「ケアレスミスを直したい」
小学校3年生の1学期の通知表
特記事項に書かれたのは、
「字の乱雑さとケアレスミスを直したい。」
だった。
成績そのものは、可もなく不可もなしなのだが、
この一文に心を抉られて、いまだに思い出し、
更に自分を責めている。
確かに、ノートに記入していた文字は美しくはなかった。習字も習わず、丁寧にも書かず、自分が読めればいいかなと思っていた。
特に国語が酷かった。確かに酷かったんだけど
理由もなく乱雑な訳ではないのだ。
例えば何かの“感想を書きましょう”となった場合、
頭に浮かんだ言葉が消えないうちに書き留めたくて
ドンドン字が乱れていく。
そして間違える。
消しゴムでキチンと消す時間さえ惜しくて、
とりあえず今は黒く塗りつぶして、あとから消そうと考えていることもあった。
そしてその黒塗りを消し忘れて怒られる…
「チャンと消しゴムで消しなさい!」
((「……でもさぁ消してるうちに
書きたいことまで消えちゃうじゃん……」))
言えなかったので、今言います。
急いでいたんです、とても。
おっと、よく見たら2学期にも同じことが書いてある。
「字の粗雑さとケアレスミスをなおしたい」
微妙に言い回しを変えてきたな。
小学3年生に『乱雑』だの『粗雑』だのと、随分な
言いようだな〜。
・乱雑とは 乱れていること。入りまじっていて
無秩序なこと。また、そのさま。
・粗雑とは いいかげんでおおざっぱなこと。
また、そのさま。ざつ。 -goo辞書より-
酷くなってるじゃんか、2学期の表現!
この黒丸塗りつぶし癖は、大人になっても消えず、
仕事中も頻繁にやっていた。
重要な書類などにはやらないが、電話のメモなどには頻繁に登場した。
さすがに⚫️だけだとカッコ悪いので、ミミを付けて
ウサギ🐰っぽくしたり、上に小さい黒丸を足して
肉球🐾にしたりした。
肉球は、自分の目印になっていた。
自分の記事を幾つかお読みいただいた方は、
お気づきかもしれないが誤字・脱字・言い回しが
おかしいことが時々ある。
重々気をつけているつもりだが、見落としが結構あるのだ。
なんとなく以前の記事を読んでいて、
慌てて編集していることも度々だ。
内容は変わらないけれど、言い回しを替えることも度々ある。
ケアレスミス 不注意による誤り。
軽率なまちがい。 -goo辞書より-
読みにくいところ、おかしな日本語を見つけても
どうか目くじらを立てずに、お読みいただけると
倖である。
(人生、生きている間は全て修行。
今日も書いて…消して…)