兵庫県知事選で問題になっていることは何ですか？（１）

 兵庫県知事選挙における主な問題は、前知事である斎藤元彦氏に対するパワハラ疑惑とそれに関連する一連の出来事です。
  2024年3月、元兵庫県職員が斎藤知事による職場でのいじめや汚職行為を告発する文書を複数のメディアや政治家に送付しました。斎藤氏はこの文書を入手し、4月に調査を開始、その結果、告発者である職員に対し名誉毀損として3ヶ月の停職処分を科しました。
　しかし、7月にこの職員が自殺と見られる状況で発見され、問題は深刻化しました。その後、県議会は斎藤知事に対する不信任決議を全会一致で可決し、斎藤氏は失職しました。この一連の出来事を受け、2024年11月17日に出直し知事選挙が実施され、斎藤氏は再選を果たしました。