならアスビワイフォの全体技しか無い型もいるので、ワイドガードだけで完封することも。
・ノーマルタイプ、ノーマルテラス
アストラルビットは強力だが、ノーマルタイプで無効にできる(テラパゴスやアカツキガチグマ、イエッサンなど)。黒馬ミラーや白馬を使用しているならノーマルテラスも選択肢に入れよう。
特に黒馬のノーマルテラスはミラーに強い。本来は格闘打点が無効なので基本はテラスを切るタイミングで格闘打点が飛んでこない。さらにフェアリーテラスドレキ型もいるため、格闘タイプのポケモンを対面させにくい事情もあるだろう。
・ガオガエン
基本的にメガネ、たま、タスキが多い黒馬に対して、バークアウトを押しておけば何とかなることもある。その際、アスビやワイフォに耐えられるガオガエンやイーユイ、チョッキタケルライコなどが強く出られる。
更にガオガエンは黒馬のテラスを強要させる場面も多く、テラス読みねこだましを黒馬に打つこともできる(もしテラスを切ってこなかったとしても、交代か守る選択が多く、そんなに痛手にならないので安定行動だったりする)。
・トリックルーム
どんなに素早さに下降補正をかけても黒馬は早すぎるため、トリックルームで上から動かれることは無いと思っていいだろう(ピッピのおさきにどうぞなどを除いて)。構築単位で黒馬が厳しいと思っているなら、そんなに遅くない構築でもトリックルームを採用してもいいだろう。
・流行りの構築の理解
SV初期から強かった毒寿司に代わって、眼鏡ゴーストテラ黒馬+マタドガスで荒らした後に寿司でスイープする構築は対策必須だろう。黒馬が眼鏡ではなくたまだったり、ミラー意識でノーマルテラスだったり、黒馬ドガスにも幅が出てきている。
更に、以前のレギュGで多くいた悪だくみor瞑想黒馬+壁ロンゲピッピゴリラガエンウーラや、先発ディンラッシャでデバフ巻きまくって後発の黒馬でスイープする構築がいる。
どの構築にも、ふいうちなどの先制技を防ぐためのこの指要因がいることが多いので、アスビ一発で終わりの状況に持っていかれないために動いていこう。
対策の対策
ノーマルタイプや悪タイプをカモれる格闘テラバースト、バークアウトやテラス読みねこだましを防げる隠密マント、水ウーラやカイオーガ対策の水テラスなど型の広さが黒馬の強みである。クローズドBO1だからこそ、初見殺し性能が圧倒的に高い黒馬は人気だろう。