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JWCADの開始から作成、終了まで(1)
JWCAD(JW-CAD)は、主に建築や土木設計などで使用されるCADソフトウェアです。以下は、JWCADの開始から作成、終了までの一連の流れを目次とともに詳細に説明します。
目次
JWCADのインストールと起動
ソフトウェアのインストール
起動方法
新規図面の作成
新規ファイルの作成
図面の設定
基本的な操作方法
座標系とビューの設定
線を引く・削除する
図形の移動、回転、縮尺変更
オブジェクトの描画
線分(L)
円(C)
矩形(R)
ポリライン(PL)
編集機能
コピペ(Ctrl+C, Ctrl+V)
クリア・消去
変更(スケール、回転、移動)
反転やコピー機能
寸法の設定と文字入力
寸法線の挿入
文字入力と書式設定
レイヤーの活用
レイヤーの作成と管理
レイヤーの表示・非表示設定
印刷設定とプレビュー
印刷範囲の設定
プリンタ選択と設定
プレビューで確認
図面の保存と書き出し
図面の保存
他の形式で書き出す(PDF, DXF等)
JWCADの終了
作業中の保存と終了
他の作業への移行
1. JWCADのインストールと起動
インストール: JWCADは公式サイトからダウンロードし、インストーラーを実行してインストールします。インストール後、デスクトップやスタートメニューからソフトを起動できます。
起動: インストール完了後、アイコンをダブルクリックして起動します。
2. 新規図面の作成
新規ファイル作成: 起動後、「新規作成」を選択し、図面のサイズ(A3, A4など)や単位(ミリメートル、メートルなど)を設定します。
図面設定: 作業する図面の基本的な設定(スケールや単位など)を行い、作業を開始します。
3. 基本的な操作方法
座標系とビューの設定: 作業開始前に、座標系を適切に設定します。通常、直交座標系(X, Y軸)を使用します。ビューをズームイン・ズームアウトし、作業しやすい状態に整えます。
線を引く・削除する: ツールバーの「線」ツールやショートカットを使って、直線や曲線を引きます。不要な線は「消去」ツールで削除できます。
4. オブジェクトの描画
線分(L): 線分を描くには「L」を選択し、始点と終点を指定します。
円(C): 中心点と半径を指定して円を描きます。
矩形(R): 対角線で矩形を描く場合、2点を指定します。
ポリライン(PL): 複数の線分を連結して一つのポリラインを作成します。
5. 編集機能
コピペ: 選択したオブジェクトをコピー(Ctrl+C)し、指定した場所に貼り付け(Ctrl+V)ます。
クリア・消去: 不要なオブジェクトを「消去」ツールで削除します。
変更(スケール、回転、移動): オブジェクトを移動、回転、スケール変更するには、適切なツールを選び、基準点を指定して操作します。
反転やコピー機能: 特定の方向に反転したり、指定した部分をコピーして別の位置に配置することができます。
6. 寸法の設定と文字入力
寸法線の挿入: 図面内に寸法を挿入するには、「寸法」ツールを使い、基準点を指定して寸法を引きます。
文字入力と書式設定: 文字ツールを使用し、必要なテキストを入力します。フォントやサイズの変更も可能です。
7. レイヤーの活用
レイヤーの作成と管理: 図面の要素ごとにレイヤーを作成し、管理します。これにより、各要素を個別に編集したり、非表示にすることができます。
レイヤーの表示・非表示設定: 作業中にレイヤーを切り替えて、必要な情報だけを表示することができます。
8. 印刷設定とプレビュー
印刷範囲の設定: 図面の印刷範囲を設定し、用紙サイズに合わせて調整します。
プリンタ選択と設定: 使用するプリンタを選択し、印刷設定を行います。
プレビューで確認: 印刷プレビューで図面を確認し、最終確認をします。
9. 図面の保存と書き出し
図面の保存: 作成した図面は定期的に保存します。保存形式はJWCAD標準形式(.jww)です。
他の形式で書き出す(PDF, DXF等): 完成した図面をPDFやDXFなど、他の形式で書き出すこともできます。
10. JWCADの終了
作業中の保存と終了: 作業が終了したら、図面を保存し、ソフトウェアを終了します。必要に応じて、バックアップを取ることもお勧めします。
他の作業への移行: 他の図面を開く場合や別のソフトで作業をする場合は、適宜作業を切り替えます。
この流れで、JWCADで図面を作成し、終了するまでの基本的な手順を理解することができます。