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ランス 昭和のロマン砲
広島カープの山本浩二が引退した翌年、1987年、広島に入団した助っ人がランスです。本名Rick Lancellotti。イタリア系ですかね。少年期に印象に残った助っ人外人の一人です。当時、スラッガーといえばバース、落合。ホームランだけでなく、高打率でもありました。そこにランス。ホームランか三振か。1987年は打率.218、ホームラン39本。バース、落合に見慣れてた自分にはかなりのインパクトでした。でも当たればすごい。高身長で割とスラっとした選手でした。
この頃、友達とゴムボールで野球して、豪快に空振りすると、「ランス、ランス」ってみんなで笑っていました。そんな、ランスも翌1988年は不振で、打率はさらに2割を切り、スタメンから外れることも多くなり、なんと、試合中ベンチで読書していたため、シーズン途中で解雇されました。その後、アメリカに戻り、MLB復帰も果たしました。
ランスの系譜を継ぐもの
ランスの影響か、ランス的な選手が大好きです。MLBを見始めてから、「ランスの系譜を継ぐ選手」を発見しました。
アダム・ダン
アメフトで鍛えた巨体。とんでもない飛距離のホームランと低打率。毎年、コンスタントに打率は.210、HR 40本以上。守備は苦手で、日本ではWBC日本戦でのエラーで知られた存在でしょうか。
ジョイ・ギャロ
マイナーリーグですが、10代で40本以上のHRを打ち、主にレンジャーズで活躍しました。通算100HR打った時、単打はそれより少ない93本。とにかく三振は多いですが、選球眼もよく、出塁率が高いです。ダンと違って守備もうまく、とんでもない強肩です。最近は、毎年所属チームが異なって、途中で解雇されることも出てきました。MLB The ShowでもContactだけでなく、Powerも60台くらいと寂しくなってきています。来シーズンはメジャー厳しいですね。どうですか広島。
マネーボール以後、ランスやダン、ギャロとまではいかないけど、低打率だけど、四球を選び、ホームランなどの長打を打つ選手が多くなった気がします。もちろん、バース、落合、大谷選手みたいなのが理想ですが、そういう選手は財政にゆとりのあるチームに行ってしまいますからね。
MLB The Show
以前のShowやMLB2Kだとコンタクトが低くても、長打のある打者は打率が高くなってしまいました。アダム・ダンでも3割近くになってしまうんです。ただ、最近のShowはランスタイプ、イチロータイプと成績が再現できるようになっています。ちなみに今シーズンプレイした私のランスはロッキーズのクリス・ブライアントでした。打率.210、HR 43。