カマかけてみた
若い子に手を出しているんだろうな、というのは推測に過ぎない。
どうしようかなと考えた結果、
新卒ちゃんには申し訳なかったが、
「〇〇さんって、おにいちゃんみたいなところがあるよねー。
ちゃんと気にかけてくれてるっていうかなんていうか」
と、私なりにカマかけてみた。
すると、
新卒ちゃんはモラハラ男のことをたくさん話し始めた。
一緒にいるときにこんな話をされた、とかなんとか。
(ああ、その話知ってる。ああ、その話は知らない)
と思いつつ、新卒ちゃんの語りを聞いていた。
当然、仕事を辞めて東京に戻るという話も聞いていたみたいだ。
そんなやりとりが数回(数日)続いた。
正直、彼と付き合っていたことを墓場まで持っていこうと思っていた。
でも、あまりにも新卒ちゃんとモラハラ男のやりとりを見て聞いて、
新卒ちゃんが私と同じ道を歩んでほしくないなと思い始めた。
意を決して
「私、〇〇さんと付き合ってるんだよねー。でも、もうほぼ終わっているけどね笑。このことを言おうかどうか迷ったけど、
私はあの人に散々ひどいことをいわれてきたから、同じようになってほしくないから、ちょっと伝えてみた(てへ)」
その瞬間、新卒ちゃんの顔色が変わって
「すみませんでした!」と大声で言われた。
「いや!そういうつもりじゃなくて、本当にあの人はいい人そうで
なかなかの暴言者だから気を付けてもらいたいだけ!」(私)
その日以来、新卒ちゃんとは今でも仲良し。
腹を割って話すって絆を深めるのね、と痛感した出来事だった。
まもなく彼は仕事を辞めて東京へ帰るのだが、
最後の最後に会社に迷惑をかける出来事が…!
(なかなか終わらなくてすみません)