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賢い人はなぜ感情を大事にするのか?


「冷静に考えないといけない」とか「感情に流されるのはダメ」とか、
なんとなく「論理的に(理屈で)考えること=善」「感情的に考えること=悪」みたいなイメージがあるのではないだろうか?

でも実際、人が行動を起こすのは「感情」が動いた時。
どれだけ理屈が正しくても、気持ちが動いてからでないと行動は起こらないのである。


感情を無視すると、なぜ人は動かないのか?


たとえば、上司からこう言われたらどうだろうか。

・「この方法が最適解だから、指示通りやって」
(理屈はわかるけど、なんか納得いかない)

・「これをやると、〇〇がもっと良くなって、みんなが使いやすくなると思うよ!試してみない?」
(なるほど、それならやってみようかな!)

後者の方が、すんなり「やる気」が湧くと思う。
これは、感情に訴えかけてから、理屈を伝えているから。

人は「納得」より「共感」で動く。

だから、「まず感情に響かせる → そのあと理屈を添える」流れが大事なのだ。


チャンスを逃す人は、感情を置き去りにしがち


よく「賢い人ほど冷静に考える」と言うが、
本当に頭が良くて賢い人は、感情と理屈のバランスを取るのが上手い。

一方で、「頭がいいのに、なぜかうまくいかない人」には、こんな特徴がある。

感情を軽視する
「論理的に考えればこうなるでしょ?」と、教科書通りのことしか再現できない

共感せずに押しつける
「正しいのに、なぜ理解できない?」と、相手の感情を理解できない

相手の気持ちを無視する
「感情論はいらない」と自分本位の尺度でしか測れない


これだと、いくら頭が良くても人がついてこないし、「自分も誰も動けない」状態になってしまう。


感情 × 理論 → 行動につながる


ではどうすればいいのか?

1・ 最初に感情を動かす(共感・興味を引く)
2・そのあとで、理屈を伝える(納得させる)
3・「なるほど、やってみたい」と思わせる(流れを作る)


この流れができると、人の心が動くし、行動につながる。

・仕事の交渉 → まず共感して、理屈を後から添える
・SNSの発信 → 興味を引いてから、伝えたいことを説明する
・チームマネジメント → 相手の気持ちを尊重しつつ、理屈を伝える

つまり、どんな場面でも「感情 → 理論」の順番を意識すると、
「伝わらない」「動かない」が減るということになるだ。


賢い人が感情を大事にする理由



人は「共感」で動く

いきなり理屈で説得しようとすると失敗する

感情と理論のバランスが大事
どちらかに偏るとうまくいかない

「まず感情 → そのあと理屈」
この順番で伝えると、行動につながる


論理だけでは人は動かない。
感情だけでも行動は続かない。


だからこそ、感情で火をつけて、理論で背中を押す
この流れを作れる人が、結局「最強」なのではないだろうか。


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美枝
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