大腸菌は天才型?ヒトは努力型?
こんにちは!春花火です!約1週間ぶりの投稿です。ぜひ気楽に読んでいってくださいね。
とある授業にて
大学に通っていると、色々な講義を受けます。自分にとって面白いものとそこまででもないもの、両方ありますが、全体として今のところはかなり楽しめています。
さて、1回生は全共科目といって、いわゆる般教を取らないといけないのですが、私はその一つとして「細胞と分子の基礎生物学」なるものを取っています。その名の通り生物学の授業です。今週、その講義の中で一つ面白いお話があったので、ご紹介します!
生物の「目的」って何だろうか??
一度は考えたことがあるという人も多いのではないでしょうか。地球には多種多様な生物がいて、活動形態も各々で個性的です。しかし、あらゆる生物に共通していることもあります。「DNAをもつ」「子を残すことができる」「代謝を行う」などです。
ところで、もし仮に、生物が生きることに「目的」があるとしたら、それは何でしょうか。もちろん、この言い方はメタ的ですし、細菌が「俺は今日こういう目的で生きてるぜ!」なんて思ってはいないでしょう。しかし、生物の長い歴史を大局的な視点で見たなら、「細胞を次の世代に伝えていくこと」もっと簡単には「子孫を残すこと」にあると表現できるのではないでしょうか。
主と従
これもまた言い方や表現の話になってしまいますが、生物にとって「子孫を残すこと」が「主」で「それ以外」が「従」だとしてみましょう。
すると、大腸菌は、ほぼ「主」でやっているといえますよね。奴らは原核生物で、単細胞で、すぐ分裂して増えます。条件が揃えば、30分経たないうちに分裂できるそうです。つまり、奴らは、30分に一回は「目的」を達成してるのです!
対して、ヒトはどうでしょうか。子どもを育てるには圧倒的な時間と労力が必要です。また、ヒトの日常生活は「主」か「従」かでいうなら、ほぼほぼ「従」でしょう。勉強も、スポーツも、音楽も、生物の「目的」ではないのです。
天才型か努力型か
先生は仰いました。細胞を次の世代に伝えていくという「目的」を達成するための効率なら、ヒトより圧倒的に大腸菌のほうが優れているのではないかと。その意味で、彼らは「天才型」であり、我々ヒトは様々な苦労の果てにようやくそれを成し遂げる「努力型」であると。
たしかに、と思いました。
見方を変えれば世界も変わる
ありきたりなオチで申し訳ないのですが、要するに、世界は見方次第であるということです。先生は、この一連のお話を通して多様な見方をしてみることの大切さを説かれていました。「生物学の授業でオチそれかい!」と、なりましたが、逆に、個性に富んだ対象を観察し、相違点や共通点を考察する学問であるからこそ、この姿勢は大切であるとも思いました。
多角的に物事を検討せよ、かぁ。私の日常生活でも実践できる日が来ることを願います…!
ここまで読んでくださった方、大変ありがとうございます!
また次回お会いしましょう!