冬の制服のYシャツは 襟だけ アイロンかけてたなぁ…
今から約40年前の話し。
( そこの アナタ 倒れないで下さーい )
ごく普通の女子高校生をしていた かものはし1号。
通う高校には 制服がありました。
元は女子校だったのですが途中から共学になった経緯があり その時に制服のデザインが 女子はセーラー服から ブレザーのネクタイ付きに一新されました。
男子と見た目は ほぼ同じです。
ネクタイは 2色。輪っかになった 簡易タイプではなくて 自分で締めるものでした。
そんな制服の指定ワイシャツの 「襟」は まるで サラリーマンのソレの様に しっかりと高さがあって バリバリに芯の入った物なのでした。
入学したての頃 毎朝着るたびに 首にコルセットをはめているかの如く 肩が凝りました。
前を見ているだけなら良いのですが 板書の度に 首を上下に動かすのも ままならないほど バキバキに硬い襟なのでした。
そんな硬い襟を嫌ってか そのうちに 指定ではない(規則違反に当たる)Yシャツやブラウスを着る生徒が現れるのでした。
勿論 担任や生徒指導の先生から 注意や指導が入ります。
「抜き打ち制服検査」
なるものが 行われることも ありました。
前もってわかっていれば 指定のYシャツに着替えることもできますが 時間がない時はどうしようもありません。そんな時は “襟だけ上から付けて ネクタイを結ぶ作戦“を実行するのでした。
今思えば 何ともったいないことを…と思いますが 指定のYシャツを 最近頻繁に見かける“つけ襟”の要領でピンキング鋏でカットして 常時 ネクタイと共に用意しておくのでした。
ぱっと見は “大人版 よだれ掛け ”とでもいいましょうか。
ベストとブレザーを上から着るので “大人版 よだれ掛け ”+“ネクタイ”の 一見すると妙な格好も 全くバレることはありませんでした。
めでたし めでたし㊗︎
そして 冬。
Yシャツの洗濯は 親がしてくれていましたが アイロンは 自分ですることもありました。
冬は襟しか見えない Yシャツ…。
「アイロンがけは ブレザーを着てもどうしても見えてしまう 襟の周りだけでも良いんじゃないの? 」と思った私。
今までは 真面目に 袖も前見頃も 後ろも ぜ〜んぶにかけていたのを 襟周辺だけに集約しました。
誰にも気づかれませんし 不自由はありませんでした。
これを 手抜きと言うか 時短と言うか タイパと取るかは 人それぞれですけれど 少なくとも 冬の間の 上着を絶対に脱がない時は いいかなと 思っていました。
最近の様に ハンガーにかけたままかけられる スチームアイロンが無かった時代。アイロン台(板)を出して 畳の上に正座して 一枚一枚Yシャツにアイロンをかけるのは 結構大変でした。
ノーアイロンのYシャツが 制服に取り入れられているのは 羨ましいし いいことだなぁと 思いました。