国語表現の授業〜提出物より②
作文 二つの豊かさ
今日の日本では、食べ物や着るものが、少なくて苦しい家は、ほとんどとないといっていいくらいない。本当に豊かになったものである。毎日毎日、違ったものが食べられるし、服だって着古すことがないくらいの枚数を持っている人の方が多い。
「今の世の中は金だ」とよく言われている。商品はもちろんお金を出して買うし、家の中の掃除を好きな時にやってもらうこともできる。本当にお金さえあれば、物理的には一生豊かに過ごすことができる。
しかし、精神的な豊かさまではお金でまかなえるだろうか。
お金がいくらあっても、心から幸せにはなれないと私は思う。若い頃から一生懸命働いて、通帳に記される預金額が増えて行くのを毎日眺めている生活をしてみたいと思うことがあるが、一生そのままでは、人間としての豊かさが半減してしまうような気がする。
疲れきって仕事から帰った時、何か障害にぶつかった時には、やさしく言葉をかけてくれて、一緒になって悩んでくれる人がやはり必要だ。上辺だけの人なら、もしかしたらお金を払ってレンタルすることができるかもしれないが、それではあまりにも寒々しい。やはり家族にしても、友人、異性にしても、そのような人は必要である。自分の心を打ちあけれるような人こそが、心を豊かにしてくれるのだ。
私たちは毎日お金と一緒に生活している。何をするにも、何処に出掛けるにもお金か、お金で買ったものが必要だ。そんな現代だから、私たちはお金で買えない心の豊かさを忘れていけない。自分の心を豊かなものにしてくれた人に感謝もし、いつの日か、わずかな金額にせよその人の心に返済し、心豊かになるための手伝いをするべきだ。
先生の評価
題のつけ方 いいでしょう
あなたの意見がはっきりしています
自分のこととしてよくとらえています
総合評価 A
・あなたの心を豊かにしてくれる人を
早く見つけてください。
平成の足音が、遠くに聞こえている頃に書いた作文である。この頃に既にレンタル家族・オジサンを予期していたとは、自分に◎をつけてあげたい。
原稿用紙2枚に収めることになっていたので、これ以上長い分も書けず、短ければ減点で、やりにくかった記憶がある。
今、OPENして欲しいのは、アウトレットや〇〇モールなどの大きめのショッピングエリアの、家族と一緒に来たけれど、付いて回るのが辛いなぁと思っている
「オジ様預かり所♡」だ。
酒類は無し、上質のコーヒー紅茶、緑茶が飲み放題。最新の雑誌、新聞読み放題。Wi-Fiフリーで、
ゆったり喫煙所完備。
軽食は200円でつけられる。
適度に隣と離れたゆったりソファ。
いい音楽が流れてる空間。
そして、家族から
「荷物がいっぱいだから来て」
とか「帰るよ」と言われたら
スタッフが笑顔でお見送りしてくれる
サービス付き。
ダメかなぁ…
いいと思うんだけどなぁ…
「オジ様預かり所♡」